※当記事は2016年5月6日に初投稿した記事を再編集したものです。
こんにちは。だいだいです。
僕が「うつ病」と診断されてから約9か月が過ぎました。
自己判断ですが、今はうつ病の急性期は過ぎ現在は回復期を向かえていると思っています。
この記事では僕がうつ病回復期の独自のつらさとうつ病回復期の患者さんがどう過ごせばよいのか、今の僕の体験談から思うことを書いていこうと思います。
同じうつ病で回復期を向えて焦っている人の参考になれば嬉しいです。
体力が続かない
なんといっても体力が毎日持たないです。
うつ病になる前の体力と比べると全然体力がありません。
たとえば調子が良くなったと思い1日行動すると、その後2~3日間はほぼ寝たきりになります。
健康な人と同じように1日仕事や家事や運動をすると次の日は必ずダウンしてしまいます。
健康な人ならその日の疲れは一晩眠ると十分に取れると思いますが、僕の場合は体力を回復させるのに最低でも2日はかかります。
調子が良いと思って活動量を増やすと翌日にはまた悪化します。
僕は最近の2~3か月はその繰り返しの毎日です。
また、僕はつい調子が良くなると嬉しくて早く元の身体に戻そうと思い運動量を増やしてしまうのですが、次の日は起き上がれなくなるほどの倦怠感に襲われます。
つまり無理をしているということです。
「気持ちはあるのに体力が続かない。」
「体力がないとやる気も起こらない。」
このサイクルが本当に治ってきているのかとても不安になり、悪循環に陥るのですね。
そこで僕は脳が「これ以上動くと危険だぞ。」と命令を出して守ってくれているものだと思い、割り切ることにしました。
この対処法ですが、調子が良いと思った日でも100%の活動を行うのではなく、60%ほどの力で活動をしてみることを心がけることが大切かなあと僕は思います。
しかし、60%といってもゲームのように数値で出るわけはないのでそこが難しいところなんですけどね。
参考「60%できたら合格」ってどういうこと?なんで60%なの? |ナミうつブログ
家族の理解が得られない
僕は実家で過ごしており、僕の母は自身も過去にうつ病になったこともありよく理解してくれるのですが、父は一切理解を示してくれず、心配してくれるどころか引きこもりの僕を見て挙句の果てに「お前は仕事もせずにダラダラできてうらやましいな」と嘲笑しているようです。
僕は機能不全家族で育ちアダルトチルドレンであると自覚しています。
子どものころからずっと父の理不尽な言動に耐えていました。このような親を俗に「毒親」と呼ぶそうです。
というのも、この「毒親」とか「アダルトチルドレン」という言葉もつい最近知ったんですよね。
僕は現在無職でうつ病になってからは家族に養ってもらわなければいけない立場になってしまいました。
そのプレッシャーが僕の精神に重くのしかかります。
父のプレッシャーから逃れるためバイトでもいいから仕事に行き自分でお金を稼いで自分の生活費だけでも自分で賄いたい。
しかし上記のように体力が持たない。
僕はこんな風に「働きたくても働けない」状態が続いています。
真面目な性格が余計生きづらさに
ここまで読んだ方は、
「毎日は無理でも週1回3時間ほどでもアルバイトに行けばいいのではないか。」
とか
「アルバイトなら責任もないし短時間で働けるのでは」
と思われたことと思います。
しかし僕は超がつくほど真面目な性格のため、体調のせいで遅刻や欠勤をし職場の人に迷惑をかけることが許されない、また、仕事だからお客さんにとっては社員であろうがバイトであろうが関係ないと思う責任感から外で働くことにどうしても躊躇してしまいます。
僕は前職は警備員をしていたのですが、やはり仕事が原因でうつ病になったので「仕事」となると身構えてしまいます。
よく仕事を「上手にサボる」人がいますよね。
たとえば業務中、上司が見てない時に携帯をいじったり休憩を取ったり等。
僕は真面目過ぎてそんな真似は到底できません。
こんな考え方が僕がうつ病になった理由の1つだと思うのですが、これは個人の性格の問題で変えることは難しいです。
うつ病になった方はこのような真面目さに悩まされて余計生きづらくなるんだろうなあと僕は思います。
在宅ワークを行うことに
ではどうすれば良いのか?
実は僕は以前にインターネットのサービスを利用してポイントサイトやアンケートサイトなどからお小遣い程度ですが得ていました。
学生時代は通学時間が長かったため、どうにか有効活用できないか悩んでいたんですよね。
そこでこういったお小遣いを稼げるサイトを知ったんです。
そしてインターネットにつながったパソコンやスマートフォンがあれば、お金は稼ぐことができるということを知っていました。
その延長もあって自宅でもできる在宅ワークを始めました。
仕事内容は主にデータ入力や文章作成などです。
これは自宅でパソコンに向かうだけで仕事ができて収入も得ることができるので、うつ病回復期の中、外で働くことに不安がある僕のようなうつ病回復期の方にはもってこいの仕事だと思います。
ブログを執筆
さらに僕は在宅ワークと並行してブログを書き始めました。
それが当ブログ「夢民島」(むみんとう)です。
ブログを始めようと思ったきっかけは、「ちょっとでも稼ぎたい」という気持ちももちろんありますが、うつ病になってから考え方も変わり文章を通して自分のことを表現したいと思うようになったからです。
自分の書いた文章が「誰かの役に立てばいいなあ」と思い、そして「自分のためにも誰かのためにもなれば一石二鳥だなあ」と思いながら当ブログを書いています。
実は僕はこのブログ以外にも別のサイトを運営しており、わずかながらですがそのサイトからも広告収入を得ています。
自分の書いた記事が誰かの役に立っている、そしてそれで収入を得るということは僕たちのようなうつ病になって無職になり社会とのつながりがない人にとってはとても有効なのではないかと僕は思います。
これらの活動で生活費が賄えるほどは稼げませんが、収入を得ながら社会に関わっているという自覚を持つことがうつ病の治療やリハビリには必要なことだと思います。
最後に
仕事にしても学校にしても家事にしても自分にできることから少しずつ無理せずに、そしてやってみようと思ったら少しでいいので何かやってみることで生きがいや人生の目的が見つかるかもしれません。
僕は「こんなうつ病無職の自分でも誰かの役に立ちたい」、「文章を書いて自己表現したい」そして「文章を書くことによってお金を稼ぎたい」と思ったため、今日もブログを書いています。
うつ病回復期で何か仕事をしなければと焦っている方、でも外で働くことに不安を感じている方はまず在宅ワークやから始めてみてはいかがでしょうか。
在宅ワークは「クラウドワークス」というサイトで見つけられます。
もちろん自分の体力と相談して60%の力以上は出さないようにしましょう。
という僕もつい調子の良い時は100%以上の力を出してしまうんですけどね。(笑)