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学割がある理由を詳しく説明【価格弾力性とは?】

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学割がある理由を詳しく説明【価格弾力性とは?】

こんにちは。大ちゃんです。

カラオケ、映画館、電車やバスの定期、携帯電話の料金プラン等、世の中には様々なサービスに学生割引があります。

「学生ならば通常料金より安くサービスを受けられる。」

それが学生割引、つまり「学割」であって、現在学生の方をはじめ、多くの人がこの学割を利用した経験があるはずです。

僕も学生時代は電車の定期やカラオケなど、学割を使いまくっていたうちの一人ですが、そもそも利益を追求するはずの企業がなぜ料金を割り引くという学割といった料金設定をするのか考えたことがありますか?

「学生は社会人よりお金を持っていないから?」

「単なる企業のサービス??」

これらの理由も(表向きの理由としては)完全な間違いではありませんが、実は企業が学生割引や学割を設定するワケには明確な理由があるのです。

今回は「なぜ学割があるのか」について一緒に見ていきたいと思います。

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学割がある理由は価格弾力性があるため

学割が存在する理由、結論からいうと価格弾力性があるためだということができます。

いきなり難しい言葉がでてきましたが、価格弾力性(かかくだんりょくせい)とは経済学で使われる用語で、「価格が変化した時にどれぐらい需要や供給が変化するか」ということを表します。

この価格弾力性が高いほど、値下げしたときの需要の増加量が大きくなります。

価格弾力性とは?

これだけの説明だとさっぱり分からないと思いますので、例を挙げて説明したいと思います。

需要の価格弾力性が高い例

例えばジュースやアイスクリームなどの嗜好品。

これは需要の価格弾力性が高いということができます。

これらの商品はよほどのマニアでない限り一般的に「別になくても生活できる」商品です。

日常生活に必ずしも必要ではないので、価格が安ければ買おうとしますが、10円でも価格が高くなると買うのを控える人もでてきます。

このことから、アイスクリームやジュース等の嗜好品は「価格の変化に対する反応が敏感である」ということもできます。

スーパーのチラシを見比べて、1円でも節約に励む主婦を想像すると分かりやすいですよね。

需要の価格弾力性が低い例

逆に需要の価格弾力性が低いものは何でしょうか?

例えば同じ嗜好品でもタバコは価格弾力性が低いのです。

一日に何本もタバコを吸うヘビースモーカーは、タバコが吸えなくなることに耐えられないので、たとえタバコの価格が10円値上がりしたとしても20円値上がりしたとしても、ほとんどの愛煙家は値上げ前と同様にタバコを買おうとするはずです。

つまり「価格の変化に対する反応が鈍感である」ということができます。

酒がないと生きていけないアルコール中毒の人や、もっというと、麻薬がないとやっていけない麻薬中毒者なんかも価格弾力性が低いと言うことができますね。

価格に敏感な学生

ここまでが価格弾力性の例と説明ですが、これは学割と大いに関係してくるのです。

上記の説明では価格の弾力性をタバコやアイスクリームなどに例えてみましたが、今度はこれを社会人と学生に置き換えてみていきましょう。

社会人と学生が学割があるサービス、例えば映画を観賞する時の値段の変化に対してどれくらい敏感であるかどうかということを見ていきます。

映画館の観賞料金が大人2,000円、学生1,500円の場合を例として見ていきたいと思います。

価格弾力性が低い社会人

まずはじめに、会社に勤めていて毎月一定に20~30万円ぐらいの給料をもらっている一般的な社会人。

そのような一般的な社会人にとっては映画館の入場料金である2,000円は思うほど高い値段ではないでしょう。

そのため、どの映画を観ようかどうか決めるとき、値段のことはあまり気にせず、「面白い映画が見たい!」と思って意志決定するはずです。

だから、自分がいい映画だと思えばたとえ値段が多少高くても見るだろうし、面白くなさそうな映画だと思えばいくら安くても見ようとはしない人がほとんどなのです。

価格弾力性が高い学生

一方、一般的にアルバイトで月に2~3万円ぐらいの収入である学生にとっては、2,000円は決して安い金額ではありません。

ですので上記の社会人より価格に対して敏感だということができます。

そのためそんなに面白くない映画でも料金が通常より安ければ見る学生も多いでしょう。

逆にそんな学生にとって、「とても面白そうで見たい!」と思うような映画でも値段が高ければ見るのに躊躇(ちゅうちょ)してしまう人もいることと思います。

つまり、学生に対して映画の観賞料金を500円値下げするだけで、よりたくさんの学生が映画を観てくれるようになるのです。

このことから、収入が多い社会人は価格の変化に鈍感で価格弾力性が低い、逆に収入が少ない学生は価格の変化に敏感で価格弾力性が高いということができます。

学割設定する方がもうかる

このように学割を設定している企業は学割を設定した方が逆にもうかるので学割があるのです。

上記の例を具体的に数字で売り上げを見ていくと、例えば、

  • 映画の観賞料金が一律2,000円であれば、100人の社会人と100人の学生が映画を観ます。この場合の売り上げは40万円です。(2,000×100+2,000×100)
  • 観賞料金を一律1,500円にすると、110人の社会人と140人の学生が映画を観ます。この場合の売り上げは37万5千円です。(1,500×110+1,500×140)
  • ここで鑑賞料金を社会人には2,000円で、学生には1,500円という料金設定にすると、100人の社会人と140人の学生が映画を観るので、売り上げは41万円となり、上記の二つのパターンより高くなります。(2,000×100+1,500×140)

このように集団(この場合は社会人か学生か)によって需要の価格弾力性が異なる場合は、それぞれの集団に最適となる価格を設定することで、企業は利益を最大化することができます。

そのため、学割を設定している企業は、ただ単に学生にサービスをしているわけではなく、利益を最大化するための価格戦略のために学割という料金設定をしているということができるのです。

「学割設定する方がもうかるから」

これが学割を設定する一番の理由なのです。

最後に

以上で見てきたとおり、学割がある理由は価格弾力性があるためだということでした。

学生は価格変動により敏感で、価格弾力性が高く、値下げしたときに需要の増加量が大きくなるからです。

今回紹介した価格弾力性の理論は学割の他にも世の中のさまざまなところで応用されています。

例えば飲食店のランチメニューの価格設定もそうですし、今回例に出した映画つながりだと、シニアデーやレディースデーの価格設定もこの価格弾力性で説明することができます。

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大ちゃん

社会人1年目で就職した会社で過労・睡眠障害によりうつ病を発症後、休職から退職に追い込まれた26歳の男。現在はうつ病療養の傍ら複数のサイトを運営。当ブログ『夢民島』は毎月5万人以上の人に読まれています。 [詳細]

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