この記事は2013年5月12日に僕が電車で京都の八幡と宇治を観光してきた旅行記です。
宇治・伏見・八幡1dayチケットを購入
まず、京阪電車の丹波橋駅で「宇治・伏見・八幡1dayチケット」を購入しました。
このチケットは京阪の京阪本線丹波橋~八幡市間・京阪宇治線全線・男山ケーブルが使用当日限り乗り放題というチケットです。
現在はこれと同じものは発売されていませんが、似たようなもので「宇治・伏見1dayチケット」が京阪電鉄の主要駅で発売されています。
石清水八幡宮へ
まずは男山の山頂にある石清水八幡宮へ向かいました。
丹波橋駅から淀屋橋方面への電車に乗り、八幡市駅へ。
そして男山ケーブルに乗って山頂へ。
男山山上から石清水八幡宮へは徒歩で約5分ほど。
こちらが石清水八幡宮の上院社殿(国宝)です。
九州の宇佐神宮、関東の鶴岡八幡宮とともに日本三大八幡のひとつにあげられている神社。社名は、男山の中腹に涌き出ている霊泉「石清水」に因んだもので、全国屈指の厄除けの神社として知られる。創建以来公家と武家の信仰が篤く、とりわけ源氏が氏神と崇めたことから、必勝の神社としても知られる。
平安時代前期に八幡宮総本社の宇佐神宮(大分県宇佐市)から勧請された神社で「やわたのはちまんさん」と親しまれています。境内は国の史跡に指定されており、本宮のある山上の上院と、頓宮や高良神社のある山麓の下院とから成っています。また、本殿をはじめ建造物16棟等は国の重要文化財に指定されています。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、社殿が参道の階段に対して少し斜めになっています。
僕は上記のチケットを持っていたので、記念品を頂くことができました。
境内には発明王で有名なエジソン記念碑があります。
なぜここにエジソンの記念碑があるのかというと、エジソンはここ八幡の竹を使って白熱電球の長時間点灯の実用化に成功したからだそうです。
こちらは山頂の展望台と思われる場所からの京都方面の眺め。
淀川や第二京阪道路、そしてさっき乗ってきた京阪本線の線路も見えます。
この日は天気が良かったので遠くの方まで見渡すことができました。
三室戸寺へ
男山をケーブルで折り返し、京阪本線で出町柳方面の電車に乗り、途中の中書島で京阪宇治線に乗り換え。
終点・宇治駅の一駅手前である三室戸駅で下車。
駅から歩いて約15分。三室戸寺は「あじさい寺」とも呼ばれあじさいで有名です。
西国観音霊場第10番札所でもあり、本尊は千手観音です。しかし、厳重な秘仏のため、写真も公表されていないようです。
ちなみに駅から三室戸寺までの道は狭く、土日など観光シーズンには車が列を作るので徒歩の場合は注意が必要です。
こちらが三室戸寺の正面。
こちらが本堂。中には秘仏の千手観音が安置されているそうです。
そして境内の様子です。
この日は5月の中旬。あじさいはまだ咲いていませんでしたが、ツツジとシャクナゲが咲き乱れていました。
あまりにも綺麗だったので写真を連写してしまいました。
宇治へ
駅に戻って終点の宇治まで行きました。
まず表参道商店街に立ち寄り、最初に10円玉にも描かれている世界遺産・平等院鳳凰堂に行きましたが、当時は改修中でした。
うーーん残念。しかしミュージアム(博物館)には入ることができ、記念品のポストカードを頂くことができました。
永承7年(1052)、時の関白藤原頼通が、父 道長より譲り受けた別業を仏寺に改め、平等院としました。この年は末法初年に当たるとされ、末法思想が貴族や僧侶らの心をとらえ、極楽往生を願う浄土信仰が社会の各層に広く流行していました。その翌年の天喜元年(1053)には阿弥陀堂(鳳凰堂)が落慶し、堂内には、平安時代の最高の仏師定朝によって制作された丈六の阿弥陀如来坐像が安置され、華やかさを極めたとされています。約1000年前に建立された建造物や仏像が今に伝えられ、世界遺産にも登録されております。(引用:平等院について|世界遺産平等院)
こちらは宇治川の写真です。
橋の西側の交差点には紫式部の石像がありました。
しばらく宇治川の周囲を散策しました。
川の西岸は「あじろぎの道」と呼ばれ、茶屋などのお店が並んでいます。
「あじろぎ(網代木)」というのは、鎌倉時代まで行われていた宇治川の伝統的な漁法の「網代(竹や木で編んだ魚を獲るための仕掛け)」を繋ぎとめた杭(くい)のことだそうです。
商店街から上流に向かうと中州に橋がかかっていて中州を通って対岸に渡ることができます。
しばらく散策した後、対岸に渡り宇治神神社に向かいました。
こちらも世界遺産にに登録されています。
商店街に戻り、抹茶のソフトクリームを食べ駅に戻りました。
やはり宇治に来たら抹茶です。
この日は暑かったので、ソフトクリームは一層おいしくいただくことができました。
伏見へ
京都の伏見は伏見稲荷大社で有名ですが、写真のような酒蔵が立ち並んでおり、歴史と伝統を感じ取れる街です。
僕が訪れた時はもう夕方だったので、お店は閉まっているところが多かったのですが、街を歩くだけで酒造の街という雰囲気は十分感じ取れることができました。
帰りは伏見桃山駅近くの商店街を歩き駅まで戻りました。
この商店街は庶民の昔ながらの雰囲気が出ていていいなあと思いました。
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