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うつ病は身体は老人に脳は赤ちゃんになる病気【うつ病体験記・急性期編】

※この記事は約6分で読めます。

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こんにちは。うつ病ブロガーの大ちゃんです。

今回は僕が実際に体験したうつ病の症状に関しての記事、すなわち「うつ病体験記」、略して 「#うつ記」を書こうと思います。

僕は2015年の7月に過労が主な原因でうつ病になり、勤めていた会社を退職した経験があります。

そして翌月に会社を辞めてから本格的にうつ病との闘病生活が始まりました。

うつ病は、大きく分けて主に「急性期」、「回復期」、そして「再発防止期」という3つの期間に分けられたりするのですけど、うつ病を発症してからすぐの一番症状が重い時期を「急性期」と言います。

僕は現在はうつ病と診断されてから3年以上が経ち、病状も回復してきてこうして文章を書く仕事をしているので、再発防止期に入っているのかなあと思うのですが、うつ病になってからすぐの急性期は、これまでに経験したことのない、とても辛いものだったのを今でも覚えています。

そんな経験で分かったこと、そして、うつ病の急性期の特徴を一言で表すのならば、

「身体は老人に、そして、脳は赤ちゃんになる病気」だと思うんです。

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身体が鉛のように重くなって起き上がることも困難になった

「うつ病」と聞くと、憂鬱な気分が続いたり不安で頭がいっぱいになったりするなど、気分障害である精神的な症状が一般的にはまずイメージされることと思います。

もちろん、僕も「気分がすぐれない」、「不安になる」といったような気分障害の症状もありましたが、それよりも辛かったのは「身体がだるい」「常に疲労感でいっぱいな状態」「腹痛」「足が痛い」などといった身体的な症状でした。

特にうつ病と診断されてすぐの1~2週間ぐらいの期間は、身体が鉛のように重くて、ベットから起き上がるのも一苦労な状態でした

実際にうつ病を経験した人はよく分かると思いますが、服を着替えるのも、部屋から出るのも、いや、ベットから起き上がるのも、ものすごい大変なことなんです。

だから、うつ病の症状がひどい人に対して、

「外でも歩いてきたら」

とか、

「ちょっとの時間でもいいから働いてみたら」

なんて言う人は、

「ああ、何にも分かっていないんだなぁ。」

と僕は思ってしまうんですよね。

僕はうつ病になった当時は22歳だったので、実際には経験したことはまだありませんが、うつ病の急性期の身体の感覚は、まるで、浦島太郎の主人公のように、

「身体が一気に老けて足や身体が不自由な老人になったような感じ」

でした。

文章を読んで理解することが困難になり、テレビの言っていることさえも理解できなくなった

一方、脳の方はどうなったかというと、こちらは老人とは逆に赤ちゃんや子どものようになった感じでした。

当時の僕は、「うつ病を早く治してなるべく早く社会復帰をしたい!」と思っていました。

ですので、持っていたスマートフォンでインターネットの検索を利用して、うつ病という病気自体のことや、うつ病からの社会復帰に関して書かれているブログ記事やウェブサイトをよく見ていたんです。

身体が鉛のように重くても、スマホはベットで横になっていても使うことができるので、とにかくうつ病を早く治す方法を見つけようと必死でした。

しかし、いざ読みたい記事を見つけてそのページに書かれていることを読んでみても、一度読んだだけではそこに書かれている内容を理解することがほとんどできなくなっていたんです。

ですので、何度も何度も理解できるまで同じページをひたすら読んでいました。

うつ病になる前は一度か二度読んだだけでほとんど理解できていたのに、うつ病の急性期の僕の脳の理解力は、まるで文字を覚えたばかりの子どもか、文字さえも読むことのできない赤ちゃんになったような感じでした。

もちろんこんな状態だったので、人の話はともかく、テレビが言っていることもほぼ理解できませんでした。

ですが、ウェブサイトなら何度も見返して読むことができるので、なんとか時間をかけて理解することはできました。

しかし、テレビだと録画でもしていない限り巻き戻してみることはできないので、ニュースはもちろん、これまで見るのが好きだったドラマやアニメさえも見ても理解できないので、見ることができなくなったんです。

かろうじて見ること(というか聴くこと)ができたのは、歌詞が字幕として表示される歌番組や音楽番組ぐらいでした。

表示される歌詞を追って見ていると、なぜかこれまで全然理解できなかったテレビを、少しですが楽しめるようになってきたんです。

そこで僕はテレビの字幕機能を利用してテレビ番組を見るようになりました。

うつ病の症状が重い時は、そもそも見ても理解できないので、好きだったテレビ番組を見る気すら起きなかったのですが、もともとドラマを見るのが好きだったのもあってか、症状がマシになってくると字幕機能をオンにすることで、なんとか内容を理解できるようになりました。

こういった経験から、僕はテレビは特にドラマやアニメは字幕がないと見れなくなり、今でもドラマやアニメを見るときは字幕機能をオンして楽しんでいます。

余談ですが、字幕機能をオンにして視覚情報と音声情報以外に文字情報が追加されると、誰がせりふを言っているのかが分かるようにもなるので、特にドラマでは実写を小説に合わせて読んでいるようになってすごい理解しやすくなるんですよね。

ですので、僕と同じうつ病で見たい番組が見れなくなった人は、一度、字幕機能を試してみることをお勧めします。

最後に

うつ病になる前までは、恥ずかしながら僕自身も「うつ病の症状なんて気分障害だけ」だと思っていたので、うつ病が身体的にもこんなにしんどくて苦しくて辛いものだとは思ってもいませんでした。

しかし、実際にうつ病になったことで、うつ病というのは、

「気分障害よりもむしろ身体症状の方が辛いし、それに加えてこんなにも理解力がなくなってしまうものなんだな」

そして、

「うつ病って思っていた以上に本当に辛くてしんどくて苦しい病気なんだな」

というのを身を持って感じました。

しかし、うつ病と言っても出てくる症状は人それぞれで、あくまでここに書いてきた「身体は老人になって脳は赤ちゃんになった」というのは僕の実体験記です。

また、うつ病になってすぐの症状が重い急性期の時期と、症状が落ち着いてきた回復期とでは、また違った苦しみやしんどさがあるのも事実です。

精神科や心療内科で医師の診察を受ける以外にも、仕事を辞めたり、家族に協力してもらったりなど、うつ病からの回復のためにまず最初に必要になってくることというのは人それぞれだと僕は思うんです。

それでも、やはり症状が重い急性期の間は症状が軽くなり、自分から「何かしてみようかな」と思えるようになるまで、嵐が過ぎるのを待つようにしっかり休むことがうつ病の養生の第一歩なんじゃないのかなあと僕は思います。

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大ちゃん

社会人1年目で就職した会社で過労・睡眠障害によりうつ病を発症後、休職から退職に追い込まれた26歳の男。現在はうつ病療養の傍ら複数のサイトを運営。当ブログ『夢民島』は毎月5万人以上の人に読まれています。 [詳細]

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