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うつ病からの回復には「あきらめること」も大切だと思う

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うつ病からの回復には「あきらめること」も大切だと思う

こんにちは。うつ病ブロガーの大ちゃんです。

うつ病を寛解に持っていくために、ネットの情報の中には、

「なるべく外に出て日光を浴びた方がいい」

とか、

「筋トレをして身体を鍛えたら早く治る」

などなど、「こうすればうつ病が治る!」というような、様々なアドバイスをよく見かけます。

こういうのは、当然ですが、「完全に間違っているもの」でもないし、かといって絶対に正しいというもの」でもないので、うつ病の寛解に効果があるのかどうか、そして、どれくらいの効果があるのかは、人それぞれですし、実際に試してみないと分かりません。

ですが、その方法を知った家族など、うつ病の患者さんの周りの人は、それらを全て鵜呑みにしてうつ病の当事者に教えてくれます。

この行為自体は「なんとしてでもうつ病を早く治してあげたい!」という、藁にもすがる周囲の人の想いだと思うので、当たり前のことだと思いますし、ものすごくありがたいことなんですけど、うつ病の当事者にとっては、こういうアドバイスは、ありがたいと思うのと同時に、ものすごいプレッシャーも感じるんです。

今回はそういうお話です。

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「他人に言われてやること」ができないのもうつ病の症状の一つ

たしかに、たしかに、そうやって気遣ってくれるのはとても嬉しいことです。

でも、うつ病で苦しんでいるときの本心というのは、

「もうちょっとほっといてくれた方が楽なのになあ」

と思ったりすることもあります。

うつ病の症状は人それぞれですので、あなたがどうかは僕には分かりませんが、僕はうつ病になってからは、「人に命令されて動く」というのが、もう、絶望的というほどできなくなってしまいました。

こう言うと、うつ病が「ただのわがまま」や「甘え」と誤解されることも多いです。

でも、それどころか、僕はうつ病の症状が重い時は「自分がこうしたい!」と思うことすらできなくなっていたんです。

早起きしようと思ってもできない。

それは夜まともに眠れないから。

散歩に行こうと思っても行けない。

それは身体が重くて足を動かすのにものすごいエネルギーが必要だから。

重症のころは風呂場にさえ行けない、服を着替えることすらできない。ただ天井を見て横になっているだけ。

こういうのはやる気が出てこないというのも要因の一つにあったと思いますが、そもそもうつ病は心の病なんかではなく、脳の機能障害の影響でそのやる気が失われてしまう病気なんです。

参考「うつは甘え」と馬鹿にしている人は自分がうつ病になっても甘えだと思いますか?

そして、それに加え、ブログを始める前の、当時のうつ病の症状が重かったときの僕は、「働いていないのに食事を食べさせてもらうなんてクズ人間だ」と思い込んでいた時期があったので、自ら「食べること」や「遊ぶこと」を拒んでいたのかもしれません。

希望を見いだせない人に「頑張れ」というのは順序が逆

僕はうつ病になる前にも、困難に陥ったときは、自分なりに考えてどう行動すれば解決できるのか考えて、それを実行していきました。

学生の頃は、例えば「暗記ができないときは勉強方法を変えてみる」。

他にも「発表や面接の前には事前にできる準備をしておく」「苦手な人とは距離を置いてみる」・・・などと、具体的に行動に移し、試行錯誤してこれまで何とか生きてきました。

こういうことができたのは、希望が見いだせたからだと思うんです。

「こうすれば事態が好転する可能性がある。」

その可能性が高ければ高いほど、人間っていうのは頑張ることができるのではないでしょうか。

それがうつ病になったら僕は全くできなくなってしまったんです。

そして、しまいには、

「こんな自分なんて何もできないし、何もできないのなら何もしたくない。」

「そうやって一生このまま歳だけ食って死んでいくのだろう。」

「そんなのは辛すぎるから、それならいっそ、今死んだ方がいいのでは。」

「もう自分の人生は終わったのだ、だから今死んだ方が周りも自分もこれから苦しまずに済むんだ・・・。」

うつ病を患って数か月~半年ぐらい過ぎたころには、僕はそういう思いに駆られるようになりました。

そんな状態のときに、冒頭に書いたような「なるべく外に出て日光を浴びた方がいいよ。」なんて言われたら、もう、ほんとにげんなりどころかうんざりします。

「いやいや、それができたらやってるし、できないから苦しんでいるのになんで分かってくれないんだよ!!」

って感じです。

こんなことを言うと、

「あなたのうつ病を治すためにせっかく言ってくれているんだから、逆に感謝しなければいけないのに、何なんだその態度は!」

と思う人もいると思いますが、うつ病の苦しさや辛さが微塵も分からない人にこの想いを説明するのは、それこそ僕のうつ病を余計に悪化させる要因になってしまいます。

僕は希望を見いだせないのに「頑張れ」といのは順序が逆だと思うし、うつ病で苦しんでいる人には、「頑張れ」と言う前に「トンネルの出口は絶対にあるんだよ。」と勇気づけてあげることの方が大切なのではと思うんです。

「努力」や「頑張り」だけではどうやっても改善されないこともある

うつ病というのは何も珍しい病気ではなくて、実際には誰もがなる可能性がある病気なんですけど、うつ病になった人っていうのは、これまで「努力」することや「頑張る」ことをいとわない、真面目で責任感が強い人が多い傾向にあります。

