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うつ病を隠して復職しても誰も幸せにはならない理由

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うつ病を隠して復職しても誰も幸せにはならない理由

こんにちは。うつ病ブロガーの大ちゃんです。

うつ病になって一度会社を辞めた人は、急性期が過ぎ回復期を迎えると復職を考えようと思っている人も多いと思います。

そんな時、あなたは新しい仕事を探すにあたってうつ病を隠して働こうと思ってはいませんか?

僕はうつ病を隠して働くなんてやめた方が良いと強く思います。

その理由はあなた自身も損をするし、うつ病であるあなたを雇用することになった会社も損をして結局は誰も幸せにならないと考えているためです。

これは一体どういうことか今回は詳しく考えていくことにします。

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精神疾患を隠して働くということ

仕事を探すと言っても、当たり前ですが仕事を探して面接に通過し会社に入社することがゴールではありません。

仕事探しはあくまでスタートであり、会社に勤め始めたからといって病気のことを考えなくて良くなるというようにはなりません。

うつ病の人が復職をするということは体調を気にかけながらも仕事をしっかりこなしていかなくてはいけないことを意味します。

そのため、うつ病に限らず、精神疾患をクローズにして働くということは次の2つのことを覚悟して受け入れなければならないのです。

  • 病気による辛さに耐え続けなければならない
  • 職場や会社関係の人に嘘をつき続けなければならない

僕はうつ病になった人がこの2点を我慢して働き続けるのは正直に言って無理ゲーだと思います。

以前に書いた記事にも書きましたが、結局は行き詰まるので僕はうつ病などの精神疾患や障害はオープンにして仕事をするべきだと考えています。

参考うつ病をカミングアウトすべき?うつ病はオープンにした方がいい理由

これからその理由を考えてみることにします。

長期間働くのならば隠し通すなんて不可能

短期アルバイトなど数時間や数日間だけ働くならともかく、うつ病になった人が普通に健常者と同じようにサラリーマンとして長期間会社に雇われるのであれば、うつ病であることを隠して働くなんてそもそも不可能ですし、必ずボロが出ます。

業種にもよりますが、一般の会社であれば週5日働くことになり、うつ病を患っているとそれだけでも大変ですが、体調が悪化してその日は休みたいと思っても、一度うつ病になったあなたなら「会社に迷惑をかけてはいけない」と思い無理をして出勤することでしょう。

このように病気の症状が急に出てきても隠し通さなければならないため、その辛さに耐え続けたうえ仕事をしなければならないのです。

そしてもし仮に休んだとしても、休むたびに職場の人に風邪だと嘘をつき続けて働く自分に嫌気がさしてしまうのではないでしょうか?

