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こんにちは。うつ病ブロガーのだいだいです。
僕と同じうつ病の人を含め、毎日生きていくのに生きづらさを感じている人は多いと思います。
その原因は仕事や勉強、人間関係、お金など、人それぞれで、さまざまな要因があると思うのですが、僕はその要因の一つに「期待値が高すぎる」ということがあると思うんです。
そこで今回は、今現在、生きづらさを感じている人に向けて、心が楽になる考え方として、期待値を下げることのメリットについて書いていこうと思います。
この記事を最後まで読めばきっと心が軽く感じられ、今よりも生きやすくなると断言しますので、毎日生きづらさを感じている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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目次
期待値とは
ウィキペディアによると、期待値とは、「確率変数の実現値を, 確率の重みで平均した値である。」とありますが、今回は数学の難しい説明は抜きにして、ある例から分かりやすく考えてみようと思います。
期待値の例
たとえば、あなたが「夢屋」(ゆめや)と「民屋」(たみや)という2つのレストランへ外食に行ったとします。
まず始めに、あなたは「夢屋」というレストランに1コース3,000円する料理の予約をしました。
このお店は評判も良いと聞いていて、何しろ1コース3,000円もするので、とても美味しい料理が食べれるんだろうなと思い、あなたはこの「夢屋」というお店に行く日をずっとずっと楽しみにしていました。
そして待ちに待った当日。
店内に入ると、内装も豪華。あなたは期待に胸を膨らませながら、料理が来るのを待ちます。
しかし、さすがに人気店ということもあって、店内はかなり混んでいて、なかなか料理は運ばれてきません。
お腹を空かせて待っていると、20分後、ようやく料理が運ばれてきました。
料理の盛り付けは店の内装以上に豪華に見えます。
そしていよいよあなたはその料理を口にします。
いざ、実食。
さぞかし食べたことのないような美味しさが口全体に広がるかと思いきや、「夢屋」の料理の味はどのメニューもそこらにある普通のレストランと大して変わりはなく、可もなく不可もなくといった程度でした。
あなたはとてもがっかりし、それ以来、もう一度「夢屋」に足を運ぶことはありませんでした。
・
数日後…
今度はあなたは「民屋」というレストランに行くことになりました。
後から調べると「民屋」は「夢屋」と比べると全然有名な店ではなく、ネットの口コミの掲載も一切なし。
ただ偶然通りかかった路地の店先に出ていた、500円ランチのメニュー看板に目が止まりました。
そう思い、あなたは「民屋」の店内に入りましたが、お客さんも少なく、内装もあまり綺麗ではありません。
そう思っていると、料理はすぐにあなたの目の前に運ばれてきました。
そしてあなたはその料理を口にします。
すると、このお店の料理は今まで食べたことのないようなとても美味しい味で、あなたはすっかりこのお店を気に入ってしまいました。
それからというものあなたは毎週、「民屋」に足を運ぶようになりました。
期待の度合い
上記の例を読んでいただくとよく分かると思うのですが、期待値とは簡単にいうと「期待の度合い」のことです。
前者の「夢屋」に行く前のあなたは、
と思い、期待値をアゲアゲにしていました。
しかし、実際に料理を食べてみると、「夢屋」の料理の味はまずくはなかったのですが、自分が思っていた味より「下」だったため、結果としてがっかりすることになりました。
この状態を式に表すとこんな感じです。
(期待値>実際)=がっかり
一方、後者の「民屋」の場合。
「民屋」の料理を食べる前のあなたは、
と思っていて、「夢屋」に行った時のように初めから期待値を上げてはいませんでした。
しかし、実際に「民屋」の料理を食べてみると、思っていた以上に美味しかったので、あなたはとても満足することになりました。
こちらも式にするとこんな感じ。
(期待値<実際)=嬉しさ
このように、例に挙げたような経験はあなたも経験があるのではないでしょうか?
