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「就職したら負けだ」
僕は何度でも言う。
「就職したら負けだ」
過去に僕がこのブログを始めた頃にも同じようなことを記事にしましたが、これは僕がうつ病になって会社を退職して病気の治療中に思いはじめたことであり、今現在、僕はこれは確信を持って言えることでもあります。
こう言うと、
「正社員になれなっかたからただ批判したいだけだろ!」
とか、
「正社員こそが勝ち組だろ!頭がおかしいんしゃないの?」
と思う方がほとんどだと思います。
かくいう僕も学校を卒業して正社員として働いているときまでは実際にそう思っていましたからね。
しかし、資本主義社会において「就職したら負け」を露骨に言い換えると、
「資本家に雇われて労働者でいることに甘んじるのは、自分の命を資本家に捧げていることと同等だ」
ということなんです。
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目次
「命」を売っている労働者
ここで「命」というととても大げさだなと思われる方もいると思います。
ですが、正社員であれ、契約社員であれ、アルバイトであれ、どんな雇用形態であっても会社に雇われている限りは自分が生きることができる残りの寿命、つまりは「時間」を労働力と共に会社に捧げて売っているということになります。
つまりこれを言い換えると要するに雇われている労働者はみな「命」を売っていることになります。
ただし、例外はあって、この中に当てはまらない労働者の方もいます。
それが以下の2点。
- 自分のやりたいことが企業という組織を通じてしか実現することができない人
- 会社という組織で雇われて働くこと自体にやりがいを感じ、会社で働くことが楽しくて楽しくて仕方なく、給料は二の次で休日を返上してまで会社で働きたい人
これらに当てはまる人は、自分の寿命である時間を自分が楽しいと思うことに使えているわけですので、労働者であったとしても負けではなくて逆に人生の勝ち組だと僕は思います。
会社も利益を得ていて労働者も会社で働くこと自体が楽しいのならば、お互いがハッピーで言うことはありません。
ただし、僕のブログの読者をはじめ、この記事にたどり着いてここまで読んでくれた方の多くは「できれば会社のために働きたくないけれど、生きるために仕方なく働いている」と感じているのではないでしょうか?
たとえお金に困っていなくてそこそこの人生を歩んでいる人でも、人生がつまらないと感じるのはこれが一番の理由だと僕は思うのです。
このような人たちは「資本家(会社)に自分の命(時間)を提供することでしか生計を立てられない人」であるので、人生においては命を搾取されている負け組であると僕は思います。
教育という名の洗脳

こう言うと世の中のほとんどの人が負け組になってしまいますが、ではなぜ就職して労働者になることは負け組であるのにもかかわらず、このような状況になってしまうのでしょうか?
これは結論から言うと、日本の教育が資本家の懐を肥やすために、資本家の都合のいいような人材を育成することを前提にプログラムが組まれているからです。
僕もそうですが、子どものころから学校では将来なりたい職業とかは無理やり語らせるくせに、肝心な「自分はどのように働きたいか」だとか「キャリア育成」や「ライフプラン」のことなど考えさせられる機会をほとんど与えられることもなく、
「とりあえずいい高校に進学していい大学に進学すればそれで良い」
「いい会社に入るためにたくさん勉強すべきだ」
「テストでいい点を取りなさい」
と親や先生に言われ続け、何でも上のエライ立場の人の言うことを聞くことが良いとされる、イエスマンを育成するための洗脳まがいな教育が行われているからです。
たとえば、日本国民全員が通う小学校や中学校、また義務教育ではない高校でさえも、クラス分けがされていて座る席もあらかじめ指定されています。
さらに、朝礼や始業式といった名目で朝から校庭や体育館に並んで校長先生というエライ立場の人の言うことを時間いっぱい聞かされる、体育の授業ではみんな同じ服装を着て列を均し、整列や体操をさせられる、などというように。
つまり、これははじめから「エライ人(資本家)の言うことに疑問を持つことなく、命までをささげて働く」ことが前提とされた教育です。
学校は10年以上かけて資本家にとって都合の良い優秀な労働者を量産させる、いわば“労働者製造工場”なんです。
こうやって資本家は「資本家に雇われることでしか生計を立てる術がないと思わせる労働者」を育成します。
資本家に雇われて労働者として生きることしか前提にしない考え方が子どものころから長年に渡って植えつけられるわけですから、たとえ労働者になることが負けだとアタマでは分かっていても就職してしまうのです。
これからの資本主義社会を生きるために

資本主義という言葉の意味がよく分からない人でも、「資本主義」と聞くとなんとなく、
「資本があれば強いんだな」
というニュアンスや感覚はあると思います。
少し難しいですが、資本とは生産手段のことで、資本主義では生産手段を持っているか持っていないかでどんな人生か決まってしまうと言っても過言ではありません。
僕も世の大人と例外はなく、学生時代にやっておけば良かったなあと思うことはたくさんあるのですが、こんな僕が今時間のある学生のうちに必ずやっておいた方がいいことを一つだけアドバイスできるとすれば、
「学生のうちに会社員として生きる以外に生計を立てることができる能力を身に付けて、労働者として働く以外に1円でも多く自動で収入を得ることができる仕組みを今から構築した方がいいよ。」
と言います。
うつ病で無職になった僕が学生時代にやらなくて一番後悔していることは、勉強でも恋愛でも友達と遊ぶことでもなく、自動でお金が入ってくる仕組みを時間に余裕のある学生時代のうちに構築しておかなかったことです。
僕も長年の教育に洗脳され、就職という選択を選んだことがある一人なので偉そうなことは全然言えませんが、もし就職するまでに会社からの給料以外にお金が入ってくる収入源を作っておけば、うつ病になるまで働かずに済んだかもしれません。
インターネットが普及した今の時代、たとえ1人でもネットにつながったパソコンやスマホが1台あれば時間はかかりますが、月に1~2万円ぐらいは誰でも簡単にお金が入ってくる仕組みを構築することができます。
「僕はこれまで学校に行って何を勉強してきたのだろう?」
「どうして時間のある学生のうちにそれをやらなかったのだろう??」
と思うと、後悔してもしきれません。
ですので、もしこの記事を読んでいるあなたが学生で、「将来安定した楽しい生活を送りたい!」と本気で考えているのならば、正社員や公務員になるための勉強よりも、1円でも多くお金を稼ぐ仕組みを学生であるうちに構築することを強く勧めます。
その仕組みはブログだろうがアフィリエイトだろうが、僕は法に触れなければ何でもいいと思っています。
それがこの資本主義社会で本当の意味での勝ち組になれる道なのです。
そうやってだんだんとお金や生産手段(資本)を増やしていき、時間の制約を受けずに自分のやりたいことをして生きていくことができる人こそ、資本主義社会においては真の勝ち組なんだと言い切れると思います。
ですので、異論はあると思いますが、僕は資本主義という仕組みがひっくり返らない限り、就職したら負けだと言うことができると思うのです。
今回のお話は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。