こうして会社を休んでいる間にも自責の念でいっぱいになり、気にせずにゆっくり休むことなんてできないでしょう。

あなたがうつ病を完全に克服して、

「うつ病だなんて別にバレなきゃいいんだよ、バレたらバレたときだぜwwひゃっはー!!」

と自信満々に思えるような精神ならこれは問題ないと思いますけど、僕はうつ病になった人にそんな強いメンタルの持ち主がいるとは到底思えません。

会社はおろか、友達どうしでもうつ病を隠し続けるなんて至難の業です。

ましてやサラリーマンとして会社に雇われようなら、友達どころか家族よりももっともっと長い時間、会社関係の人と共に時間を過ごすことになるんです。

そんな状況の中、隠し通せるわけがないですし、僕はそもそもうつ病の人がこれに耐えられるとは思いません。

精神疾患や障害はオープンに

そのため、うつ病などの精神疾患や障害は包み隠さず全てオープンにして仕事を探した方がいいのです。

就業形態にもよると思いますが、病気をちゃんと公表していると、その病気を理解してくれている人しか仕事を与えてくれません。

そのため確かに病気を隠していた方が与えられる仕事の選択肢は多いですが、それだと仕事の質が下がってしまい、最悪再び仕事を失ってしまうことにもつながります。

こうなってしまうと冒頭に述べたようにあなたもあなたを雇った会社も誰も幸せになりません。

幸せになるどころか両者とも不幸になってしまします。

過去にてんかんという病気を会社に隠して働いていた人が業務中に車を運転していたときに発作が起きて死亡事故を発生させたこともニュースになりました。

それならば病気はオープンにして自分に合った1つ1つの仕事に集中し取り組んだ方が長い目で見るとプラスにつながるのではないかと僕は思うのです

そもそもなぜ隠すのか

しかし僕がここまで言ってもまだ隠して働こうと思う人の方が多数なのではないでしょうか。

そもそも初めから隠さずにオープンにしていればこんな問題は起きないわけですが、なぜ隠すといった発想になるのでしょうか?

それはやはり「病気に対する差別や偏見が怖い」と言った理由が大きいのではないでしょうか。

病気とは少し話が変わりますが、いじめられていて辛い思いをしているにもかかわらず、その事実を親や先生など周りの大人に相談しない子どもがいます。

それはその子が「自分はいじめられている弱い人間だ」と周りの大人に思われるのを過度に恐れているからだと思うんです。

「自分はいじめられる弱くて情けない人間だ」と周りに思われるのが嫌で嫌で、それなら「いじめられている方が学校の中だけなんだからマシだ」と考えるからではないでしょうか。

オープンにしない理由もこれとほぼ同じで「病気であることや障害を持っていることを言うと不利な扱いを受けるのではないか」とレッテルを貼られるのを恐れているからなんです。

でもよく考えてみると、隠すこと自体がおかしな話で、いじめられていることや病気であること、また、障害を持っていることは別に盗みや殺しなどの罪を犯しているわけでもないですし、何も悪いことをしているわけでもないので隠さずに堂々としておくべきなんです

病気や障害の当事者が変に隠そうとするから「なんかやましいことでもあるのかな??」と周囲の人に思われるのです。

だから僕も堂々とうつ病であることをこのブログで全世界に公表していますし、僕のように公開する人が増えることで病気や障害に対する理解も進んでいき、ゆくゆくはそのような人も働きやすい社会に変わっていくのではないでしょうか。

しかし病気や障害を持っている人は健常者と比べてハンデがあるのは事実だし、雇う側である会社もそのような人が貴重な労働力になるとはあまり期待していないのも本音であり事実なんです。

そんなことを言うと「差別だ!」と叫ぶ人もいますが、そんなことを声高く言っても何も解決はしません。

問題の本質は差別を解消することではなく、その事実を受け入れたうえで、病気や障害を持っている人でも無理なくそれぞれ自分のペースで自分に合った仕事を見つけることができる世の中にしていくということなんです

病気や障害の当事者が精神疾患を隠して働いても、また精神疾患の人の採用を敬遠する企業を批判しても問題は解決しませんし誰も幸せにはなりません。

まとめ

ともかく僕はうつ病はオープンにして働くべきだと思っています。

うつ病をはじめ精神疾患を隠して働くということがどういうことかをまとめると、

  • 自分と会社に毎日嘘をつき続けて生活することになる
  • バレることに怯えながら働かなければならない
  • 健常者と同じ土俵で仕事をしなければならない
  • バレた時に自分だけでなく会社関係の多くの人に迷惑がかかる

もし仮に上記のことに耐えることができなくて会社を辞めることになった場合、嘘をつき続けたことによって辞めることになった事実に自分が情けなくなり、もう2度と社会復帰なんてしないというような二次被害を引き起こしてしまうことになる可能性だってあり得ます。

うつ病でずっと寝込んで休んでいた人が健常者と同じように普通に働くだけでもハードルが高いはずなのに、仮面を被って素性を隠しながら働くなんて僕はどんだけドMなんだと思ってしまいますwwいや、マジで…。

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書いている人

大ちゃん

社会人1年目で就職した会社で過労・睡眠障害によりうつ病を発症後、休職から退職に追い込まれた25歳の男。現在はうつ病療養の傍ら複数のサイトを運営。当ブログ『夢民島』は毎月5万人以上の人に読まれています。 [詳細]

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