長時間労働や残業がつらくても、なかなか会社を辞めれない時の考え方

辞めれない時の考え方

こんにちは。うつ病ブロガーのだいだいです。

僕が新卒で勤め始めた会社は長時間労働や残業が当たり前で、そんな環境の中、毎日がつらくて身体もしんどいと悲鳴を上げていたにもかかわらず、そのまま頑張っていると、ある日突然うつ病になって心身を壊すという、行きつくところまで行ってしまった経験があるんですよね。

僕のブログの読者の中にも「長時間労働や残業がつらい」という人もたくさんいるのだろうと思いますが、心身を壊してまで会社で働き続けた僕がそのような人たちに伝えたいたった1つのことは、「身体が壊れる前に絶対に逃げろ」ということです。

目次

転職や起業は健康であることが必須条件

命と仕事、どっちが大事?

世間では、自分が今の仕事を辞めると言うと必ずと言っていいほど、「若いうちに会社を辞めると今後が不利になるから辞めるなんて止めておけ」「いざ辞めても新しい就職先なんてそう簡単に見つからないぞ」などと半ば脅し文句みたいに言われます。

また、「すぐに辞めるなんて根性が足りない」なんて言う意見がまだまだ普通にまかり通っている世代が自分の上司なんていうのもザラ。

さらに、自分の心の中でも「すぐに辞めるなんてやっぱりもったいない」「せっかく苦労して就活をやってきたのに・・・」と思う気持ちも強いと思います。

僕も実際、この3拍子が揃っていたので、心身が壊れ、うつ病になるまで頑張ってしまったのですが、そんな周りからの意見や自分の思いというものは一旦無視してください。

そして、そんなことよりも、長時間労働で無理してまで働き続けた結果、心身共に壊れてしまったらあなたの命そのものが危ないということを自分に正直な気持ちで真剣に考えてほしいんです。

というのも、日本の死因のうち、全体では自殺は7位とされていて、特に15歳から39歳の若い世代限定でみると、自殺はなんと死因の1位なんです。

出典:自殺対策白書(本体)|厚生労働省

それに比べて、食べるものがなくて死ぬという餓死はランク外で、しかも餓死は虐待を受けている子どもがほとんどのため、「働けなく飯が食べれなくなって死んだ」という人は事実上この日本にはいないんです。

たとえ先の仕事が決まっていない状態で会社を辞めても日本で飢え死にするということはありえません。

つまり、この日本で生活する上のリスクとしては、飢え死にするリスクより過労死するリスクの方が高いと言うことができるのです。

これを踏まえてよく考えてみてください。

次の転職先やこれからの働き方を考えたりするには「自分の身体と心が共に健康であること」というのが絶対条件なんです。

あなたがまだうつ病などの精神疾患にもなっていなくて、健康な身体であれば、力仕事のバイトもできますし、時間と心に余裕が出てきたら再就職先を見つけたり、起業の準備だってできるかもしれません。

命の危機があるのにもかかわらず、「今後のキャリアが不安」だとか「根性がない」なんて、こんな呑気なこと言っている場合ではないと僕は思うんです。

これ以上同じ会社に自分がいて、自分の努力だけではどうしても長時間労働や残業が改善されない状況が続くんだったら、自分から逃げ出すしか方法はありません。

上司など、周りの人からたとえなんと言われようが、どう考えても自分の命を守ることの方が先決だし、そっちの方が大事なことだと思います。

ましてや、自分の身体や心をすり減らし、全てを犠牲にしてまで働く必要なんてどこにもないです。

そもそもあなたは何のために働いているのですか?

あなたの人生をより豊かに、そして幸せに生きていくために仕事をするんじゃなかったのですか?

人生を幸せにするための一つの手段である仕事によって自分の健康や命までを犠牲にするなんて矛盾していますし、どう考えてもおかしいと僕は思うのです。

どれだけ働いて成果を上げたとしても会社は守ってはくれない

「それでも働かなくては」と思う人は、身体を壊してしまった後も会社がずっとあなたの面倒を見てくれるかどうかよく考えてみてください。

無理してまで働いて、そこで仮にあなたが大きな成果を上げていたとしても、身体を壊して働けなくなってしまった時点から会社はあなたをボロ雑巾のように扱い、挙句の果てには使い捨てにします。

「自分はこれだけ会社の利益のために貢献し尽くしたんだから、これぐらいは何とかしてくれるだろう」などと思っている人は、会社が自分の人生を守ってくれるのは大間違いであるという事実に気付いてください。

あなたが会社と結んでいるその労働契約、そこには一切、情も恩義も通じません。

会社とあなたはただ「雇用主」と「使用人」の関係のみです。

これは実際に体験した僕の話ですが、たとえ会社での長時間労働が原因で身体を壊したとしても、会社側からは「自己管理が甘いだけだろ!」と言われるのがオチです。

自分の命は自分が守ってあげないと誰も守ってはくれません。

自分の命の問題なのに「もっともっと頑張らねば」「他の人はもっと頑張っている」と思って、上司や同僚と一緒になって頑張るのはもはや自殺行為です。

その「もっと」にはゴールも限界もありません。

ですので長時間労働や残業がつらくて死にそうな時は、そうやって周りに同調するのは辞めて、どうすればここから逃げ出すことができるのかを真っ先に考えてほしいです。

1年後あなたは幸せに暮らしているか?

今のつらい仕事を続けるか辞めるか。

それでも迷っている人は、将来、たとえば、1年後の自分は今の会社で働き続けることによって、今より幸せな暮らしを手に入れているかどうか想像してみてください。

それですぐに1年後の自分が楽しく幸せに働いている姿を想像できなければ、僕は今の会社で頑張るよりも、別の環境で頑張った方が良いと断言します。

僕自身も冒頭に書いたように、長時間労働によって身体や心に異常を来たし会社を辞めざるを得なくなった人のうちの一人ですが、療養して時間と心に余裕ができることで、こうやってブログを書き始め、今に至っています。

会社に勤めているときや、うつ病になってすぐの頃は、将来のことなんて絶望だらけで考えるだけでも嫌でしたが、今は1年後にどうなっているのかが楽しみでブログを書いています。

ですので、心身に異常を来たす前に、逃げ道が見えなくなってしまう前に、この世界にはあなたが知らないたくさんの稼ぎ方、働き方、そして生き方があるということをぜひ知ってもらいたいのです。

そのために微力ですが僕も記事を書いていますし、あなたがそういう生き方を知ることで、あなたの人生の選択肢や可能性はもっともっと広がっていくものだと思っています。

最後に

会社や上司、そんなことよりも何より先に自分の健康や人生、そして自分の命そのものを大切にしてあげてください。

あなたの人生の替えはあなた以外にいませんし、命より大切な仕事はこの世にはありません

長時間労働によって健康というかけがえのない財産を失った僕からは以上です。

今回のお話は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

なお、会社の体質がブラック過ぎて辞めたくてもなかなか自分から退職の意を伝えられないという方は「退職代行サービス」に依頼するのも一つの手です。

以下の記事では退職代行について詳しく説明していますので、こちらもぜひ併せて参考にしていただければ幸いです。

navi:退職代行
SARABA会社を辞めたくても辞められない時の解決法とは?
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