ですので、うつ病の人で苦しんでいる人が、周りからただ単に「頑張って!」と言われても、心に響かないし、原動力にはならない場合が多いのです。

なぜならば、うつ病になった人っていうのは、これまで「サボってきたばかりだった人」や「何もしなかった人」そして「そこそこ頑張った人」でも「普通に頑張った人」でもなく、「頑張りすぎ人」だから。

頑張らなくてもいいのに、80%ぐらいの力で十分OKなのに、何事も100%も120%も頑張り続けてしまった人だから。

だから「頑張って!」と言われると、むしろ、

「今まで頑張って努力も人一倍してきたのに今さらどう頑張ればいいの・・・」

とか、

「こんなに自分のことを心配してくれているうえに応援までしてくれているのに、何もできない自分はほんとにダメでクズな人間なんだな・・・(じゃあ死んだ方が・・・)」

と思って余計落ち込んでしまい、最悪の場合、自分で命を絶ってしまうこともあります。

個人的に思うのは、うつ病の人は「努力」や「頑張り」だけではどうにもできなくなって人生が積んでしまった人、うつ病の人っていうのは、多かれ少なかれそういう経験のある人なのではないでしょうか。

こう分析してみると、うつ病ってほんとに複雑でめんどくさいですよね。

頑張らなくていい。大切なのは「自分のペース」

それでも、どうしてもやる気を出して、何とか「頑張ろう!」と思えるときはあります。

そんな時が訪れたとき、僕が意識していることが一つあります。

それは「自分のペースで無理なく」ということです。

実はうつ病の療養中はこれに尽きます。

というのも、仕事や家事のみならず、散歩や入浴、読書、ゲームなど、何をするにも、自分が心から「やりたい!」と思う動機が最初の出発点であるからです。

ここは大事なのでもう一度言います。

自分が心から「やりたい!」と思う動機が最初の出発点だということです。

だから、逆に言うと、そうやって少しでも「やりたい!」と思うまでは無理に頑張らなくていいんです。

周りの人が「これしてみたら?」というのには従わなくていいんです。

むしろ、従わない方がいいかもしれません。

最初はものすごい罪悪感を感じると思います。

でも、うつ病のあなたはこれまで頑張りすぎたんだから全然いいんです。

次に、「これならやってみたいし、やれそう!」

そして、「よし、やろう!」となった時にすぐに実行します。

こんなこと当たり前のことだと思う人もいます。

だけど、僕もそうだったし、うつ病の人にとっては難しいことだと思うんです。

さらに、「やりたい!」と思う瞬間は、ほんとに数分程度で消えて、身体にだるさが襲って来たり、「まあやらなくていいか」となってしまったりするので、「やりたい!」と思ったその瞬間が大切です。

この「やりたい!」と思った時にやってみることを習慣にして、少しずつ、少しずつ、ゆっくりと無理のない範囲でやっていきます。

もちろん、好きな時に休んだっていいし、しんどいときには数日間停滞したって全然いい

そのかわり、自分が「やりたい!」という気持ちを大切にして、自分の気持ちに素直になる

その時に大切なのは「自分のペースを大切にすること」

何年、いや、何十年かかってもいいし、それに正解も不正解もない。

この一歩一歩の行動が少しずつ少しずつ積み重なっていくことで、自分の意志で何かを成し遂げていくことに抵抗を感じなくなっていき、自己肯定感もだんだんと育まれていきます。

「あきらめる」ことで新たな人生が始まることも

冒頭に挙げた、

「なるべく外に出て日光を浴びた方がいい」

「筋トレをして身体を鍛えたら早く治る」

これらのアドバイスがまったく役に立たないということではありません。

でも、このアドバイスが有効なのは、ある程度元気になって、ある程度の日常生活を送れるようになってからです。

うつ病の急性期の症状が重い時に、そんなしんどいことはやらなくてもいいんです。

「今日は体調がいいから、机の上の掃除をしておこうかな」

「遠くは無理でも10分程度なら外を歩いてみようかな」

「この本、面白そうだからちょっと読んでみようかな」

などなど、そんな感じで全然いいんです。

むしろ、それの方がいいんです。

うつ病の症状がひどい、急性期の時は、起き上がることさえ出来なくなります。

だから少しでも、「やりたいと思った時にやってみたら、意外とできたじゃん!」という成功体験ができたらそれでいいと僕は思います。

できないことはできないでいいじゃないですか。

本当はできないのにできるとかっこつけるより、こっちの方が素直です。

よく言われることですが、「あきらめる」という言葉は「明らかに見る」から来ています。

ちなみに僕はうつ病になって「就職することをあきらめた」ことにより、今はブログの執筆やサイトの運営が仕事になっています。

できないことをあきらめ、「明らかに見る」ことによって、できることだけをやっていると、気持ちが楽になり、気が付いたら一歩を歩み始めていた。っていうのも、うつ病からの復帰の道としてアリなのではと僕は思います。

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書いている人

大ちゃん

社会人1年目で就職した会社で過労・睡眠障害によりうつ病を発症後、休職から退職に追い込まれた26歳の男。現在はうつ病療養の傍ら複数のサイトを運営。当ブログ『夢民島』は毎月5万人以上の人に読まれています。 [詳細]

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