ちなみに僕はスーパーで半額で売っていた惣菜が思っていたより美味しかったときはとても嬉しく感じます。
他人に対して期待値を下げる
上記の例を踏まえると、他人に対する自分の期待値というものを下げると格段に生きやすくなります。
僕たち人間は多かれ少なかれ、「他人に期待する」ことがあります。
たとえば、
自分がこう言うと○○さんならやってくれるはずだ
自分がこうすればあの人ならそう思ってくれるだろう
などと、人間というのは自分の行為に対して、他人の言動に期待するということがよくあります。
このような期待の度合いが高ければ高いほど、自分が思った通りに他人が動いてくれなかった場合に期待値との差が生まれ、がっかりすることになるのです。
たとえば、自分から「おはようございます」と挨拶をしても、挨拶を返さない人がいます。
普通に考えると、自分から挨拶をすると返してくれると期待しているので、挨拶が返ってこなければ、
とイラッとする人もいることでしょう。
でも、
と思い、最初から他人に対する期待値を下げておくと、自分の「他人に対してイライラする感情」も抑えることもできます。
自分に対して期待値を下げる
さらには、自分に対して期待値を下げるといった方法もあります。
これは自分が自分に対して設定する期待値のことで、この期待値が高いということは、自分が掲げている目標が高いということを表しています。
目標が高いことは一見すると、いいように感じるかもしれませんが、目標が高すぎるとこんな問題も起こってきます。
僕が思うに、生きづらさを抱えている人の多くは「目標が高すぎる」ことが一番の原因だと思うんです。
目標(期待値)を、いくら頑張っても届きそうもないところに設定していると、いつまで経っても目標が達成できず、目標が達成できないと感じた時に「目標>実際=がっかり」となって、ひどく落ち込んでしまうことになります。
例えば、僕は今となってはブログやアフィリエイトで月に5万円以上稼げるようになったのですが、それでも始めてから1年以上かかっていて、始めた月から「月に5万稼ぐ」と目標を立てていたわけではありません。
もちろん、それ以上稼げるようになると嬉しいですが、ブログを始めた当初は、
「毎日死なない程度の食事であるおにぎり1個分ぐらいが稼げれば良い方だな」
と思っていて、日に100円、つまり月に3,000円を目標にして記事を書いてきました。
僕の場合、もし、最初から「月に5万円稼ぐ」などと高すぎる目標を立てて期待値を上げていれば、
「今月は1,000円しか稼げなかったじゃないかよ!ブログなんて続けても実際はこんだけしか稼げないのだからもう辞めてしまおう!」
となって、ここまでブログを書き続けてはいなかったことでしょう。
初めの目標を「月3,000円稼ぐ」にしていたため、
「今月は1,000円も稼げた!これならあと3ヵ月も続ければ目標達成できそうかも。あともうちょっと頑張ってみるか。」
と思えたからこそ、「月3,000円」の目標を達成することができたんだと思います。
たいていの人は目標が高すぎなんです。目標が高すぎて自分で自分を縛ってしまう。
だから、僕はこのように「目標を低く設定する」ことで今はだいぶん生きやすくなりました。
自分に対する他人の期待値を下げる
さらにさらに、自分に対する相手の期待値も下げちゃうと、断然生きやすくなります。
人間というのは、誰でも他人に対して自分を実際より良く見せようとする傾向があります。
たとえば、他の誰かに何か頼まれごとをされると、その相手に頼まれたこと(相手の期待)以上のことをしようとする人がいます。
というように。
しかし、頼まれる度にそうしていると、相手の期待値を上げてしまうため、自分で自分の首を絞めることになります。
一番最初に頼まれた時に、期待以上のことをしてあげると、自分も相手も嬉しいかもしれません。
しかし、相手の期待以上に自分が相手にしてあげた分が相手の期待値を上げてしまうため、次に何か頼まれたときに、相手からは上がった期待値が基準として考えられてしまいます。
そうなると、自分にアクシデントやトラブルがあってできなかったときに、
と相手がなってしまうので、結果として自分の負担が増え、自分で相手の満足するハードルのラインを上げてしまうことになるのです。
僕はこれの繰り返しによって「なあなあの関係」となってしまうことで、生きづらさにつながっていくんだと思います。
【最後に】期待値を下げてみるととっても生きやすい!

今回は生きづらさを感じている人に向けて、期待値を下げてみることについて書いてみました。
今現在、生きづらさを抱えている人に今回一番伝えたいことは「期待値を下げまくっちゃえ!」ということです。
僕は、実際に期待値を下げることによってだいぶん生きやすくなりましたし、それまでは罪悪感や劣等感を感じることもありましたが、このことによってうつ病で普通に働けなくても「生きているだけで幸せじゃん」と思えるようにもなりました。
それと、期待値を下げると、今まで当たり前だと思っていたことが、実はすごいことなんだなと自然に感じるようになってきて、それまで「やってもらって当たり前」と思っていたことが、「自分のためにしてくれてありがとう」と思えるようにもなりました。
僕は、あらゆる期待値を下げると、優しくなれたり、人や物に感謝できるようになれたりして、それが終局的に幸せだと思う感情につながっていくのではないかなあと思います。
今回のお話は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。