この記事は2013年6月16日に僕が京都の大原に電車とバスを利用して観光に行ってきた旅行記です。
八瀬・大原1dayチケットを購入
まず京阪電車の丹波橋駅で「八瀬・大原1dayチケット」を購入しました。
このチケットは京阪線各駅から大原までの電車とバスの交通機関が使用当日限り乗り放題となるお得なチケットです。
現在も京阪線各駅で大人1,500円、小児750円で発売されています。
出町柳駅から叡山電鉄に乗り換え八瀬比叡山口駅へ。
そこから京都バスに乗り換え大原へ向かいました。
バスは川沿いの国道367号線を北上。
しばらく山道が続きましたが、しばらくすると視界が開きのどかな風景が僕を迎えてくれました。
バスの乗車時間は15分ほど。大原バス停で下車します。
三千院へ
「♪~ 京都大原三千院」の歌にもあるように大原といえばここです。有名過ぎですね。
ちなみにこの歌はデューク・エイセスの「女ひとり」という歌ですが、1965年に渚ゆう子がカバーし、有名になったようです。渚ゆう子バージョンの方がヒットしたようで、年配の方はこちらがオリジナルと思っている方も多いのではないでしょうか。
こちらの三千院、「三千院門跡」とも呼ばれ、創建は伝教大師最澄が比叡山延暦寺を建立した際、草庵を結ばれたのに始まります。草庵とは藁や萱(かや)などで作った草のいおりのことです。
8世紀、最澄の時代に比叡山を建立された円融房に起源をもち、のちに比叡山東麓の坂本(現在の大津市)に移され、その後も京都市中など度重なる移転の末、1871年(明治4年)にこの大原の地に移ったものです。
(うーん、ややこしい。)
本尊は薬師如来です。
大原の地は魚山(ぎょざん)と呼ばれ、仏教音楽発祥の地として、また、念仏による祈りの里として往生極楽を願う人々の憧れの里となっていったそうです。
境内には阿弥陀三尊像が安置されている往生極楽院が取り込まれていますが、三千院と極楽院はもともと別の寺院だったそうです。
(とってもややこしいです。この説明で伝わるかどうか…適宜加筆します。)
ちなみにバス停から三千院までは急な坂が続いていますが、しばらく歩くと写真のような売店が顔を見せます。
ここまで来ると三千院まではすぐ。
こちらが三千院門跡です。
この写真の奥に見えるのが極楽往生院です。
こちらに阿弥陀三尊像が安置されています。
寺院の内部は撮影禁止です。
庭はとても綺麗に整備されており、写真のように苔で覆われています。
日本の和を全身で感じることができ、多くの緑で癒されます。
境内には青いあじさいも咲いていました。
一度も行ったことがない人はぜひ一度訪れてほしいと思います。
音無の滝
時間はたっぷりあったので音無の滝へも行ってきました。
三千院から徒歩で20分ほど山を登っていくと滝が見えてきます。
天台宗三千院の背後、小野山の中腹から帯状に静かに流れ落ちる幅3~4メートルの 美しい滝。聖応大師が「声明」(仏教音楽)を滝の音で消されないように呪文を唱え、水音を止めたという伝説からこの名前がついたようです。
名前に惹かれて行ってみましたが、普通に滝の音が聞こえます。
三千院は人が多かったですが、ここは人も少なくゆっくりできます。
僕はここで持ってきたおにぎりを昼食として食べました。
この日は少し暑かったのですが、滝の近くは涼しくて快適でした。
寂光院へ
三千院を後にし、僕は反対方向である寂光院へ向かいました。
写真のようなのどかな田園風景が続きます。
三千院は観光客が多かったのですが、ここまで来ると観光客も皆無に近かったです。
大原に来た人は三千院だけ見て帰ってしまうのでしょうか。
たまに地元の方とすれ違いましたが、寂光院に近づくにつれ、のどかすぎて寂しくなるような感じでした。
三千院から約30分ほど。暑い中でしたが良い運動になりました。
ようやく寂光院に到着。名前の通り(?)静かに佇んでいました。
(この写真でイメージをつかんでくれると嬉しいのですが…)
天台宗の寺院で本尊は地蔵菩薩、創立者は聖徳太子と言われていますが、平清盛の娘が平家滅亡後隠棲した所であり『平家物語』ゆかりの地として有名です。
しかし残念なことに2000年に放火により本尊が焼失し、重要文化財である地蔵菩薩立像と堂内にあった徳子と阿波内侍の張り子像も焼けてしまったそうです。
そのためこの本堂は2005年に再建されたものです。
寂光院のホームページにも火災のことが記載されています。
庭の池ではお寺の方が鯉にエサを与えていました。
下鴨神社に立ち寄る
寂光院を後にして、元来た道をバス停まで歩きます。
のどかな道をまた戻るのですが、寂光院の火災を知った後は行きとはまた違う気分になりました。
帰りのバスに乗り込み行きと同じルートで帰ります。
この日は時間に余裕があり、せっかく京都に来たのだからと思い、出町柳駅から少し足を延ばし、恋の神様で有名な下鴨神社へ立ち寄ってみました。
こちらがその写真です。
思っていたより境内は広く、本殿までたどり着くのにだいぶん歩きます。
恋の成就を願って今回の僕の旅は終了。
駅に戻り電車に乗り家まで帰りました。
(当記事作成現在も僕は彼女いない歴=年齢です。彼女絶賛募集中です。)
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