あの日の自分に伝えたい。1日100円のポイ活がくれた小さな光

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「何もできない…」

「生きてる意味がわからない…」

うつ病と無職のダブルパンチで、僕は毎日をただやり過ごすことしかできませんでした。

布団の中でスマホを見つめるだけの時間の中、ふと目にした“ポイ活で1日100円稼いだ”という言葉。

正直、最初は笑っていました。

でも、実際にやってみたんです。

たった100円。

されど100円。

それが、自分の手で“何かをやれた”という感覚をくれました。

この記事は、そんな小さなポイ活体験が、僕の自己否定を少しずつほぐしてくれた記録です。

「自分には何もできない」と感じているあなたへ、あの日の自分に語りかけるような気持ちで書きました。

うつ病で動けなかった日々。「何かしたいけど、できない」が続いた

朝起きるだけで精一杯だったあの頃

「今日も何もできなかった…」

その一言が、毎晩の自己嫌悪として心に突き刺さる日々でした。

目が覚めると、まず感じるのは“焦り”と“虚無感”。

「何かをしなければ、働かなければ、お金を稼がなければ……」

そう思うのに、体は鉛のように重たく、布団から出るだけで精一杯。

スマホの通知もSNSも見るのが怖くて、現実から目を背けていました。

うつ病と診断されてから、もうどれくらい経ったかもあやふやなまま。

就職どころかバイトにも応募するのが怖くて、気づけば“無職”という肩書きだけが残っていました。

誰にも頼れず、かといって自分にも期待できず、毎日が同じ灰色の時間で埋め尽くされていたんです。

SNSで見た「ポイ活100円」がやけに気になった

そんなある日、ぼんやり眺めていたSNSで「ポイ活で1日100円稼げた」という投稿が僕の目に入りました。

正直、そのときは「たった100円で喜ぶなんて……」と、どこかでバカにして笑いかけていた自分もいました。

でも同時に、“その人は何かできている”という事実に、なぜか心が引っかかったんです。

「100円って、自分にもできるのかな」

「もし、それが本当なら……」

そんな小さな疑問が、ぼんやりとした霧の中に、かすかに灯る光のように思えました。

やれるかどうかはわからない。

でも、“何かをやってみよう”と思ったのは、うつ病になってから初めてのことでした。

最初はバカにしてた。でも、やってみたら少しだけ前を向けた

「たかが1日100円」でも、自分で稼いだお金だった

ポイ活という言葉は前から知っていたけれど、正直あまりいい印象は持っていませんでした。

「どうせ手間ばかりで、1円とか0.1円の世界でしょ?」という気持ちもあったし、何より「そんなの意味あるの?」という偏見すらあったと思います。

でも、その日SNSで見かけた言葉が、どうしても心に残っていて。

次の日、恐る恐るポイ活アプリをいくつかインストールして、ポイントサイトにも登録しててみました。

タップして選択するだけでポイントがもらえる簡単なアンケート。

数分で終わるミニゲーム。

最初は本当にこれでお金になるのか半信半疑だったけれど、「100円貯まった」と画面に表示されたとき、不思議な感情がこみ上げてきたんです。

それは、「自分でお金を得た」という実感でした。

給料のように振り込まれるような大金ではない。

でも、その100円は、“自分が今日、何かをして生み出した”という動かぬ証拠でした。

ポイ活がくれた“数字以外”の意味

1日100円。

誰かにとってはコンビニの買い物すらできない微々たる金額かもしれません。

でも、うつ病で無職の僕にとって、それは「自分はまだ、何かを生み出せる」という小さな希望でした。

100円を得た日、何ヶ月かぶりに「今日、僕は何かできた!」と感じられたんです。

それがポイ活だったことが重要なのではなく、“自分の力で得た成果が目に見えた”ことが、何より大きな意味を持っていました。

やっていることは地味で、誰に見せるわけでもなく、たった数分の作業。

でも、昨日まで「今日も何もできなかった」と自己否定を重ねていた僕は、ほんの少しだけ誇らしい気持ちになれました。

そして、続けるうちに変化が出てきました。

「午前中にアンケートを終わらせておこう」

「今日は150円分いけたぞ」

そんなふうに、1日の中に“行動の種”が生まれていったんです。

気づけば、スマホを開いて他人のSNSを見て落ち込む時間が減っていました。

代わりに、ポイント付与履歴やタスク完了の画面を見て「よし」と息を吐く瞬間が増えていた。

そのことが、ほんの少しだけでも“自分を信じる力”につながっていったのだと思います。

「自分には何もない」と思っていたあの日の自分へ

