こんにちは。奈良の大ちゃんです。
この記事では、奈良の玄関口の一つである近鉄奈良駅から、東大寺や春日大社など、奈良の代表的な観光地である奈良公園までのアクセス方法を徒歩とバスに分けて画像付きで解説しています。
この記事が奈良を観光する際の参考になればうれしいです。
なお、近鉄奈良駅ではなくJR奈良駅から奈良公園周辺までのアクセス方法は別の記事にまとめていますので、こちらも参考にしていただければ幸いです。
近鉄奈良駅は地下駅
では早速、近鉄奈良駅から奈良公園周辺までのルートを説明したいと思いますが、近鉄奈良駅は地下駅となっていて、電車の発着するホームが地下2階に、そして改札口やコンコース、お土産を買うことができる店舗などが地下1階にあります。
そのため、まずは駅がある地下から地上へ出るルートを説明します。
また、奈良公園へは、徒歩で行く場合とバスを利用する場合で、出る改札が異なってきますので、これも順番に説明していこうと思います。
徒歩の場合
先に分かりやすいように説明しておくと、徒歩の場合は「東出口」、バスの場合は「西出口」を出ます。
まずは、近鉄奈良駅から東大寺や春日大社、奈良国立博物館などがある奈良公園周辺への徒歩でのアクセスを説明します。
東改札口を出る
電車を降り、改札を出るまではどの階段やエスカレーターを利用しても同じですので、近鉄奈良駅に到着し、電車からホームへ降りたら、近くの階段・エスカレーターで上の階(地下2階から地下1階)へ昇ります。
なお、ホーム階(地下2階)から改札口階(地下1階)へのエレベーターは1・2番のりばのホームにしかなく、降車ホーム前方の通路から1・2番のりばへ回り込む必要があります。
そのため、エレベーターを利用する場合は、京都や大阪難波などの乗車駅で、あらかじめ前の方の車両に乗っておくといいでしょう。
改札口のある階(地下1階)に上がると、「東改札口」と「西改札口」の二か所に改札口がありますが、徒歩で奈良公園を目指す場合は、「東改札口」を出ます。
②番出口or③番出口から地上へ
東改札口を出ると、以下の写真のようになっていますので、「②番出口」か「③番出口」から地上に出ます。
東改札口を出て直進し、窓口やきっぷ売り場の右側に位置する、トイレの入り口がある手前の場所に地上に向かう階段があって、この階段が②番出口となっています。
一方、③番出口へは以下の写真のように、東改札口を出てすぐ、斜め右方向に位置する階段とエスカレーターを昇り直進します。
階段・エスカレーターを昇りきったら、前方の自動扉から建物の外へ出ます。
エレベーターは③番出口へのエスカレーターがある右奥にあります。
なお、近鉄奈良駅には改札口のある階(地下1階)と地上階を結ぶエレベーターはこの1ヶ所のみですので注意が必要です。
また、③番出口に通じるこの階段・エスカレーターを昇りきると、すぐ右側に総合観光案内所がありますので、観光案内所に立ち寄ってから観光をしたい場合は、②番出口ではなく、③番出口への階段・エスカレーターを利用するといいと思います。
②番出口および③番出口を出ると、行基像がある噴水広場に出ます。
登大路の坂を東へ進む
次に、東大寺や春日大社、国立博物館などがある奈良公園へは、以下の写真のピンクの矢印のとおり、コンビニの横の大通り(登大路・のぼりおおじ)の歩道を東方向へと進んでいきます。
また、右側の「ひがしむき」という商店街へ入っていくと、三条通りに出て、猿沢池やならまちの方へ行くことができます。
ちなみに、登大路の坂を上って、しばらく道なりに進んでいくと、普通に鹿が歩いている場合が多いので、初めて奈良に来られた人はここで驚かれる方もいると思います。
この辺りでも鹿せんべいが売られており、観光シーズンの時期はさまざまな出店が軒を並べている時期もあるので、ここの歩道は多くの観光客でにぎわっています。
しかし、大仏で有名な東大寺や春日大社はこの辺りにはなく、まだ先にあります。
この歩道から右側の参道に入ると、五重塔で有名な世界遺産の興福寺があります。
301年ぶりに再建された中金堂へもこの参道から入ることができます。
また、車道を挟んで左側には奈良県庁があり、県庁の屋上は展望スペースがあって無料で開放されていますので、時間がある場合は立ち寄ってみるのもいいと思います。
地下歩道を通る
東大寺・春日大社方面へはそのまま歩道を直進します。
