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世界の中の日本人?日本人絶賛番組が流行る理由

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世界の中の日本人?日本人絶賛番組が流行る理由

こんにちは。大ちゃんです。

今回はここ数年で人気になっている日本人絶賛のテレビ番組から僕が考えたことを書いていこうと思います。

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日本人絶賛番組にうんざり

ここ数年、海外の世界各地に移住した日本人を芸能人が訪問しその人の生活やその地に住むようになった経緯などを紹介する「ドキュメント式バラエティー番組」が流行っているようです。

僕は現在国内ドラマやNHKニュース、一部のバラエティ番組しかテレビは見ないのですが、世間ではこのような「世界で活躍する日本人ってすげーよな」的な番組がそこそこの視聴率を取っているようです。

今ざっと調べただけでも現在放送されているこの類の番組は3つもあるようで、

  • 世界ナゼそこに?日本人 ~知られざる波瀾万丈伝~(テレビ東京系、2012年10月~放送)
  • 世界の村で発見!こんなところに日本人(テレビ朝日系列・ABC朝日放送制作、2013年4月~放送)
  • 世界の果ての日本人!~ここが私の理想郷~(TBS系列、2011年1月~不定期放送)

その他のバラエティ番組や情報番組でも海外に移住した日本人を紹介するコーナーが日本のテレビではしばしば取り上げられてます。

これらの番組はわざわざ高い旅費と時間をかけ芸能人が現地に赴き、そこで暮らしている日本人を絶賛し「日本人天才!」と締めるのがデフォルトとなっています。

「世界を支配する日本人って超すごい!」

正直、僕はこの手の番組に辟易(へきえき)しています。

「あー、すごいね、そういう人もいて。でもだから何なの?」

「海外で暮らしている日本人なんていまどき何万人、何十万人もいるし、別にテレビで紹介するほどのものじゃないんじゃね?」

「そんなに海外で暮らしている日本人って偉いの?」

テレビ局は日本人が原発も爆発させておいてよくここまで「日本人はすごい!」って言えるものなんだと呆れるほどです。

日本人バンザイ番組がうけるワケ

なぜこのような番組が世間一般にうけるのでしょうか。

これは日本人特有の仲間意識というか、みんなと同じ自分は経済大国ニッポンの一員だぞという雰囲気が醸し出しているような気がするのです。

「俺たち日本人の仲間が海外で活動していることはすごいことだ。」

「僕らはそんな日本人の一部だから偉いんだぞ!」

みたいなそんな感じが今の日本を包み込んでいるような気がしてなりません。

このような良くも悪くも「日本独特」な雰囲気が上記のような番組が流行る理由なのかもしれません。

それってもう古くねぇ?

しかしよく考えてみるとそんな考えはもう古いというか終わったんだと僕は思うのです。

上に「経済大国ニッポン」と書きました。

確かに1980年台までは高度経済成長期で「日本経済=日本人の誇り」だったのでしょう。

(僕は1992年生まれでバブル経済がはじけた後に生まれたので経済大国ニッポンは学校の授業でしか知りません)

しかし1990年代から現在はどうでしょうか。

いつのまにか日本のGDP(国内総生産)は中国に抜かれ世界第3位となっています。

「失われた20年。」

イケイケガンガンだった経済に日本人が誇りを持てなくなった頃から僕ら日本人は歴史や文化という「日本の遺産」に自分が自分であるための根拠を求めるようになってきた。

そして海外で活躍する日本人を褒めまくることでしか自分に自信を持てなくなってきた日本人を見て僕は「この国は景気が悪いなあ、この先どうなるのだろうか?」と思わざるを得ないのです。

あなたは今の仕事を誇りに思いますか?

逆にあなたがやっている仕事は海外の人や日本に住んでいる外国人に自分の仕事を心から誇りだと思いますか?

実際、自分がやっている仕事を胸を張って「俺ってすごいんだぞ、俺が世界の経済を動かしているのだ」と主張する日本人は社長ぐらいで決して多くはないでしょう。

モノが溢れ経済成長が低迷している中、自分の仕事に誇りを持てなくなってきている。

そんな人々が世界で活躍する日本人をテレビで見て自分の不安な心の支えというか寄りどころにしているのではないでしょうか。

「日本人は世界で活躍している。俺も日本人だ。だから偉い。」という風に。

本当はそのようなことに因果関係が全くないにもかかわらず…

そんな国の将来が心配

私事ですが、僕はうつ病になって会社を退職した過去があります。

会社で働いていた時は「こんな仕事誰でもできることやん。なぜ僕がこんな仕事をしなければならないんだ」と。

そんなことを思いながら頑張って働き続けるといつのまにかうつ病を発症してしまいました。

そしてうつ病が原因で会社を退職した当時はそんな社会に絶望していました。

上記のような考えでなんとなくこのようなテレビを見ているといざ自分の仕事がなくなった時に絶望することとなります。

先に述べたとおり景気が低迷している日本。

僕はそんな人々が日本にたくさんいることにとても憂慮しています。

それがこの国の自殺が亡くならない一つの要因なのかなあと思います。

(実際僕も自殺未遂をしました。)

とにかく、お笑い番組ではなく、このような「世界の日本人バンザイ!」的なドキュメント式のある意味「硬派な雰囲気」なテレビ番組が流行る社会は景気が低迷しているんだなあと僕はつくづく感じるのです。

まとめ

今回は日本人絶賛番組が流行る背景から現代の日本人について考えました。

他人に自己の自信を投影し、テレビで見る会ったこともない「偉い他人」に帰属することでしか自信を持つことしかできない日本人が増えてきていることは自己の喪失、そしていつかは自国の消滅につながります。

どうかこの記事を最後まで読んでくれたあなたは、他人の功績や成功を自分に同化させるだけの「他人のふんどしで相撲を取る」ようなことでしか自信を持てない思考停止人間にならないでほしいと僕は思います。

今の仕事に満足できずに毎日毎日帰宅するとテレビのスイッチを入れ、このようなテレビ番組を見て根拠もない自信に満足し、何の楽しみもない思考停止な生活を送っている人は自分が行う仕事に誇りを持つことができる職を探してみるのもいいかもしれません。

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コメント

  • 1992年生まれとは 若いんですね。羨ましいです (笑)。

    私はバブルの頃 既に働いていましたが、あのイケイケドンドンの頃は、自分達日本人を嗤うテレビ番組が多かったです。

    嗤うといっても卑下するとかじゃなくて、外国人から見た日本人のココが変!とか、なんで日本人はああなのか、こうなのか、と自分達を顧みて自己批判していたように思います。

    つまりあの頃は日本人は自分に自信があったんだよね。自分に自信がないと自己批判なんて出来ないもの。

    今のテレビの自画自賛は自信の無さの表れだと思います。

    by なな 2017年2月25日 3:09 PM

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書いている人

大ちゃん

社会人1年目で就職した会社で過労・睡眠障害によりうつ病を発症後、休職から退職に追い込まれた25歳の男。現在はうつ病療養の傍ら複数のサイトを運営。当ブログ『夢民島』は毎月5万人以上の人に読まれています。 [詳細]

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