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過敏性腸症候群(IBS)という病気の辛さをもっと知ってほしい

※この記事は約7分で読めます。

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こんにちは。うつ病ブロガーの大ちゃんです。

2019年1月22日(火)に日本テレビ系列で放送された『ザ!世界仰天ニュース』にて、「過敏性腸症候群」(IBS)という病気の実例が取り上げられていました。

番組に登場した女性はおならが止まらないことに始まり、それに加えて下痢や空気嚥下症の症状が出ており、そういった症状が学校や職場などでの日常生活にも影響していました。

実は僕も番組内で紹介されていた女性と同じく、この過敏性腸症候群という病気を持っていて、小学生の高学年くらいの時期からずっとこの病気の症状に悩まされています。

ですので、紹介VTRを見ただけで、すぐに「これは過敏性腸症候群だな」と思ったのですが、出てくる症状も同じだったので、番組に登場していた女性にものすごく共感したんです。

現在は僕の過敏性腸症候群の症状は落ち着いていますが、これまでこの病気により悩んだり苦しんだりした経験が多々ありますので、今回は僕の過敏性腸症候群の体験談を書いていきたいと思います。

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僕の過敏性腸症候群の体験記

症状が気になりだしたのは小学校高学年~中学生の頃

僕がこの過敏性腸症候群の症状が出始めて、おならや下痢などの症状が気になりだしたのは、小学校の高学年~中学生の頃です。

小さなころから父親に理不尽に叱られてばかりだった僕は、自分に自信がなく、人前に出るととても緊張する性格だったんです。

そして学校での授業でよく生徒に問題を答えさせる先生の授業がある日は、

「当てられてちゃんと答えられなかったらどうしよう」

とか、

「同級生に笑われたり茶化されたりしたら嫌だな」

と、朝から不安でいっぱいになり、気づくと番組で紹介されていた女性と同じようにおならが止まらなくなり、ひどい時には腹痛も伴って下痢をもよおすこともありました。

特に発表がある授業の時や、体育や音楽などの教科で跳び箱やリコーダーなどの実技テストがある前は、

「失敗したらどうしよう!」

と不安と緊張でいっぱいになり、おならや腹痛・下痢の症状が特にひどくなったんですよね。

また、テレビで紹介されていた女性もそうでしたが、おならをすることで周りの視線が気になってしまうので、やっぱりおならを我慢するようになるんですよね。

それがさらに症状を悪化させたんだと思うんです。

このころは家にインターネットも引いておらず、自分の携帯電話も持っていなかったので、そんな病気があることも知りませんでした。

そして、「自分は緊張するとそういう症状が出る体質なんだな」としか思っていなかったため、これが病気だとは思わず病院へ行くこともありませんでした。

大学生になってからは症状がマシになってきた

高校生になっても相変わらず当てられる授業がある日は、おなら・腹痛・下痢の諸症状は続き、トイレにこもって日常生活に影響を及ぼすほどひどいものではありませんでしたが、何かと緊張する出来事や不安な出来事がある度に、これらの症状に悩まされ続けてきました。

そんな症状に悩んではいたけれど、日常生活を送ることが困難になるほどでもないので、病院には行かず、この時はビフォフェルミンなど、市販の整腸薬を飲んで対処をしていました。

薬を飲み始めてすぐの頃はその薬が効いたような感じもありましたが、飲み続けていくうちに効果もだんだんとなくなっていったようで、「やっぱり体質なんだからしょうがない」と諦めていたんです。

しかし、転機があったのは大学生になってから。

大学の授業では、小学校・中学校・高校の授業のように、当てられる授業は英語やゼミくらいで、他にはほとんどありません。

大教室で教授がずっと話をしている授業ばかりなので、緊張することもなく、リラックスして授業を受けることができたんです。

しかも大学にはクラス分けもなく、同じ授業を取っている子とずっと同じ教室で授業を受けることもないし、答えられなくても茶化したりする子もいないし、何より自分の他にも答えられない子がたくさんいたので、「答えられなかったらどうしよう!」から「こんなのどってことないし全然大丈夫だな」と思うようになったんです。

どうしてもお腹の調子が悪かったら、入口近くの席で授業を受けて、トイレに行きたくなったら抜け出せばいいと思っていたので、授業を受けるのも気楽になりました。

そして「過敏性腸症候群」という病名を知ったのもこのころです。

当時はガラケーでしたが、インターネットは使えたので、自分の携帯電話でそのような症状について検索をしてみました。

すると、自分と同じ症例を見つけ、ここで初めて過敏性腸症候群という病名も知り、「ああ、自分もきっとこの過敏性腸症候群なんじゃないのかな」と思うようになったんです。

就職活動を期に再び過敏性腸症候群の症状がひどくなる

と、大学3年生の前半までは、そんな症状が出ることもほとんどなく、やっと下痢や腹痛からは解放されたなと思ったのもつかの間、就職活動が始まると、これまで収まっていた症状が再び現れるようになりました。

