お金のために働いて命を落とすぐらいなら、休みをとって健康的に暮らした方がいい理由

働き過ぎ

こんにちは。うつ病ブロガーのだいだいです。

「お金が足りない、だからもっと働いて稼がないと。」

「いつ会社がなくなるか分からないし、今のうちにもっと働いておかないと。」

「年金なんてどうせもらえないんだから、せめて稼ぎだけはよくしておかないと。」

先行き不透明な世の中だからこそ、あえて残業を進んでやったり、休みを削ってまでたくさん働いて今後の長い人生に備える人も多いことでしょう。

残業を増やす、休日を返上して働く。

それはもちろん各個人の自由です。

しかし、本当にそれでいいのでしょうか。

某広告代理店での過労自殺も話題になりましたが、働き過ぎが時には命さえも奪われる今のこの世の中。

今回は労働と健康、そしてお金の関係性について、ちょっと考えてみようと思います。

目次

働き過ぎるとやる気と仕事の効率が落ちる

働き過ぎで寝不足になり不健康になると、仕事に対するやる気はもちろん、仕事の効率や生産性も落ちます。

こんな調査があります。

睡眠時間を削ると脳のパフォーマンスが著しく低下します。どのくらい下がるのかというと、6時間睡眠を14日間続けると48時間徹夜したのと同程度の認知機能になります。別の研究では、6時間睡眠を10日間続けただけで、24時間徹夜したのと同程度の認知機能になるという研究もあります。

これは具体的には、日本酒を1〜2合飲んだときの「酔っぱらい状態」での認知機能に相当します。つまり、毎日6時間睡眠を続けている人は、「毎日徹夜明けで仕事をしている」「お酒を飲みながら仕事をしている」のと同じくらい低いパフォーマンスで、日々仕事をしているということです。

引用元:6時間睡眠の人は、「酔っ払い状態」で仕事しているのと同じだった⁉

これは6時間睡眠の人の仕事のパフォーマンスは酒を飲んで酔っ払っている状態と同じくらいというなんとも衝撃的な調査結果です。

睡眠時間が短くなることで、倦怠感や頭痛・腹痛など、身体のあちこちに不調が出てくるようになり、精神的にもストレスがたまります。

頭の回転が悪くなると、仕事の効率は悪くなりますし、ストレスがたまっていくことで、脳内のセロトニンという物質が減っていき、その結果としてやる気が損なわれ、睡眠不足がたたると、僕のように「うつ病」にもなりかねません。

このように、働き過ぎることで悪循環のループに簡単に陥ってしまいます。

やる気は、趣味だけに限らず仕事を効率よくこなすためにも必要不可欠なものですし、働き過ぎでやる気が失われることで、仕事もうまくいかなくなります。

やる気はいわば日々の活動力。

そんな活動力であるやる気を、たかがお金のために働き過ぎて失ってしまうというのは、なんてもったいないことなんだと僕は思います。

働き過ぎると楽しむ時間がなくなる

働く時間を増やしてお金を優先すると、その分だけ趣味などの娯楽に充てる時間が少なくなっていきます。

時間はお金と異なり有限ですので、ショッピングに行く、本を読む、家族や友達と遊ぶ、旅行に行くなどといった人生の楽しみが、お金を優先して働く時間を長くすればするほど削られていきます。

もちろん、あなたの仕事が、イコール遊びのようなもので、仕事をしているときが人生で一番楽しいというならば何も問題はないと思うのですが、ここまで読んだあなたはそうではないですよね?

極端な話、僕はやりたくもない仕事のために人生の大半の時間を費やすのなら、死んだ方がマシだと思います。

働き過ぎると無駄な出費が増える

これまで見てきたとおり、お金を優先し働き過ぎると睡眠不足に陥ります。

そして睡眠不足になるとストレスがどんどん蓄積されていきます。

働き過ぎなければ、しっかりと睡眠をとることができるので、ストレスは逆に減っていくはずです。

しかし、働き過ぎることで睡眠時間が確保できなくなると、睡眠でストレスを減らすことができなくなります。

そうなると、人間は睡眠以外の方法でストレスを解消しようとします。

酒やタバコにお金を使うようになり、ひどい場合にはアルコール依存やタバコ中毒、さらにはギャンブル依存。

そこまでいかないにしても暴飲飲食に走ったり、散財や無駄遣いに走ったりする人もいて、それら一時的な快楽を得るためだけに、長時間働いて稼いだお金が結局は泡のように一瞬で消えていきます。

でもそれって、しっかり睡眠時間が確保できている健康な状態であれば、すべて使う必要のないお金ですよね。

お金のために働いているはずなのに、働き過ぎが実はお金を減らす一番の原因になっているこの矛盾に、あなたはちゃんと気づいていますか?

