不幸や哀しみをにじませた文章が人の心を動かす理由

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「人の心を惹きつける文章って何だろう?」

僕はこれまで10年近くブログを書きながらずっと考えてきました。

そして気づいたのは、

「書き手の不幸や悲しみ、どうしようもない虚しさや哀れみがにじみ出ている文章ほど、人の心を掴み、最後まで読ませる力がある」

ということです。

ただ、「不幸がにじみ出ている」というのは、何も直接的な不幸自慢とか、自分の不満をただ撒き散らすことではない。

それはただの感情の発散であって、読者を惹きつける文章にはなりにくい。

たとえば、誰かや何かに対して衝動的に腹が立ったとき、何か許せないことがあったとき、

それを直接「〇〇がムカつく」とか「〇〇しね」といったSNSの書き込みをたまに見かけます。

ですが、そんな感情の発散は読ませるとか心を惹きつけるとかいうそんな問題以前に、僕はまず「芸がないな」って思っちゃう。

そうではなくて、その負の感情を「表現」に変えていくことが大切です。

その不幸を、不満を、悲しさを、虚しさを、文章を書くのが好きな人は小説にして表現したり、ブログに書いたりすればいいと思う。

絵が得意な人はイラストにしたらいいし、音楽が好きな人は自分で曲や歌を作って演奏したりすればいい。

つまり、本音をそのまま出すのではなくて、その本音や不満を「プラスのエネルギー源」に変え、自分を動かす原動力にしていくんです。

僕もブラック企業で働きすぎてうつ病・無職になったことで、社会への不満をブログ記事にして発信していきました。

テーマは嫌々働くことへの不満から始まり、長時間労働や過労自殺などの社会問題についても記事にしてきました。

最初はただ自分が思っている不満を「なぜそう思ったのか?」という理由を添えて思ったとおり書いていったんです。

すると驚いたことに、お役立ち記事よりもこういった「本音をにじませた記事」の方が読者からの反応が多かったんですよね。

もちろん共感や肯定ばかりでなく、反論や批判もありました。

でもそれでいいんです。

だって当たり障りのことだけ書いてもそもそも読まれないですからね。

むしろ最後まで読ませたうえで、心を動かして批判したくなる。

そして実際にコメントまで書かせてしまう。

それほど強い力があるのだと思います。

ちなみにどうでもいいことですが、その記事は10年も前の、ブログを書き始めてすぐの頃の記事なので、今から見返すとすごく恥ずかしいんですけどね 笑

ともあれ、この経験から純粋な善意から発生したエネルギーより、

「不幸をプラスに転化し、それを原動力にしたエネルギーのほうが何倍何十倍も強い力があるし、人を惹きつける力がある」

と僕は思っています。

不幸も虚しさも、どう使うかであなたの表現力を爆発させるガソリンにできます。

だからあなたも、今抱えている苦しみをただの不幸で終わらせず、表現に変えてみませんか?

絵でも音楽でもいい。

あなたの好きな形で表現すればいい。

何もできない僕はそれを文章でやってきました。

そしてそんな表現ができる人を、僕は「かっこいいなー」と思って尊敬するし、「いい人だなー」と思って心から信頼します。

だから僕はそういう人と出会いたいし、僕自身も、これからもそんなエネルギーを文章に込め続けたいなと思います。

あと、これは僕の感覚になりますが、そういう人って上っ面だけじゃなくて、本当の意味で人に優しいんですよね。

何の苦しみも悲しみもなく順風満帆に生きてきた人よりも、こうやって泥臭くてもなんとか踏ん張って生き残ってきた人に僕はなぜかとても惹かれる。

僕はそんな人と仲良くなりたいし、もっというならば一生の友達になりたいなとさえ思っています。

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