夢民島

~むみんとう~

ベーシックインカムで「嫌々働かない」社会は実現できると確信する理由

※この記事は約9分で読めます。

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こんにちは。うつ病ブロガーの大ちゃんです。

僕は一度就職をし、そこでうつ病になって働けなくなり、それがきっかけで「嫌々働かない」をモットーにブログを書いてきました。

そしてお小遣い程度の収入を得ている現在に至るのですが、今回は僕が大事にしている考え方の一つである「嫌々働かない」とはどういうことか、今の日本の社会保障制度の問題点とベーシックインカムについて考察したことを、僕の想いとともにちょっと述べさせてください。

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最低限の生活が「仕事をすることでしか」保障されていない今の社会保障の問題点

衣食住に代表されるように、人間って「生きているだけ」でお金がかかります。

僕は今の日本人のほとんどが、最低限の生活、端的に言うと、「生きていくのに最低限必要なお金を手に入れるための手段が、仕事をすることでしか保障されていない」というのが、ブラック企業や過労死等の社会問題につながっているのではと思うのです。

どういうことかというと、例えば、生きていくために最低でも月10万円が必要だとして、

  • 週に5日、8時間働いて月に18万円もらえるフルタイム労働・・・
  • 週に5回、1日5時間働いて月に10万円もらえるというパート・アルバイト・・・

という選択肢はあるけれど、

  • 働かずに10万円をもらう・・・×

という選択肢は今の日本にはないので、生活に最低限必要な10万円は、基本的に仕事をしなければ得ることはできません

ですので、生きていくには仕事が嫌であっても、月10万円を嫌な仕事で稼ぐしかありません。

さらに、この場合、生活に必要な10万円を引いた時のそれぞれの可処分所得(自由に使えるお金)を見てみると、

  • フルタイムだと18万円ー10万円で「8万円」・・・(多少の余裕)
  • パート・アルバイトだと10万円ー10万円で「0円」・・・(カツカツ)

になってしまいます。

(※話を簡略化するため、ここでは税金については考えないこととします。)

この場合、選択肢が限られていて、極端に言うと「生きるために」「働く」「死ぬ」かの二択です。

さらに、この例のように、所得が少なければ少ないほど、「生きていくだけで精いっぱい」という状況になるので、たとえ会社がブラックだとしても簡単に辞めることが難しくなってしまいます。

なぜなら、働いていて収入がある人はその稼ぎの中から生活費をまかなっているので、働いている限り最低限の保障を受けることができないからです。

もちろん、病気や障害、その他の理由により働けない人のために、最低限度の生活が保障される障害手当や失業手当、生活保護といった制度はあります。

ですので、日本国民である限り、「建前上」は最低限度の生活は保障されていることになっていますが、本来、制度の対象である人が受けられなかったり、逆に不正受給があるせいで関係のない人がバッシングを受けたりと、制度の欠陥があって、果たしてこの制度が必要な人にちゃんと行き届いているかは疑問です。

さらに、これらの制度には少なからず「人様の税金で食っている」「働いていないのに食べさせてもらっている」などという罪の意識というか罪悪感が受給者にはあって、本当に生活に困っている人が周りに気遣い、制度の申請をためらう雰囲気があったり、特に真面目で自分に厳しい人は「他人の世話にはなりたくない」と思っている人も多いので、問題になっているのにそもそもSOSの声が挙がらないといった潜在的な問題もありそうです。

「生存」を前提としたボトムアップ型の社会保障

では、こんな選択肢があればどうでしょう。

先ほどと同じく、生きていくために月10万円は必要だとして、

  • 週に5日、8時間働いて月に28万円もらえるか(給料18万円+10万円)・・・「余裕がある!」
  • 週に5回、1日5時間だけ働いて月に20万円もらえるか(給料10万円+10万円)・・・「貯金もできる!」
  • 全く働かずに10万円もらえるか(10万円)・・・「死なない!」

の3つから選べるようになっていたらどうでしょうか。

賛否両論あるのは十分承知ですが、全く働かずに月10万円もらえるとすると、生きていくためにかかる費用も月10万円で、差引すると0になるので、無駄遣いしなければ無理して嫌々働かなくても最低限生きていくことは可能となります。

そして、先ほどの生活保護とは異なり、働いている人も生活に最低限必要な金額は保障されていることになっているので、収入がそのまま可処分所得になり、働いている人にとっても、「生きていくだけで精いっぱい」という状況からは解放され、安心して働くことができるようになります。

実はこれが「ベーシックインカム」という制度の一例で、所得の多寡にかかわらず、全国民に生活に最低限必要なお金を支給するといったボトムアップ型の社会保障制度です。

こうなれば、「働いている・働いていない」にかかわらず平等で一定の社会保障なので、今の生活保護みたいに非難する人もいなくなるし、不正受給といったものもなくなりますし、働いている人も最低限の生活が保障されていることになるので、ブラック企業の元で嫌々働かなくてもよくなります。

なんか特に日本では、「働いていないやつは悪人だ」と言わんばかりに「労働」に洗脳されている人が多いですが、このような、「働けなくても生きているだけで十分」といった、仕事ではなく「生存」を前提とした社会保障になれば、違法労働や過労死をはじめとした労働上の問題は少なくとも解決の方向に向かうのではないかなあと思う次第です。