それならば働く時間はほどほどにして、しっかり睡眠をとる方が健康に良いのは言うまでもありませんし、その方がお金もたまっていきますよね。

働き過ぎが時には命までをも奪う

冒頭に挙げた某広告代理店の事例の他にも、働き過ぎが原因の過労自殺が社会問題にもなっています。

眠る時間が削られ、睡眠時間が減っていくと眠りたくても眠れないという「不眠」という症状が現れてきます。

眠れない状態が続くと正常な判断力さえも失われていくので、睡眠時間が少なければ少ないほど、自殺してしまう可能性は高くなります。

ここはよく考えておきたいところなんですが、働いてお金を稼ぐ目的って、今後も生活をしていって幸せに暮らすためですよね。

今後の生活のため、そして幸せな人生を送るために働いているはずなのに、死んでしまったら元も子もないどころか、何の意味もないですよね。

そうであるならば、お金を優先して贅沢な暮らしを目指すよりも、贅沢はできないけれど休みをとった方がいいと思います。

お金を得る方法は雇われて時間を売る以外にもたくさんの方法がある

そう言うと、

「何も贅沢をするために進んで残業したり休日を返上して働いているんじゃない!残業をいくらしても、いくら節約して切りつめても、すべてやった結果がこうなんだから仕方のないことだ!不景気なんだし、これは時代の流れなんだ!」

と思われる方も多いと思いますが、そうやって時代のせいにする人ほど時代の流れについていけてないだけなんじゃないかと思うんです。

今の時代、お金を得る方法っていうのは、何も会社に雇われて働くだけではないのです。

ネット通販で物を買うことが当たり前になったように、インターネットがこれだけ普及した現在は、お金を得る方法はたくさんあります。

たとえば、自分の好きなことや得意なことを生かして副業するのもいいと思います。

散財するくらいのお金があるのなら、それを投資に回すという手もあります。

僕のようにこうやってブログを書いて稼ぐっていう方法もあります。

初めのうちはいきなり大きく稼ぐというのは難しいですが、命をも削って嫌々働いてお金を得るよりは楽しいですし、よっぽど合理的な行動なのではないでしょうか。

最後に

ここまでいろいろ働き過ぎと健康についての関係を見ていきましたが、実際問題として、「家族を養っていかなくてはならない」という理由でお金を優先せざるを得ないという状態の人も多いと思います。

でももう一度よく考えてもらいたいのですが、あなたが働き過ぎで死んだら意味がないじゃないですか?

家族は誰が養っていくんですか?

あなたが死んでしまったらどうあがいても天国or地獄から養ってあげることはできません。

しかし、健康であれば大切な人と一緒にいることもできます。

そして、ネットを使った新たな方法でもお金を稼ぐことだってできます。

もしあなたが働く時間を増やすことでしか収入を増やすことができないと考えているならば、それはもう一昔前の古い考えです。

そうであるからこそ、僕はお金のために無理して嫌々働くぐらいなら、休みをとって健康的に暮らす方がよっぽどよいと思うんです。

うつ病になって健康を損ねた僕が身に染みて感じることは、健康は一度失うと、取り戻すのは大変だということです。

そして命を失うと、お金も仕事も家族も、何もかもが「無」になってしまいます。

働き過ぎで命を落とすなんてものすごい矛盾していてアホらしいですし、決してあってはならないことなんです。

今は別に時間を切り売りしなくてもお金を稼ぐ方法はいくらでもあるので、今回の記事がきっかけで、こういった働き方もあるということを理解していただければ幸いです。

今回のお話は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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