うつ病の状態はまるで電池の劣化したスマホのようだ

うつ病は電池が劣化したスマホ

こんにちは。うつ病ブロガーのだいだいです。

うつ病の苦しさ、辛さというものはなった人にしか分からないことで、そうであるからこそ、うつ病の理解もなかなか進まないと思うんですけど、この辛さや苦しさを現代人により分かりやすいように表現するならば,「電池が消耗して劣化したスマートフォン」を使っているようなものでしょうか。

うつ病でもなんとかなるけど思い通りに身体は動かない

michaljamro / Pixabay

スマホの電池が劣化したって使えるのには変わりないけれどすごい不便だ

あなたは電池が劣化したスマホって使ったことがありますか?

一般的に普及しているスマートフォンのリチウムイオン電池の容量って、だいたい500回以上充電を繰り返すと、本来の使っていない新品のバッテリーと比べ、80%以下のパフォーマンスになってしまうと言われています。

1年は365日なので、この計算だと毎日1回充電していると2年は持たない計算ですね。

だからスマホは2年ごとに機種変更をするという方も多いと思います。

さて、電池の劣化したスマートフォン。

電池が劣化したって、そのスマホがいきなり全くの使い物にならないものになるかと言えばそうではありません。

メールも電話もネットもゲームもすぐに使えなくなるわけではなく、電池が劣化してもそのスマホは使い続けることが一応可能です。

ただ、

  • 朝、完全に充電していたにもかかわらず夜、家に帰るまで電池が持たない。
  • まだ電池残量が40%もあると表示されていたにもかかわらず、いきなり電池が切れる。

というような事象が発生します。

これってはっきり言ってすごい不便です。

特にスマホをよく使いこなしている人ほど、この状態っていうのは不便を感じますよね。

だから、

  • 「スマホゲームの体力が満タンになった!」
  • 「ツイッターのタイムラインが見たい!」
  • 「あのサイトが更新されているはずだから今すぐに見たい!」

などと思った瞬間にスマホの電池が切れていると、現代人はすごいストレスを感じると思います。

実はうつ病もこれと同じなんです。

うつ病になると身体が疲れやすくなると言われます。

一般的にはうつ病の患者は健康な人と比べて3倍ほどの疲れとなると言われています。

しかしそれだけではないんです。

うつ病になるとスマホのバッテリー劣化のように体力の最大値も削られるんです。

健常者であれば体力の最大値は高く、そのためバッテリー切れも遅く、たとえバッテリーが切れたとしても1日寝るだけで翌日は100%フル充電できているので、自分の思い通りに身体を動かすことが可能です。

しかし、うつ病になると、そもそも体力の最大値がもともと低いので、ちょっと動いただけですぐにバッテリーが切れてしまう、しかも、1日寝ても健康であった頃と比べると、20%~30%ぐらいしか充電することができません。

充電ができないため、翌日になっても身体が思い通りに動かないし、疲れも全く取れないのです。

僕は先月、2年近く使ったスマホの電池を交換しに行きました。

それまでは夕方になると電池が持たなくて、出かけるときはいつも予備のバッテリーを使ってスマホの充電をしていたんですよね。

それが電池交換を行った後は予備のバッテリーを使う必要はなく、スマホを快適に使うことができるようになったんです。(それでも僕は念のため、外出時は予備のバッテリーを持っていくことも多いですがw)

ですがうつ病になった身体や脳はスマホの電池と異なり交換することができません。

それでも電池が元気な健康なスマホと、電池の劣化したスマホは外見では見分けはつきません。

それと同じように僕をはじめ、うつ病の患者さんの中でも回復期や再発防止期の人は健常者と見分けがつきません。、

うつ病の身体や脳の状態を例えるのならば、まさに電池がへたって劣化したスマートフォンを想像すれば、特にスマホを毎日使っている現代人には分かりやすい例ではないかと、僕は思った次第です。

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