こんにちは。先日LINEのデータ移行に苦労した大ちゃんです。
この記事では最近話題となった「クローンiPhone」について、実際に僕が機種変更した際にわかったことや、その対策について書いていこうと思います。
いきなりですが、今僕はiPhoneを2台持っています。
先日新しく発売されたiPhone SEとこれまで3年間使ってきたiPhone 5。
実は僕はiPhoneを機種変更したのは今回が初めてです。
携帯電話って機種変更すると前に使っていた端末は手続きをすると自動的に利用できなくなると思っていたのでびっくりしました。
クローンiPhoneの完成
僕はiTunes(パソコン)に機種変更前のiPhoneの暗号化したバックアップをとり、新しいiPhoneにデータを移行しました。
すると全く同じホーム画面のiPhoneが2つできあがります。
左(スマートフォンでご覧の方は上)が旧iPhone、右(下)が新iPhoneのホーム画面
iTunes(パソコン)を利用してバックアップをとり、別のiPhoneに復元すると誰でも簡単に「クローンiPhone」を作ることが可能です。
ほとんどのアプリがログインなしでアクセス可能
もちろん電話回線は切り替え作業により「圏外」となり古いiPhoneでは利用できなくなったのですが、アプリやブラウザに残っているデータはWi-Fi(無線LAN)に接続することで機種変更しても普通に通信して使用することが可能です。
例えばツイッター。
新しいiPhoneでアプリを起動しても古いiPhoneでアプリを起動してもログインなしで自分のアカウントにアクセスすることができます。
左(上)が僕の旧iPhoneのツイッターアカウントの画面。圏外になっていますがWi-Fiで利用できます。
フェイスブックもログインなしで入ることが可能です。
メールもシンクロします。
新しいiPhoneと古いiPhone、どちらにも同じ通知がきます。
アプリだけではありません。
サファリなどのブラウザにIDやパスワードを自動暗記させている場合、会員登録しているwebサービス(アマゾンや楽天などのネットショッピングなども含む)にもアクセス可能です。
他人に渡ると非常に危険な状態に
この「クローンiPhone」問題。自分で使用する場合は問題ないのですが、これが他人に渡ると非常に危険な状態となります。
一時期ベッキーと「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音の不倫騒動が世間を賑わせていましたが、この時は本人たちのLINEのトーク画面が第三者に流出したことが問題になりました。
これは上記のようにiTunesで暗号化したバックアップをとり、クローンiPhoneを使用したため流出したと言われています。
この件でLINEは複数の端末からログインすることができなくなりましたが、他のほとんどのアプリでは2016年4月現在も対策はとられていません。
恐ろしいことに違う端末からアクセスしているにもかかわらず、バックアップを復元させたクローンiPhoneからアクセスした場合、同じ端末からのアクセスと認識されてしまうのです。
そのため何らかの理由でクローンiPhoneが他人に渡った場合または作られた場合、個人情報が流出するだけでなく、本人に成りすましてメッセージを送ったり、SNSに書き込んだり、さらには勝手にネットショップで商品を購入されたりすることも可能になってしまいます。
クローンiPhoneの対策方法
機種変更で改めて知ったクローンiPhoneの恐怖。この事実には僕もびっくりです。
現段階で行うことができる対策は他人に自分のiPhoneを操作させないことです。
外出時はトイレに行くときなども含めて肌身離さずiPhoneを持っておくことがなによりの対策です。
そして基本的な対策となりますが、iPhoneに他人に推測されないパスコードを設定する、またiTunes(パソコン)にバックアップをとっている場合、第三者にiTunesを使用させないことが重要です。
第三者にiTunesへアクセスさせなければクローンiPhoneを作ることは不可能ですので、上記の対策を徹底することが一番の対策だと思います。
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