こんにちは。うつ病ブロガーの大ちゃんです。
お正月なので今回はお年玉の話です。
この時期、学生の中には親戚からたくさんのお年玉をもらって喜んでいる人もいると思います。
もらったお年玉を何に使おうかなあと使い道を考えているとわくわくしますよね。
しかし学研教育総合研究所の調査によると、小学生の子どもはお年玉の7割以上を貯金に充てるという調査結果が出ています。
また高校生や大学生になってももらったお年玉を使わずに貯金をする人が多いです。
僕も実際、学生時代にもらったお年玉は貯金しておくことが多かったです。
そういう人は「将来が不安だ」とか「必要になった時のためにとりあえず貯金しておこう」と考えているでしょう。
確かに今は昔と比べると景気も良くないので将来の為貯金しておく動機もよく分かります。
僕も実際その通りでしたからね。
しかし、僕は現在は学生のうちはお年玉を貯金せずに使うべきだと考えます。
今回は高校生や大学生がもらったお年玉は貯金せずに使ってしまった方が良い理由を書いていこうと思います。
お金の価値
まず始めに簡単な例を出します。
あなたは「今すぐに1万円をもらえる」もしくは「1年後に1万円がもらえる」としたらどちらを選びますか?
もちろん大半の人は前者、つまり今すぐに1万円が欲しいと考えるでしょう。
実はお年玉を今すぐ使うか貯金しておくかの選択もこれと同じです。
その理由は「現在の1万円」と「将来の1万円」とでは価値が明らかに異なるためです。
あなたが小学生だった頃を思い出してみてください。
大半の人にとっては小学生の時、1万円は大金だったと思います。
小学生で1万円もあると自分の好きなだけお菓子を買うことができ、高価なゲームやおもちゃだって何でも買うこともできました。
福沢諭吉が1枚あると小学生が欲しいと思うほぼ全てのモノを手に入れることができます。
小学生だった時はその1万円でたくさんの夢や感激を買うことができたのです。
その1万円で欲しくて欲しくてたまらなかったあのおもちゃやゲームを買うと、
と一生忘れられないような思いでとなるでしょう。
しかし、歳を重ねあなたが高校生や大学生となった現在はどうでしょうか?
多くの人にとって1万円が大きなお金であることに変わりはないと思いますが、例えば何日間かアルバイトをすればその数倍のお金を稼ぐことができます。
1万円で友達と何回か飲みに行ったりカラオケに行ったりと遊びに行くことはできますが、今したいと思うこと、例えば海外旅行なんてものは1万円で実現できるわけではないのです。
つまり小学生の時の1万円と比べると、高校生や大学生になった時の1万円の価値は下がっているのです。
これから先、未来のことを考えてみたときも同じです。
例えばあなたはアルバイトで稼いだ10万円が手元にあるとします。
高校生や大学生にとっては10万円なんてものは大金だと思います。
これなら海外旅行だって行けることでしょう。
しかし10年後の10万円は今と同じ価値ではありません。
学校を卒業すると大半の人がその2倍以上の月収を得ることになるのです。
お年玉やアルバイトで得た10万円を将来のために、と大切に大切に貯金しておいたとしても10年後のあなたは小学生の時のようにそこまで喜ぶことはありません。
そうであるならば、10万円が貴重だと思える今のうちに自分の好きな使い方をした方がよっぽど良いです。
10年後は今の10万円なんて1万円ぐらいの価値しかなくて、生活費の一部になっている可能性が高いのです。
目的がなければすぐに使うべき
このように、お金の価値は歳を重ねるごとに下がっていくのでお年玉はもらってすぐに使うべきです。
目的が何もなく「ただ単になんとなく将来のために貯金しておいた方がいいかなぁ」と考えるのであれば使ってしまった方が良いと断言します。
例えばいつも安物の服ばかり買っているなら高級な服を買っておしゃれを楽しむのも良いです。
学生のうちにテレビドラマに出てくるような大人向きの高級レストランで恋人と食事をしたらそれこそ一生忘れられない思い出となりますし、その経験は貯金するよりも将来のためになりますよね。
このようにそのお金の使い道は「普段体験できない非日常なこと」がおすすめです。
非日常を経験することにより価値観が広がりますし、知らない経験をすると「こんな世界もあるのか!」と、世界を見る目が変わるかもしれません。
自分が知らない世界に若いころから遭遇しておくことは将来のために残しておくよりも大きな意味があり、それが結果的には将来のためとなるのです。
「一人暮らしをするための資金にする!」など、確固たる目的があるのであれば貯金も良いですが、なんとなく貯金するのであればお年玉は使ってしまう方が良いのです。
まとめ
今回はもらったお年玉はすぐに使ってしまった方が良い理由を説明してみました。
お金の価値は現在が最も高く、時間が経つにつれその価値はどんどん下がっていくものです。
僕はこれは子どもだけの話ではなく大人になっても同じだと思います。
20代、30代の若いうちから欲しいモノを買うのも我慢し、やりたいことも我慢して少ない給料の中からたかが数万円を貯金に回すことにそんなに意味はないと思うのです。
その数万円をやりたいこと、例えばライブや旅行、読書などに充てることであなたの人生を大きく変える出来事に出逢える可能性だってあるのです。
あなたは世界を広げてくれる可能性がある消費より、将来のために貯金をする方が人生を豊かにするいいお金の使い方だと思いますか?
お金の使い道は人それぞれだと思いますが、今回のお年玉の話があなたのお金の使い方をもう一度よく考えてみる機会になれば嬉しいです。
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