うつ病の僕が「お金の不安」を減らせた3つの考え方

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「うつ病で働けない。でも生活費は減っていく。もう、どうしたらいいのかわからない…」

うつ病で寝込んでいたある日、僕は布団の中でそうつぶやいていました。

お金がない不安。

働けない自分を責める気持ち。

将来の見えない焦りと絶望感。

もしあなたも今、そんな気持ちを抱えているなら、この記事はきっとあなたのためのものです。

僕自身、うつ病でほとんど収入がない状態が続き、「お金がないこと」=「自分に価値がないこと」だと思い込んでいました。

でも、少しずつ考え方を変えていく中で、不安をゼロにはできないけれど、「飲み込まれずに生きていく感覚」を取り戻すことができました。

この記事では、

僕がうつ病でお金に苦しんでいたとき、「心を守るために役立った3つの考え方」を紹介しています。

読むだけで不安が全て消えるわけではありません。

でも、「あ、こんな考え方もあっていいのかも」と思えたら、きっと何かが変わり始めます。

うつ病とお金の不安で、僕は人生に絶望していた

働けない、でも生活はしていかないといけない

うつ病の症状がピークだったとき、朝起きるのもやっとでした。

当時は仕事にも行けず、かといって何か副業をする余裕もなく、ただベッドの中で「今日も何もできなかったな…」と自分を責める日々。

だけど、そんな状況でもお金は待ってくれません。

通帳を見て、残高がどんどん減っていくのを見て、胃がキリキリする。

支援制度を調べようとしても、頭が働かず文字が入ってこない。

うつ病になる前は、「頑張ればなんとかなる」と思っていました。

でも実際に心が壊れると、「頑張る」という選択肢そのものが使えなくなる。

そして、「働けない=無価値」と思い込んでしまい、自分の存在がますます無意味に感じられるようになっていきました。

「このまま死ぬのかな…」と本気で思っていた日々

一番つらかったのは、「このまま貯金が尽き、お金がなくなったら死ぬかもしれない」と本気で思っていたことです。

それはドラマの中のセリフではなく、リアルな生活の中での絶望でした。

でも、ある時ふと、「この考え方をしていたら、自分がもたないな」と思った瞬間があったんです。

何がきっかけだったのか、当時の記憶はあいまいだけど、

少しずつ「お金がない」ことと「自分の価値」を、分けて考えられるようになっていきました。

それが、今から紹介する「3つの考え方」につながっています。

「お金がない不安」を少しずつ減らせた、3つの考え方

1. お金は「自分の価値」とは関係ないと知った

僕はずっと、「働けていない自分には価値がない」と思っていました。

稼げない、税金も年金も払えない、親に助けてもらっている…。

そんな自分はダメだ、みっともない、社会のお荷物だ——

本気でそう信じていたんです。

でも、ある日ネットでたまたま見つけた言葉が、僕の考え方を少しだけ変えてくれました。

「お金を稼ぐこと=生きる価値」じゃない。

価値は“ある”ものじゃなく、“感じられる”ものだ。

これを見たとき、少し涙が出そうになったのを覚えています。

「稼げていない自分」に価値があるとは、そのときはまだ信じられなかったけど、少なくとも“そう思っていい”とは思えたんです。

「存在価値=収入」ではない世界の存在

よく考えたら、赤ちゃんや病気の人に「価値がない」なんて言わないですよね。

でも、うつ病の自分には「働けない自分=無価値」と言い続けていた。

それって、ものすごく厳しい目で自分を見ていたということなんだと思います。

「収入がない自分を責める」ことが、実は自分の首を絞めていた。

だから僕は少しずつ、自分にこう言うようにしました。

お金を稼げてなくても、あなたはちゃんと頑張ってる」って。

それだけで不安がゼロになるわけじゃないけど、「責める時間」が少し減ったんです。

それは僕にとって、とても大きな変化でした。

2. 「今月を生き延びる」だけでも、十分すごい

うつ病になると、未来のことを考えるのがとてもしんどくなります。

「この先どうなるんだろう…」

「何年もこのままだったらどうしよう…」

って、気づけば頭の中が“遠い未来の不安”でいっぱいになる。

でも、ある日ふと思ったんです。

とりあえず、今月を生き延びられればそれでいいや」というように。