特に就職試験で面接がある日の前夜は腹痛で眠れなくなることもあったし、当日も「面接でちゃんと質問に答えられるか不安だな」と心配と緊張でいっぱいになり、しょっちゅうお腹を壊して下痢をしていました。

また、面接時にお腹が痛くなってトイレにいきたくなることに不安を覚え、面接がある日は意図的に食事の量を減らしたり、必ず排便を済ましてから出かけたりするようにもなりました。

就職してからも治らずさらに悪化してそのままうつ病に

そんな苦労を乗り越えて就職をし、社会人として働き始めましたが、ここでも慣れないことばかりで、相変わらずおならや腹痛などの症状は続いていました。

僕が就職した会社は警備会社で、主に警備員の仕事をしていましたが、入社してすぐの頃は、仕事も不安が半分、楽しさが半分といったところで、「まあこれなら慣れれば何とかやっていけるだろう」と思っていました。

しかし、だんだん拘束時間が長くなり、10日を超える連勤や泊りがけの仕事もあって、自分が自由に過ごすことのできる時間はほとんどなく、ついには寝る時間もないほどの生活になっていきました。

そして過労や不眠がたたり、僕はそのままうつ病になってしまいました。

参考僕がうつ病になるまでの過程

うつ病になる直前、ちょうど連勤が続いて激務だったころは過敏性腸症候群の症状はさらにひどいものになっていて、腹痛や腹部膨満感、それに下痢が毎日のように続き、もう仕事に集中するどころではない状態でした。

さらに、「腹痛や下痢にならないように1日をこなすこと」ばかり考えるようになって、いつトイレに行きたくなっても良いように、毎回変わる現場や、乗り換えで利用する駅のトイレがどこにあるか、全部頭の中で把握していたほどで、まさに「お腹の心配がさらなるお腹への不安につながる」悪循環に陥っていました。

やはり警備員の仕事は通行人やお客さんをはじめ、現場で働いている人や同僚・上司、そして他社の社員の方など、様々な人とコミュニケーションを図って対応すること、そして緊急事態など、予想されない出来事にもちゃんと対応しなければいけない仕事だったので、それが「うまくできなかったらどうしよう!」という不安や心配、緊張の引き金となり、過敏性腸症候群の症状を悪化させていたのではと思います。

また、さらにこの時の仕事は労働時間も長く、前述したようにいろいろな立場の人と関わる仕事だったので、人間関係をはじめとした周囲の環境が多大なストレスとなり、その影響で過敏性腸症候群の症状もよりひどいものになっていったのではないかと思います。

うつ病になってから現在まで~環境を変えることで治まってきた~

うつ病と診断されてからは会社を退職し自宅での療養生活が始まりました。

現在はこうやって主にブログを書いたり、家事をやったりするなど、前の仕事と異なり働く時間を自分で決めることができるし、また、様々な人と直接コミュニケーションをとる環境ではないので、たまに食べ過ぎなどで腹痛や下痢になることはありますが、冒頭に書いたように過敏性腸症候群の症状は落ち着いています。

おならはよく出るんですが、家にいる場合がほとんどなので、周囲を気にすることなく放屁できますし、いつでもトイレに行けるのが安心感につながっているんだと思います。

あれだけひどかった症状が落ち着いたのは僕の場合、やはり環境を変えたことが一番大きかったと思うんです。

前の仕事ではあった、トイレにいけない状況、人前に出ることによる不安や緊張、そして長時間の労働によるストレスをできる限り排除した結果、過敏性腸症候群の症状は落ち着き、「お腹の悩み」で生活の質が下がることはなくなりました。

最後に

以上が僕の過敏性腸症候群の体験談です。

テレビでは日本人の10人に1人がなっているとされている病気だと紹介されていましたが、僕のこれまでの経験から思うに、この過敏性腸症候群は、「ストレスの大元となっている原因を根本から排除しないと治らない病気だな」と感じます。

今回はもっと多くの人にこの病気の辛さを知ってほしいと思いこうやって記事にしてみました。

この病気は周囲からも誤解がされやすく、しかも自分からはなかなか周囲の人に悩みを打ち明けられないので、とても辛い病気です。

今回テレビで紹介されたことにより、初めて「こんな病気があるんだな」と知った人もいると思いますが、もっともっとたくさんの人に知ってほしい病気であるなと、番組を見て改めて思いました。

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書いている人

大ちゃん

社会人1年目で就職した会社で過労・睡眠障害によりうつ病を発症後、休職から退職に追い込まれた26歳の男。現在はうつ病療養の傍ら複数のサイトを運営。当ブログ『夢民島』は毎月5万人以上の人に読まれています。 [詳細]

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