こんにちは。大ちゃんです。
僕は少し前にこんな記事を書きました。
参考【詐欺】あなたも簡単にだまされる!ウマい話にだまされないために必要なこと
ざっくりと説明するとこの記事は詐欺の事例を紹介して「詐欺には気をつけようね」という内容なのですが、対話形式で事例を分かりやすく書いてみたので一度目を通していただけたらなと思います。
ですが上記の記事にも書いた通り、世の中には僕の祖母や父のように「ウマい話」にだまされてしまう人もいるわけで、僕は詐欺に引っかかりやすい人と引っかかりにくい人の違いは一体なんなのだろうと、この記事を書いてから考えていたんです。
違いの理由については人それぞれ生活する環境も異なるし、詐欺の手口も様々なため一概にも言えませんが、詐欺に引っかかりやすい人の共通点は僕は「情弱」であることだと思うんです。
情弱とは「情報弱者」の略ですが、これからの世の中は詐欺に限らず情弱な人がこれまで以上に生活のあらゆる場面でどんどん損をして、逆に情弱でない人、つまり「情報強者」がどんどん得をする世の中になっていくんだろうなと僕は思うわけです。
そこで今回は情報弱者が損をする理由と「情報強者」になるにはどうすれば良いのか考えてみたことを書いていこうと思います。
「情弱」は損をする世の中に
インターネットの普及により膨大な量の情報がやり取りされるようになり、現代は情報を知っているか知らないかの差だけで人生を大きく左右すると言っても過言ではないくらいの世の中になりました。
そしてこの傾向はこれから先さらに加速していき情報格差はますます開いていきます。
これは情報を知っている者だけが得をしていき、情報を知らない者はどんどん損をする世の中になっていくことを示しています。
ではなぜ「情弱」が損をするのか具体的に見ていくことにします。
情弱が損する理由
馬鹿にされる
なぜ情弱が損をするのかというと一つ目の理由は馬鹿にされるからです。
あなたは小学生の時に同級生や兄弟に、
などと言われた経験はないでしょうか。
(僕はあります。)
これと同じで情弱の人は周りの人から「そんなことも知らないダサい奴」と思われてしまいます。
特に馬鹿にされる傾向がある人は「インターネットで検索すればすぐに分かるようなことをわざわざ人に聞いて楽に答えを求めようとする人」。
自分でろくに調べようともせず他人に答えをすぐに求める人は馬鹿にされます。
なんでもかんでも人に聞けば完璧な答えがかえってくると思っている人。
こういう人は知らないうちに馬鹿扱いされること請け合いです。
「おめぇは何のためにスマホ持っているんだよ!!」
というように。
お金を損する
二つ目の理由として情弱はお金を損します。
というより、今の世の中、情弱は必然的にお金を損する仕組みになっているんです。
例えば「実際の店舗で売っている商品もネットショッピングで売っている商品もどちらも全く同じ商品なのに値段が半額近くも違う」ということはよくあることです。
少し調べてみたらわかるのですが、特に家電など電化製品なんかはこういうことは当たり前ですよね。
生活必需品である日用品や食料品などもコンビニやスーパーでは定価なのにネットでは期間限定で値引きキャンペーンなどが頻繁にやっていて「ネットで買えばさらにポイントもついて得だったのに…」みたいなことはよくあります。
電車やバスに乗るときに普通にきっぷを買って乗る人や共通ICカードを使って改札を通る人も知らない間に損しています。
少し調べてみると回数券や企画乗車券などで運賃を安く済ませる方法はいくらでも出てきます。
同じ電車やバスで同じ時間に同じ距離を移動する場合、少しでも安くなることで怒る人なんていませんからね。
このように情報を知っているか知っていないかで得をするか損をするか決まる世の中なんです。
電車の運賃の例もそうですが、電車に乗る回数は長い人生のうち何回もあると思うので初めから知っている人と知らない人とを比べ、これを生涯で計算するととてつもない額の差が生じることになり、情弱がいかに損をするかということがよく分かる事例です。
もう一つ例を挙げれば最近よくテレビで宣伝されている「格安SIM」なんかもそうでしょうか。
格安SIMを契約すると月々の料金が2,000円から3,000円ほどでスマホを持つことができるので大手キャリアと契約を続けるよりスマホ代が安くなるのは誰でも分かることです。
しかし情弱の人はろくに調べることもせず「こんなに安いなんて怪しい…」とか「急に繋がらなくなるのでは…」といつまでも格安SIMを避けている人が多いですがこれは確実に損をしています。
最近は格安SIM業者のテレビコマーシャルも増えたので格安スマホにすると安くなることはたとえ情弱であっても知っている人が多いです。
にもかかわらず実際に格安スマホに乗り換える人は少ない。
格安SIMの存在を知らないならともかく、インターネットでちょこっと調べてみるだけでそんな不安は解消するかもしれないのにそれすらせず、何やかんやと言い訳を並べ、知っているのにもかかわらず利用しないなんていうのは宝の持ち腐れもいいところです。
選択肢が狭まる
三つ目の理由としては人生の選択肢が狭くなるためです。
情弱だと見える選択肢の視野が狭くなって、最悪の場合自ら命を落としてしまうこともあります。
と思われたかもしれませんが、正社員の仕事を失うと人生は終わりで他に自分を雇ってくれる会社はないと思い込み、明らかに違法な労働環境にもかかわらずそこで働き続けうつ病になり自殺してしまう人がいます。
そのような労働者が労働基準法の知識を持っていれば会社の言いなりになって病気になるまで違法労働をしなくても済みます。
このような会社側と労働者側の情報の差に乖離(かいり)がある関係を専門用語で「情報の非対称性」というのですが、このような人は「(会社側の都合のいいような)偏った情報しか持っていないがために自分を追い込んでしまい、最悪の場合命までを絶ってしまう」という悲しい例になりうる可能性だってあるのです。
