「正社員じゃないと人生終わり…?」
「実家暮らしだとダメな奴扱いされる…?」
「やっぱり仕事は多少つらくても我慢すべき…?」
…もし、あなたがこう思っているなら、少し立ち止まってほしい。
僕もかつてはそう信じていた。
「正社員こそ正解」と思い込み、働きすぎてうつ病になり、結局、会社を辞めざるを得なくなった。
でも、そこから人生が終わったわけじゃない。
むしろ、“常識”の正体に気づけたことで、生きやすくなった。
この記事では、「常識に縛られて苦しくなっている若い人」に伝えたい話を、僕自身の経験も交えながら書いていきます。
「常識だから」と無理していない?
僕は子どもの頃からずっと、「正社員として働いてこそ一人前」だと思ってた。
仕事がしんどくても、「それが社会人ってもんだろ」と、無理やり自分を納得させていた。
周りもみんなそうだったから、それが“正しい”と思い込んでた。
でも、心と身体が壊れて、働けなくなったとき、初めてこう思った。
「あれ?“正社員=正解”って、ほんとにそうなのか?」
常識は“時代”によって変わるもの
たとえば昔、デパートが登場したばかりの頃は、「お客さんに買い物かごを持たせるなんて失礼だ」とされていたそうです。
でも今は、誰もが当たり前のように買い物かごを持って買い物をしている。
また、戦国時代を見てみると、敵の首を多く獲った武士が賞賛される時代もありました。
けれど今、人を殺めれば当然、犯罪者です。
こうして考えると、「常識」って、絶対的なものではなくて、その時代の“空気”によって変わるものなんですよね。
誰かの“都合”で作られた常識もある
常識って、単に時代の空気だけじゃなくて、誰かが得するように作られている面もあります。
たとえば、
- 「フリーターより正社員が偉い」→ 経営者にとって、長く働いてくれる人の方が都合がいい。
- 「実家暮らしより一人暮らしが一人前」→ 一人暮らしを増やせば、大家さんや不動産屋さんが儲かる。
- 「タバコやお酒が大人の象徴」→ 企業や国(酒税・たばこ税)にとっては重要な収入源。
こういった「常識」って、僕は“本当に“個人の幸せ”のために存在しているのか?”と思わずにはいられません。
もちろん、根拠があって広まった常識もあるとは思いますが、それを「すべて正しい」と思い込んでしまうと、自分の気持ちを押し殺すことになってしまう。
僕たちが大切にすべきは「自分の感覚」
大切なのは、常識に逆らうことじゃありません。
でも、「常識だから」と我慢して生きる必要もないんです。
心から納得してやっているならいい。
でも、そうじゃないなら、そこに合わせるために自分をすり減らす必要なんてない。
常識っていうのは、“参考”にするものであって、“正解”じゃない。
「世間がどう思うか」よりも、「自分がどう思うか」を大事にしてほしい。
これは、会社を辞めて、自分を取り戻しながら生きるようになった僕が、いちばん痛感したことです。
生きづらさを感じているあなたへ
「正社員じゃないとダメ」
「実家暮らしは恥ずかしい」
「仕事は辛くても我慢するのが普通」
そんな“常識”に縛られて、毎日苦しくなっているなら、どうか一度、自分の感覚に問いかけてみてください。
本当にそれ、自分が望んでること?
「違うな」と思ったら、その感覚を大事にしてほしい。
僕は“常識通り”に生きようとして壊れたけど、“自分の感覚”を信じてから、少しずつ、生きやすくなってきました。
常識は変わる。
そして、あなたの人生の舵を取るのは、あなた自身です。
まとめ
- 常識は時代によって変わる。絶対ではない。
- 誰かの都合で作られた常識もある。
- 自分が納得できるかどうかが一番大切。
- 「世間」より「自分の感覚」を信じていい。