県庁を過ぎてしばらく進むと、以下の写真のような地下歩道があるので、その地下歩道を通行します。
地下歩道内にも分岐がありますが、東大寺や春日大社・国立博物館へ行く場合はそのまま直進します。
なお、地下歩道の上にある県庁東交差点は国道が交わる大きな交差点ですが、横断歩道がなく交通量もとても多くて危険なため、歩行者は横断禁止となっています。
ですので、ここは必ず地下歩道を通るようにしてください。
たまに観光客と思われる方が鹿と同じように地上の交差点を渡っているのを見かけるのですが、とても危ないので、決して鹿の真似をして車に轢かれることのないようにしましょう。
地下歩道を出てしばらく進むと、右側に奈良国立博物館が見えてきます。
ここでは、毎年秋には「正倉院展」が開催され、正倉院展開催中は多くの人でにぎわいます。
東大寺・春日大社へ
東大寺・春日大社へは、上記写真のピンクの矢印のとおり、さらに直進します。
しばらく歩くと、大仏殿交差点に差し掛かります。
そして、左側の信号を渡って北へ進み、南大門を超えると東大寺へ、そして前方の信号を渡って直進すると春日大社への参道と合流し、参道を奥まで進むと春日大社の本殿へ向かうことができます。
近鉄奈良駅から東大寺までは徒歩で約20分ぐらい、春日大社の本殿までは徒歩で約25分ほどで到着します。
バスを利用する場合
次に、近鉄奈良駅からバスを利用して東大寺や春日大社、奈良国立博物館などがある奈良公園周辺へのアクセスを説明します。
西改札口を出る
バスを利用する場合、徒歩の場合と異なり、「西改札口」を出ます。
近鉄奈良駅は東改札口の方の利用者が多いため、バスを利用する場合は、周りの人につられてうっかり東改札口を出てしまわないように注意しましょう。
ただし、前述したとおり、エレベーターは東改札口側の1ヶ所しかないので、エレベーターを利用する場合は地上に出てから信号のあるところで車道の北側へ横断し、向かい側にあるバス乗り場へ移動する必要があります。
⑤番出口から地上へ
西改札口を出るとすぐに右に曲がり、⑤番出口の階段を利用して地上へ登ります。
そして、階段を登りきると、以下の写真の矢印のように大きく左にUターンするように進みます。
1番のりばから発車するバスに乗車
少し進んだ先にすぐ奈良公園方面へのバス乗り場があって、一番手前の1番のりばから発車する奈良交通の路線バス(行先は市内循環・中循環の外回り、高畑町、春日大社本殿のいずれかのバス)に乗ると、奈良公園方面へ向かうことができます。
バスはだいたい5~7分おきに出ています。
バスの運賃は大人210円、小児は110円で、市内循環では先払いとなっています。(ICカードでの支払いも可)
ちなみに1番のりばから出発するバスは、全ての便が奈良公園を経由するので、バスの乗り場さえ間違わなければ奈良公園にはたどり着くことができます。
バスでの近鉄奈良駅から奈良公園への所要時間は道路の混雑具合にもよりますが、5~6分程度です。
下車するバス停ですが、「県庁前」「県庁東」「氷室神社・国立博物館」「東大寺大仏殿・春日大社前」のいずれかの停留所で下車すれば、もうそこは鹿のいる奈良公園の中です。
ただ、春や秋の観光シーズンは奈良公園内を通る県庁東交差点以降の道路の渋滞が激しいため、土日や観光シーズンはバスには乗らず歩いた方が早く目的地に着く場合も多くあります。
最後に
この記事では近鉄奈良駅から奈良公園へのアクセス方法について画像も見ながら詳しく見ていきました。
最後にまとめておくと、近鉄奈良駅から東大寺や春日大社などがある奈良公園までは、徒歩の場合は登大路を東へ直進するだけで必然的に奈良公園に着くので、駅での改札口や出口を間違わなければあまり迷うことはないと思います。
バスの場合は1番のりばから出ている路線バスに乗って5~6分ほどですが、交通状況によって所要時間が変わってくるため、その点は注意が必要です。
ですので、個人的には、近鉄奈良駅から奈良公園までは、足が不自由など、よほどの理由がない限り、分かりやすく迷いにくい徒歩でアクセスするのが良いと思います。
以上、近鉄奈良駅から奈良公園周辺までのアクセス方法を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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