失敗が許されない社会はおかしいと思う

こんにちは。うつ病回復期の大ちゃんです。

僕は去年、新卒で会社に就職しましたが睡眠不足と過労からうつ病を患い前職を退職した過去があります。

現在は自宅で療養の中、このブログを書いているのですが今回は就職に失敗してうつ病になった僕が失敗について社会の風潮に思うことを書いておこうと思います。

目次

一度の失敗さえも許されない社会

例えば今の日本社会では大学や専門学校を卒業する前に就職活動をし、卒業するまでに内定を得ることができないと新たに正社員として働くには第二新卒があるものの、まだまだハードルが高いです。

また僕もそうですが、就職したものの病気やけが等、何らかの理由で退職せざるを得なくなった場合、再び正社員として雇用されるのは至難の業です。

最近流行りの就活うつやブラック企業で働き続けたことによって精神を病んでしまう人がこの日本にはたくさんいます。

さらに40歳、50歳代でも会社の業績不振などによりリストラされ、再就職につまずいている人も多いのが現実です。

これらの人々が就職活動を真面目にしても職務経験がないという理由で正社員になる道を閉ざされ、フリーターやパート・アルバイトに落ち着くのが普通となっています。

僕を含め、このような人々が再び社会で自分の力を発揮するためのハードルは現在の日本ではとてつもなく高いのです。

つまり、学校卒業時に運悪く正社員として雇用されなかった人、また上記のような理由で正社員というレールから外れた人にとっては再挑戦するのはこの日本では相当大変なことなのです。

完璧な人間などいない

政治家だって天皇陛下だってどんなに社会的に偉い人でも全く失敗をしない完璧な人間なんてこの世に存在しません。

誰でも失敗した経験はあると思いますし、失敗した経験から学んだり分かったりすることがたくさんあります。

「失敗は成功のもと」という言葉があるように失敗することによって得られることはたくさんあります。

それにもかかわらず就職活動に失敗するなどたった一度の失敗で「人生オワタモード」にさせられる風潮はおかしいと僕は思います。

それでうつ病になったり自殺する人もいるほどです。

誰でも失敗はするのに、完璧な人間などいないのに、一度の失敗も許されない社会。これは明らかにおかしいです。

現に僕は人生で失敗をしなかった人に会ったことはありません。

失敗に寛容な社会に

「就活に失敗したら人生終わり」。

このようなことを大人たちが言っていると、学生や子どもたちは失敗を恐れて何もできなくなってしまうと僕は危惧します。

「社会では一度も失敗することは許されないもんなんだ」という風に。

つまり「失敗すること=悪いこと」ととらえる人が多くなってしまいます。

実際、僕もそうでした。うつ病を患った当初は働けない罪悪感で死にたいという気持ちでいっぱいになり涙が止まらなくなりました。

そして会社を退職した僕は社会に絶望しこれからどうやって生きていけば良いのか分からなくなりいっそのこと死んだ方が良いのではないかと思い自殺未遂もしました。

もちろん同じ失敗を繰り返すのはさすがにどうかと思いますが、僕は社会全体が一度の失敗さえしてはいけない風潮を作るのはとても危険なことだと考えます。

なぜならば人間は失敗した経験をもとに成長していくものだからです

世界の偉人でも有名なトーマス・エジソンも失敗を何度も重ねた末、電球や蓄音機の発明などで成功を修めました。

失敗を恐れ何事にも挑戦する人が減ると、今度は社会や経済全体が成長しなくなってしまうのではないでしょうか。

失敗を恐れず何度でもチャレンジできるような風潮になってほしいものです。

「失敗は成功のもと」。

たとえ一度の挑戦で失敗したからといって成功のための失敗なら許されてもいいはずです。

問題は失敗したことではなく、失敗をどう活かしていくのかが大切だと僕は思います。

挑戦する人が増え経済が成長するためにも、もっと失敗に寛容な社会になってくれることを僕は望みます。

最後にアメリカの大統領だったリンカーンの有名な言葉を引用して終わろうと思います。

I am not concerned that you have fallen – I am concerned that you arise.

- Abraham Lincoln (エイブラハム・リンカーン) -

(あなたが転んでしまったことに関心はない。そこから立ち上がることに関心があるのだ。)

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