うつ病で無職の状態が理解されなくて困っている人へ

うつ病無職で困っている

こんにちは。うつ病ブロガーのだいだいです。

うつ病になってしまったら療養に専念するため、僕と同じようにこれまでしていた仕事を辞めざるを得なくなる人も多いと思います。

ただ、なってしまったらしょうがないので、自分が完全に元気になったと心から思えるようになるまでは療養に専念するのが先決です。

しかし、回復期に差し掛かってきて急性期の症状がひどかったときと比べ元気になってくると、うつ病であっても見た目では健康な人と区別はつきにくくなるため、家族など周りに「無職なんだけどうつ病の回復期状態で療養している今の自分」が理解されなくてお困りの方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は「うつ病で無職の状態が周りに理解されなくて悩んでいる人」に向け、うつ病の経験がある僕が記事を書いていこうと思います。

目次

基本、うつ病に限らず無職の人というのは理由が何であれ理解されにくい

他人に理解されないっていう状態はとても苦しいものですよね。

しかもそれが家族や友人など、近くて親しい関係であればなおさら「どうして理解してくれないんだ・・・!」という思いがよりいっそう強くなると思うんです。

しかし、いきなりちょっと厳しい話をして申し訳ないのですが、うつ病に限らず、社会一般において無職の立場という人は無職になった理由が何であれ、その状態というものは理解されにくいというのは事実なんです。

ただ、そうであっても僕はあなたが無職であろうがうつ病であろうが、そんなことは気にしません。

そもそも僕自身が今でもうつ病は完全には寛解してないし、半分無職なようなものなので、あなたがうつ病で無職だと分かっても、正直「ああ、そうなんですか。いろいろ大変ですよね~」ぐらいの感覚しか持ちません。

それに、うつ病と一言で言っても症状は人それぞれだろうし、たとえうつ病じゃなくても健康で無職な人の中には、その人なりの理由があって働かないという選択をしている人もいます。

なので、僕個人としては「世の中いろんな人がいるんだなあ」というぐらいの感覚です。

でも、社会では「働くのが当たり前」「働いていないのはおかしい」という風に、働いているかどうかでひとくくりにされ、人格を判断されてしまう傾向があります。

そういう価値判断がはびこっている社会において、回復期に差し掛かり、うつ状態が回復してきたあなたが療養のため無職であることを理解してくれる人はそう多くはないと思います。

しかも、家族であればあるほど急性期に症状がひどかったあなたの状態を知っているので「もう元気なんだから働いたらどうなの?」と思うのが自然なことですし、本音では「元気に働いてほしい」と思うのが大多数というか家族の常みたいなものなので、理由が何であれ「働いていない」と聞くだけでいい顔をしない人の方が圧倒的に多いはずです。

あえて無理に理解してもらわなくてもいいのでは

このように基本、無職の人というのは、うつ病がどうとかも関係なしに、ただ「無職である」ということだけで理解されにくいのです。

だからあなたが「ちょっと元気にはなったけど、まだ完全にうつ病が治ったわけじゃないので無職でいさせてほしい!」と言ったところで理解する人はそう多くはないでしょう。

しかも、仮にあなたのことを昔からよく知っている人でも、それを完全に理解するのは難しいことでしょうし、それが見ず知らずの他人であれば、これも人にもよりますが、大変な努力が必要になる場合が多いです。

おそらくその中には、あなたがどう頑張って説得しても理解してくれないというか、そもそも理解できないという頭の非常に固い人もいるはずです。

そうであるからこそよく考えてみてほしいのですけれど、僕は別に「うつ病で無職であることを他人に理解してもらう必要ってそもそもあるの?」と思うんです。

それでも理解されないよりは理解された方が気持ち的にも楽ですし、一人でも多くの人に理解されるに越したことはないのは間違いないです。

だけれども、理解してくれる可能性が低い人に理解されるために努力して懇願しても、あなたの得るものというかメリットっていうのはほとんどないんじゃないのと僕は思います。

理解してくれる人というのはそんな説得をしなくてもそもそも初めから理解してくれると思いますし、人間の考え方ってそう簡単に変わるものではないので、あなたがどれだけ甲高く説得したところで現状というのはあまり変わらないと思うんです。

そもそも他人の気持ちを自由自在に操ることなんてどう考えてもできないので、変えられない他人の気持ちで悩むあなたの時間がもったいないし、何よりそんなことで悩み続けるというのは自分がしんどくなるだけです。

だから「理解されなくちゃ!」とそんなことで消耗し続けるよりも「理解されなくても仕方のないことだな」と思い、そこは割り切ってしまった方が精神的も楽です。

他人に理解されることよりも自分のやりたいことを

Robert_z_Ziemi / Pixabay

僕は個人的には、他人に理解されることに尽力するよりも「今の自分がやりたいことっていったい何なのか?」と考えることに尽力する方が良いと思います。

うつ病になって仕事を辞めて療養中ならば時間だけはたくさんあります。

そうは言っても過眠や倦怠感などのうつ病の諸症状でその時間を全て自分の好きなことをする時間に充てることはできません。

それでも、元気な時は気になる本や興味のあるブログを読んでみるのもよさそうですし、外出できるならば散歩に行ったりするのもよさそうですよね。

欲を持って言えばこれは「うつ病療養中である無職の期間を最大限に自分のやりたいことに注ぐ」っていう考え方ですね。

こうやってあなたがいろいろ挑戦して実際にやりたいことをやっている姿を見ていたら、いつのまにか周りの人の見る目も変わってくるかもしれません。

特にうつ病や無職の状態が理解できないという人はとにかく「就職をした」「アルバイトに行った」など、具体的な結果のみを求める傾向があるので、そのやりたいことでお金が稼げたら最高ですよね。

ちなみに僕はブログを書き始めてからは別に他人に自分のことを無理に理解されようとは思わなくなり、しかもそれに加えてお小遣い程度のお金は稼げるようになったので、家族など周りは何も言わなくなりました。

本心はどう思っているのかは分かりませんが、僕は他人にどう思われるかよりも、自分がどう思うかの方が大切だと思うんです。

最後に

というわけで、今回は「うつ病で無職の状態が周りに理解されなくて悩んでいる人」に向けて、同じ経験のある僕が楽になる考え方をこうして記事にしてまとめてみました。

そもそも社会は「健常者」という大多数で回っていて「うつ病で無職」の人が少数派である以上、理解されにくいのはこれはもうどう考えても仕方のないことなんです。

ですので、その状況で無理に理解されようとするのではなく「まあ仕方のないことだな」と割り切って考えることが大切です。

そして無職で療養中の時間があるからこそできることに目を向けて、その時間を有効に使ってみる、自分のやりたいことをやってみる。

うつ病や無職を理解してもらうよりも、自分ができること、やりたいことを少しずつでもいいのでとりあえずやってみる。

そうやって自分の考え方や行動を変えていくことで、他人の考え方も徐々に変わっていくのではないでしょうか。

今回のお話は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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