しかし会社に雇われて働く前から「労働基準法」の知識はともかく、「雇われずに働く生き方」や「自分でお金を稼ぐ方法」、「無料でスキルを身につけられる職業訓練」などの情報を知っていてそれを少しでも実践していれば心に時間やお金の余裕を持つことができるので自ら命を絶つまで追い込まれることはないと思うんです。
実はここで挙げた例は全て過去の僕のことで僕は自殺未遂までした経験があります。
もし僕がその時に上記の選択肢を知っていたら「最悪今の仕事を辞めてもお金を稼ぐ手段は他にもあるから大丈夫」と仕事にも余裕を持って取り組むことができて、うつ病になる前に転職等の最適な選択肢を選ぶこともできたと思うと僕は強く後悔しています。
情弱な人は明らかに目に見える「お金を損する」という部分もありますが、このように可視化されない「心のゆとり」の部分でも大きく損をしているのです。
情弱は受動的~能動的な人になろう~
ここまで情弱が損する理由を具体的に三つ見てきましたが、情弱な人の特徴は情報を自分で取りに行くことができない受動的な人だということです。
僕の主観になりますが、情弱な人のイメージとして,
- テレビの言うことをなんでもかんでも疑いもなく信じてしまう人
- インターネットで調べれば解決することなのに自分で調べようとしない人
- そもそもスマホやパソコンでどう調べたらいいのかよくわからない人
などが挙げられますが、そのような人は確実に情弱です。
例えば学生の中で、大学の授業であまり講義に出ていない人でもちゃんと単位を取得している人もいればそうでない人もいます。
授業に出ていなくても単位を取れる人は友達にノートを貸してもらったり、インターネットで昨年の講義情報(単位取得率や成績評価の基準など)をちゃんと調べている人です。
このように講義に出なくても単位が取れるという人は自分に必要な情報を能動的に取りに行く「情報強者」だからです。
また少し強い言い方になりますが、特にスマホを日常的に使っている学生には、
などと、どうも勘違いしている学生も多いかと思いますが、LINEやSNOW、ツムツムやモンストにしかスマホを使わない学生なんかは僕から言わせると間違いなく情弱です。
しかし現代はおじいさんやおばあさんなど年配の人でもスマホやタブレットを使いこなしてそれをビジネスに活用している人もいます。
そして今はスマホを使ってお金が稼げる時代なんです。そしてそれを知っている人の中にはスマホ1台だけで数万円稼いでいる人がいるのも事実です。
したくもないバイトに嫌々精を出しているくらいなら持っているスマホを使って空き時間やゲームをしている時間にお金を稼いでみましょう。
誰も教えてくれないのは当たり前
このような話をすると「損する情弱」の人たちはたいていの場合、
と文句を言うことが多いですが、言ってみればこのような受動的な態度だから損をするんです。
というか前にも述べたようにそういう受動的な人が損をするのが当たり前になるように世の中はできているんです。
受動的ではなく自分から情報を能動的に取りに行かない限り「情弱」から脱することは永遠にできないのです。
あなたが手に届かないところにあるモノをそこを通る人に取ってきてもらいたいとき、黙って何もしなくてもそのモノをとってきてもらえると思いますか?
ちゃんと相手に「そのモノを取ってきてほしい」と伝えるか、自ら動いて取りに行かない限りそのモノを自分の手の中に入れることは永遠にできません。
電車の回数券も格安SIMもスマホでお金を稼ぐ方法もちょっとインターネットで検索するだけで簡単に知ることができます。
「自分で調べて能動的に情報を取りにいく」ことが習慣になっていない人はお金だけでなく自分の人生も損してしまいます。
これからの時代を生きていくために「自分に必要な情報を自らの手で取りにいくことができる能力」がますます重要視されるのは間違いないことでしょう。
情弱にならないために
では自分が情弱になって損をしないようにするためにはどうすれば良いのでしょうか。
今回は僕がおすすめする方法を二つ紹介してこの記事を終わろうと思います。
検索する癖をつける
一つは自分で疑問に思ったことは何でもインターネットで検索する癖をつけることです。
何か分からないことがあった時すぐに周りの人に聞いていることを続けている人は仮に聞ける人が傍にいたとしてもインターネットで調べる癖をつけましょう。
インターネットで調べることで世の中のたいていのことは解決できるようになっています。
例えば料理のレシピも駅と駅との乗換案内もスマホアプリの使い方もほとんどの分野で詳しく解説しているページがあります。
そこで紹介されている方法を自分も真似してみたり少しアレンジして活用してみる。
疑問に思ったことを自分から自然と調べる癖をつけることで能動的に情報を取りにいく訓練をすることができるのです。
自分でも情報を発信してみる
僕が特におすすめする方法は自分が情報を発信する側に立つことです。
ツイッターやブログなど何でもいいですので、自分が仕入れた情報をアウトプットする場をインターネット上に設け、自分も情報を発信する側に回ってみるのが情弱から抜け出す一番効果的な方法です。
情報をまとめてアウトプットする習慣ができると、
とインプットが活発になり自然とアウトプットする情報の質も上がっていきます。
「自分が気になったニュースを読んだ感想と一緒にツイッターでシェアしてみる」
「自分が体験したことや普段感じていることをブログ記事にして発信してみる」
とにかくその時その時に思ったことや感じたことを発信してみることで不思議なことにあなたは能動的に動くことのできる人間になっていきます。
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