この記事は2014年8月13日(水)に奈良県在住の僕がJRの青春18きっぷを使って石川県金沢市に日帰り観光をしていきた時の旅行記です。
実は僕の祖母の田舎が石川県の能登地方で、子どもの頃は夏休みになると石川県には家族で毎年行っていたのですが、金沢はいつも素通りでじっくり観光したことが一度もなかったので、大学の夏休みの間、青春18きっぷを利用して一人旅をしてきました。
また、日帰り旅行で青春18きっぷを利用したのも今回の旅が初めてで、今回の記事はその時の旅行記です。
なお、青春18きっぷを使ってこの年の夏に僕が実際に行ってきた他の行き先のレポートは以下のリンクを参考にしてください。
- 〈第1弾〉青春18きっぷで行く日帰り金沢観光(当記事)
- 〈第2弾〉青春18きっぷで行く香川・高松日帰り観光
- 〈第3弾〉青春18きっぷで行く日帰り浜松観光
- 〈第4弾〉青春18きっぷで行く日帰り尾道観光
- 〈第5弾〉青春18きっぷで行く豊岡・出石日帰り観光
JR京都駅から青春18きっぷを利用開始
朝の7時前に自宅のある奈良を出発。
まず近鉄電車で奈良から京都へ行き、JR京都駅から青春18きっぷの利用を開始。
京都駅の改札できっぷに印を押してもらい、京都駅8時21分発の湖西線経由の敦賀行きの新快速に乗車。
湖西線経由にしたのは琵琶湖の景色を眺めてゆったり行こうと思ったからですが、この時期はお盆の初めで車内は満員。
もちろん京都駅からは座席に座れるはずもなく、1時間近くは立ち乗りで景色どころではありませんでした。
9時50分に敦賀駅に到着。
ここで北陸本線に金沢行きに乗り換えるのですが、座席を確保するためにはダッシュで乗り換えなくてはいけません。
金沢まではここから鈍行で2時間半かかるので座れないと体力的にはかなりきついです。
僕はなんとか座席を確保することに成功。
9時53分発。
ここから2時間、滋賀県と福井県の県境にある長いトンネルを抜けると電車の車窓は両側とも田園風景が続きます。
金沢駅に到着
到着の約30分前、ちょうどお昼の12時頃。車内で昼食にします。
あらかじめ買っておいたおにぎりを食べ終えると降りる準備をします。
12時24分、ようやく金沢に到着。奈良からは約5時間、京都からは約4時間かかりました。
城下まち金沢周遊1日乗車券を購入
金沢の主な観光地を巡るにはバスが便利なのですが、バスも何度も乗車すると運賃がかさみます。
そこでおすすめなのが今回購入した「城下まち金沢周遊1日乗車券」。
発売価格は500円(子どもは250円)で普通運賃は1乗車につき大人200円なので、3階以上バスに乗る予定があれば元が取れます。
参考北鉄バス1日フリー乗車券|観光に便利なバス |北陸鉄道株式会社
金沢観光
ひがし茶屋街へ
ますはバスに乗って茶屋様式の伝統的建造物の町屋が多く残る観光地、ひがし茶屋街(東山ひがし)へ。
橋場町バス停から茶屋街へは徒歩約5分ほど。
街並み風情があって歴史を感じさせる建物やお寺がたくさん残っています。
僕が訪れた時間はお昼過ぎで観光客も多かったですが、街を歩くだけで金沢の城下町の風情を堪能することができました。
金沢城へ
次はバスで金沢城へ向かいます。
バスは少し渋滞にはまってしまい、思ったより時間がかかってしまいました。
金沢城は江戸時代、加賀藩の藩主、前田氏の居城であったことで有名です。
兼六園へ
次は日本三大庭園でも有名な兼六園へ。
兼六園は金沢城公園のすぐ近くにあるのでここでの移動はバスを利用する必要はありません。
僕は日本三大名園のうち、岡山県にある後楽園には行ったことがあるのですが、兼六園は初めてです。
個人的な意見ですが、兼六園は後楽園よりもより日本庭園的な感じがして日本の和の雰囲気を存分に味わうことができました。
そして後楽園もそうでしたが、なにより広いです。
帰りの電車の時間も気にしながらも、1時間ぐらい滞在していました。
長町武家屋敷跡へ
時刻はお昼の3時過ぎ、今回の旅で最後に僕が訪れたのは、長町武家屋敷跡です。
近くの香林坊というバス停でバスを降り、町の方へ少し進むと土塀の壁と石畳の道になっていて、こちらも散策するだけで藩政時代の情緒ある雰囲気を味わうことができます。
金沢駅に戻る
金沢市の台所、近江町市場にも寄ってみたかったのですが、帰りの電車の時間が迫ってきていたので断念。
バスでの渋滞がなかったら寄れたかもしれなかったので少し残念。
金沢駅に戻り、駅の下にある金沢百番街でお土産を急いで選びます。
といっても僕は買うお土産はあらかじめ決めていて、冒頭に書いたとおり昔から祖母が好きな金沢名物の「きんつば」を購入。
少し値段が高いですが、これが甘くてしっとりしていて金沢らしいとても上品な味なんです。
金沢に行ったらぜひ一度味わってみてください。
金沢駅を出発
座席には座りたかったので余裕を持って15分前からホームに並び、金沢駅から敦賀行きの普通電車に乗り込みます。
16時37分発車。金沢を後にします。
電車の車窓は夕暮れの風景で旅の疲れも出てきてうとうとしていましたが、帰りはだんだん暗くなり窓の外の風景も楽しめなくなってきたので永遠とウォークマンで音楽を聞いて家路を目指します。
夕暮れを走る電車の中、シャッフル再生で流れてきた『異邦人』という曲はとても印象的でした。
長いトンネルを抜けると敦賀駅に到着。
19時7分、辺りはすっかり真っ暗で朝とは異なり電車を乗り換える人もまばらに。
帰りのルートも行きと同じく湖西線経由で京都へ。
窓の外は暗闇で琵琶湖の湖面を見ることはできませんでした。
そして21時4分。京都駅に到着。長い旅ももうすぐ終わりです。
家に着いたのは夜10時過ぎ。駆け足で観光には少し物足りなさ感もありましたが、無事に帰ってくることができました。
〈参考〉今回の旅にかかった費用
交通費
- 近鉄奈良~京都往復(620円×2=1,240円)
- 青春18きっぷ1回分(実質2,370円)
(参考:京都~金沢 普通運賃 片道:4,000円、往復:8,000円)
- 城下まち金沢周遊1日乗車券(500円)
入場料等
- 金沢城(310円)
- 兼六園(310円)
(※運賃、入場料および電車の時刻などは2014年当時のものです。)
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