他人と比べることをやめたら、少しだけ楽になれた

ポイ活を始めて数日、収入としては決して多くない。

それでも「やれた自分」が少しずつ積み重なっていく感覚がありました。

でも一方で、また別の感情も湧いてきます。

「他の人はもっと稼いでる」

「自分は無職でこんなに時間があるのに、これしかできないのか」

SNSを開けば、同じようにポイ活している人が何千円、何万円と稼いでいる投稿が流れてきます。

自分のペースが遅すぎる気がして、自己否定のループに逆戻りしそうになりました。

そんなとき、ふと思ったんです。

「なんで僕は、人のスピードばかり気にしてるんだろう?」

「僕は“できなかった自分”と比べることから始めたんじゃなかったっけ?」

あの日、布団から出るのも精一杯だった僕。

その僕が、今は毎日スマホを開いて、タスクをこなして、少しでも前に進んでいる。

比べるべきは、他人じゃなくて“過去の自分”だった。

そう思えた瞬間、少しだけ気持ちが楽になりました。

ポイ活はただの手段。気づきのきっかけだった

今思えば、ポイ活は「収入源」としてだけでなく、“自分と向き合う時間”をつくってくれたように感じます。

作業をしている時間は、頭を空っぽにできた。

成果が見えることで、自己肯定感が少しずつ戻ってきた。

でも、本質はそれじゃない。

ポイ活という“取っかかり”があったことで、僕は「何かをしていい」と思えるようになったんです。

うつ病で無職で、社会から取り残されている気がしていた僕にとって、“始めてもいい”と感じられたことこそが、大きな一歩でした。

「自分には何もない」

そう思っていたけど、実はそうじゃなかった。

何もないと思い込んでいただけで、まだできることがある。

そして、それに気づくための入口が「1日100円のポイ活」だったんです。

今、うつの僕でも伝えられることがある

「動けた」という事実が、すべての始まりだった

今も僕は、完全に元気になったわけではありません。

気持ちが沈む日もあるし、何もできずに終わる日もある。

だけど、それでも——「1日100円稼ぐこと」が、今も僕の中の灯になっています。

たった100円。

されど100円。

最初は、本当にそれだけでした。

でも、その100円は、“確かに動けた”という実感をくれました。

誰かに評価されるようなすごい成果じゃなくても、自分で「今日の自分は何かをした」と言える証があった。

その小さな積み重ねが、今の僕を少しずつ支えてくれています。

そして気づけば、「今日、何しようか?」と思える日が増えてきたんです。

あなたにも、今日できる“100円”があるかもしれない

もし、この記事を読んでいるあなたが、

「何もできない…」

「今日も無駄に過ごしてしまった…」

そんな気持ちで苦しんでいるのだとしたら、僕はこう伝えたい。

「あなたには、できることがあるかもしれない」と。

それは、誰にも見せなくていい。

誰かに「すごいね」って言われなくていい。

ほんの少し、自分が「やった」と思えること。

それが、ポイ活でもいい。

スマホのアンケートでも、数円の報酬でもいい。

大切なのは、“行動した”という事実。

そしてその小さな行動が、やがて「自分を信じる力」になっていく。

僕は、たまたまポイ活だったけれど、それは手段にすぎません。

あなたにとっての“100円”は、別の形かもしれない。

でも、かならず何かがあるはずです。

今の自分を責めている人へ、かつての私が伝えたいのは、

「あなたはもう、頑張ってる。次は、ほんの少しだけ動いてみてもいい」ということ。

きっかけは何でもいい。

それが、あなたにとっての“はじまり”になりますように。

まとめ:小さな一歩が、過去の自分を救いはじめる

「ポイ活で1日100円」。

はたから見れば、取るに足らないことかもしれません。

でも、うつ病で動けなかった僕にとっては、それが“自分を取り戻すための入り口”でした。

何もできなかった毎日。

布団から出ることすらしんどかった時間。

その中で、「何かをした」と思える初めての行動が、たまたまポイ活だった。

この経験を通して気づいたのは、

大切なのは「何をするか」ではなく「動けたという事実」だということ。

小さな一歩が、自分の価値を少しずつ思い出させてくれる。

この記事をここまで読んでくれたあなたにも、きっと「自分なりの100円」があるはずです。

それは、誰に見せるためでもなく、自分のために踏み出す一歩。

そしてその一歩は、あの日の自分を救うと同時に、“今日のあなた”を確かに前に進めてくれます。

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