その瞬間、少しだけ肩の力が抜けた気がしました。

未来の不安は確かにあるけど、それを今ここで全部背負う必要はない。

今日やるべきことは、「明日のご飯をどうするか」とか「来週の支払いをどう乗り切るか」くらい。

“未来”ではなく“数日後”だけを見ていれば、意外と人間は生きていけるんだなと感じました。

「先のことを考えない」は、逃げじゃなかった

それまで僕は、先のことを考えないようにすると「逃げてる」と思ってました。

「計画性がない」「自分に甘い」って感じで、自分を責める材料にしていたんです。

でも、うつ病のときに必要なのは、“がんばる自分”じゃなくて“休める自分”を許すことでした。

先の心配よりも、今日をどうやってやり過ごすか。

その1日1日を重ねていくこと。

それを繰り返していくと、ほんの少しずつだけど「生活できてる」って実感が持てるようになりました。

そしてあるとき、「あ、今月もなんだかんだ生き延びれたな」って思えた瞬間があったんです。

それだけで、不思議とちょっと自信が持てました。

“何もしていない月”に見えて、実は“生き延びた月”だった。

その視点を持てたことが、僕にとっては大きなマインドの転換でした。

今となってはこの1日1日の積み重ねのおかげで節約するのも得意になり、悪いことばかりではなかったんだなと思います。

3. 他人と比べることをやめて「昨日の自分」とだけ向き合った

SNSやニュースを見ていると、同じ年齢の人がバリバリ働いていたり、起業していたり、車や家を買っていたりしますよね。

僕はそういう投稿を見るたびに、「なんで自分はこんなに何もできないんだろう…」と落ち込んでいました。

他人の“結果”を、自分の“状態”と比べてしまう。

そのたびに、自分の存在がちっぽけで、情けなくて、社会から取り残されているような気持ちになっていました。

でもある日、ふと思ったんです。

昨日より、今日の自分はほんの少しだけ元気かもしれない」って。

それに気づいたとき、比べるべき相手は「他人」じゃなくて「昨日の自分」なんだって実感しました。

自分なりの「進歩」に目を向ける練習

たとえば、昨日は何もできなかったけど、今日はシャワーを浴びられた。

昨日は寝込んでたけど、今日はちょっとだけ散歩に出られた。

そんな変化が、“立派”ではないかもしれないけれど、僕にとっては大きな前進でした。

最初は「こんなの進歩って言えるのかな?」と疑っていたけど、

他人と比較するのをやめて、自分の内側に目を向ける」という姿勢そのものが、僕を救ってくれました。

とは言っても、人と比べることを完全にやめるのは難しいです。

でも、「比べそうになったら、自分の昨日と比べる」を癖にするだけで、気持ちはかなり変わります。

他人は他人、自分は自分。

そう思えるようになってから、お金がない現実があっても、自分を責める時間が減ったんです。

それでも不安な日はある。だけど、前よりは息ができるようになった

今の僕が本当に伝えたいのは「不安をゼロにすること」じゃない

正直に言えば、今でもお金の不安はゼロにはなっていません。

突然、胸がざわざわして眠れない日もあるし、通帳や請求書を見るだけで息苦しくなることもあります。

でも昔と違うのは、「不安を感じている自分」をそのまま受け止められるようになったということ。

以前は不安になるたびに、「こんな自分はダメだ」「もっとしっかりしなきゃ」と自分を追い詰めていました。

今は、ただ静かにこう思います。

「そりゃ不安にもなるよな。生きてるもんな」って。

完璧じゃない。

まだ途中です。

でも、先ほど述べた3つの考え方を知ってから、少しだけ“息の仕方”が上手になった気がしています

不安に呑まれない考え方が、僕を助けてくれた

「自分には価値がある」

「今月を生き延びた、それでいい」

「比べるなら、昨日の自分と」

どれも、今思えばシンプルだけど僕にとっては人生を180度変えるくらいの考え方でした。

この記事を読んでくれたあなたも、もしかしたら今、お金のことでとてもつらい思いをしているかもしれません。

もしそうなら、今日紹介した考え方の中からひとつでも、あなたの中に引っかかるものがあれば嬉しいです。

全部を受け入れる必要はありません。

まずは、ちょっとだけ気持ちがやわらいだ。

それくらいでも、十分すぎるほどの変化です。

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