結局のところ、お金の問題から解放されて初めて人間は人間らしく生きていくことができるのではと僕は思うんです。

そうは言っても「財源はどうするんだ?」といった疑問は必ずと言っていいほど出ますが、僕は別に必ずしも国や自治体がすべての財源を負担しなくてはならないとは思ってなくて、ベーシックインカムハウスが話題になったように、例えばアマゾンやグーグルなどの大手IT企業が「社会実験の一環で住居に住んでもらう代わりに家賃がタダ」みたいに、国以外にも、企業や個人がベーシックインカムのようなことをやるのではと思っています。

というか、今でも「アンケートに答えたら商品が1個無料!」「無料登録を行うと1,000円キャッシュバック!」なんていうキャンペーンはどこの会社でも販売促進の一環でよくやっていますし、僕も利用していますが、実際に「ECナビ」などのポイントサイトや「マクロミル」や「キューモニター」などのアンケートサイトでは、謝礼として貯めたポイントを現金に交換することもできますからね。

また、「働く人が誰もいなくなって社会が回らなくなるのでは?」といった疑問も出てきますが、僕は最低限度の生活の保障が行われたからといって、人類全員が働かなくなるとは絶対にならないと思います。

特に真面目で勤勉な日本人の中には、仮に「働いてはいけない」といった法律が制定されても働く人は働き続けると思うんです。

この辺りはまた別の記事で詳しく考察していこうと思います。

他人を喜ばせるためには何よりも自分が幸せであることが絶対条件

今回、僕が強調したいのは、ベーシックインカムの導入で「嫌々働かない」楽しく働ける社会が実現されるということです。

僕は「他人を喜ばせるためには、まず、自分が幸せであることが絶対条件である」という持論を持っていて、ちょっと一緒に考えてみてほしいのですが、例えば、少し前にあなたにプレゼントをくれた親しい友人が、実は貧困だということが分かり、その友人が、自分が暮らすにもままならない状況だと知った時、あなたはどんな気持ちになりますか?

その友人に自分のためにプレゼントを選んでくれて心から素直に「ありがとう」ってあなたは言えますか?

僕は「そんな状況なのになんで言ってくれなかったの?」と逆に恐縮しますし、感謝の気持ちよりも、何より申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

それと同じように、仕事、もっというと、「就職」って自分のことよりも、会社の売り上げに協力したり、世のため人のために仕事を全うする、いわば社会貢献が先に来るじゃないですか?

就職活動をしたことがある人は「御社のために・・・」とか「社会貢献が・・・」って言うフレーズは面接のときには必ず一度は言ったことがある言葉だと思います。

しかし、本来そうであるはすなのに、今はほとんどの場合、働く動機が「建前上では社会貢献であるにもかかわらず、働かないと食っていけないという食い扶持の確保」になってしまっていますよね。

それでも誰も面接で「自分が食っていくために御社に応募しました!」なんて誰も言わないですから不思議ですよね。

だけど、この順序は逆で本来、「食い扶持の確保⇒社会貢献」の順だと僕は思うんです。

それはどういうことかというと、上のプレゼントの例と同じく「自分の財布が空っぽで幸せではないのに、他人を喜ばせようと無理してプレゼントを買おうとしている」のと同じで、「自分の食い扶持も確保できていないのに、他者のために働いて貢献するために就職しようとしている」という矛盾が生じているんです。

本来、「他人に施す」というのは「自分が心から満たされているからこそできること」であって、「働いて世のため人のために尽くす」というのも「自分の生存が保障されているからこそできること」であると僕は思うんです。

もっというと、自分が満たされていないのに就職してしまうから嫌々働くことになるんだと僕は思うわけです。

でも、ベーシックインカムの導入で自分の生存があらかじめ保障されていれば、生活のために嫌々働くことはなくなりますし、嫌々働く人がいなくなると、必然的にブラック企業もなくなっていきます。

だから僕はベーシックインカムの導入で「嫌々働かない」楽しく働ける社会が実現されると確信できると言えるのです。

最後に

というわけで以上で見てきたとおり、僕はベーシックインカムの導入には基本的に賛成なのですが、ブログをこれだけ書いていると月に5万~10万円くらいは自動で入ってくるようになったので、いわば「セルフベーシックインカム」が実現されたようなものです。

また、僕は現時点では雇われる働き方は健康上の理由などから自分には向いていないと思っているので、就職はせず、当面はブログからの収益を伸ばしていくことに注力しますが、僕がもっとブログで多くのお金が稼げるようになって最低限の生活が保障されるか、今回見てきたようなベーシックインカムが実現されれば嫌々働かなくてもよくなるので、就職してもいいなとも思っています。

とにかく、人間が人間らしく生きていくためにはまずお金の問題から解放される必要があります

多くの人は自分のお金のことよりも先に社会貢献など、他者を喜ばせることを優先しますが、本来は順序が逆で、他者を喜ばすためにも自分のためにお金が必要不可欠であるという事実は最後に強調しておきたいと思います。

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書いている人

大ちゃん

社会人1年目で就職した会社で過労・睡眠障害によりうつ病を発症後、休職から退職に追い込まれた25歳の男。現在はうつ病療養の傍ら複数のサイトを運営。当ブログ『夢民島』は毎月5万人以上の人に読まれています。 [詳細]

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