こんにちは。うつ病ブロガーの大ちゃんです。
最近は何か分からないことがあってもインターネットで検索すれば答えはすぐに出てくる時代です。
しかしネットに書いてあることが全て正しいとは限りません。
そうだとテレビや新聞はいつも正しいことを言っているのかと言うとそれも違うと僕は思います。
今回は情報が溢れる現代社会において自分が正しくない情報に振り回されないために考えたことを書いていこうと思います。
情報に振り回される現代人
その情報は正しいですか?
例えばテレビの健康番組で「白い食材は身体にとても良いよ。なぜなら食材も安いし、良質なたんぱく質が簡単に摂取できるからだよ。」と放送され、その内容を信じた多くの人はそれを信じて白米をはじめ豆腐や牛乳、もやしなどを積極的に食べるようになりました。
しかし数か月後、今度は新聞の広告欄に「白いものばかり食べていると早死にする!その衝撃の理由はなんと栄養失調だ!もやしや米は・・・」という広告を信じてそれっきり白い食材を食べることを避ける人も出てきました。
さて、このような事態に直面すればどのような行動をしますか?
少し考えてみてください。
多くの人、特に若い人はスマホを使って例えば「白い食べ物 良い」とか「白い食べ物 危険性」といった言葉で検索するのではないでしょうか。
このようにテレビ、新聞、インターネットなどなど多くの情報が錯綜する現代社会においては情報が溢れ過ぎてどれを信じていいのかわからなくなることが多々あります。
「テレビと新聞なら新聞の方が正しい」とか「ネットに書いてある情報は信用できない」などさまざまな意見が出てくるでしょう。
僕の母も言っていましたが、「何を信じて良いのか分からない」、まさに現代は情報に振り回される時代です。
主張や意見が正しいかどうかは誰にも分からない
上記の白い食材の例以外にも正しいかどうか分からない事象は世の中にはたくさんあります。
例えば僕がこのブログに書いている文章について、その主張や意見が正しいかどうかは誰にも分かりません。
僕はこのブログには生活に役立つ記事の他に、自分が考えたことや意見をまとめた記事を書いていますが、その内容はテレビのレポーターや新聞記者のように事実に基づいて真実を書いているのではなく、僕が思ったことや考えたこと、知ってほしいことを僕個人の主観で書いているだけです。
僕自身の視点で仕事を含む社会や生活、さらにはニュースなどの情報から考えたこと、感じたことを表現しているにすぎません。
そしてそれは「うんうん、そうだよね。」と正しいと思う人もいますし、「ん、これは違うんじゃね?」と違和感を持つ人もいるでしょう。
つまりその主張や意見が正しいか正しくないかについて答えはないということです。
自分で考える癖をつけておくことが重要
ネット検索は便利だが…
冒頭にも書きましたが、今は便利な時代になったもので、分からないことがあったらスマホで検索サイトを開きネットで検索すればすぐに答えを求めることができます。
スマホを持つことが当たり前になった時から、僕も仕事や学校の勉強で分からないことがあればすぐにスマホを取り出し、その答えを求め自分が求めている答えがみつかったらすぐに納得して画面を閉じるようにしていました。
確かにネットは便利で辞書をいちいち開く必要もないし、どんな分野でも詳しく説明されています。
しかしこれを続けていると思考力、つまり自分でものごとを考える力が下がっていくのではないかと思うようになりました。
自分が求めたい答えが検索結果の1番目に出てきたサイトに載っていると、知識がなければそのままその情報を鵜呑みにして信じてしまうでしょう。
その検索したキーワードに関連する知識を少しでも持っていれば「ここに書いてあることはちょっと違うんじゃね?」と思い、2つ目、3つ目に出てきたサイトの情報も見てみようかとなるはずです。
「ネットに書いてある情報をすぐに信じてはいけないよ。」と教育現場などでもよく言われることですが、人は検索した言葉の関連知識がなければその情報をそのまま信じてしまうものです。
医療についてある企業がまとめたサイトの記事内容がほとんどパクりや嘘だったと話題になりそのサイトが非公開となりましたが、病気に対してあまり知識がない人がネットでその病気について検索でたどり着いた記事の内容を信じてしまい、病気に対して間違った治療法をしてしまうと言ったこともあるでしょう。
「ここに書いてあることはおかしくない?」とはならず「そうか、なるほど、そうだったのか!」となってしまいます。
その人が病気を治そうと藁にもすがる思いで検索していたとしたらなおさらそのような危険性は高まります。
重要なのは思考力を鍛えること
ここで重要になってくるのは何でも自分で考える癖をつけておくことだと僕は思います。
今、世界で何が起こっているのかについて、社会や経済がどんな仕組みで動いているのかについて知り、勉強することが大切になってきます。
そのような社会や経済の動きに対して「でも実際はどうなの?」とか「なぜそうなるの?」と疑問を持ち、自分で考える思考力が必要になってきます。
その思考力を鍛えるには日々勉強をしておくのが大切ですが、勉強といっても小学校や中学校で習う暗記中心の勉強ではありません。
ここでいう勉強とは、職場や学校で多くの経験を積むこと、読書をして文章の読解力をつけること、そして自分が思ったことを言葉にして書いてまとめ、表現力をつけるということです。
多くの経験を積むにはいろいろな価値観の人と出逢う、読解力をつけるには新聞や本をたくさん読む、そして表現力をつけるにはブログを書くことがおすすめです。
これを身に着けることで思考力が鍛えられ、情報に流されにくくなり、自分の意見を持つことができるようになります。
特にあなたが大学生の場合は思考力を鍛える環境は十分整えられているので、大学を卒業するまでにこの能力を身につけることができれば溢れる情報に呑まれてしまうことはなくなるでしょう。
僕は大学は専門知識をつけるだけではなく、自分で考える力である思考力をつける場であるとも考えています。
ネットの検索結果を信じるだけでなくその答えについて「ほんとにそうなの?」と疑問を持ち、自分で考えてみることができる思考力を鍛えることで情報に振り回されない賢い人になるようにしましょう。
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