毎朝早くから満員電車に揺られ、昼休みもスマホ片手に仕事のやりとり、夜遅く帰って家では寝るだけの生活。
「こんな生活、いつまで続けるんだろう…?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
僕自身、かつてはその生活の渦中にいました。
そして、働きすぎが原因でうつ病になり、ついには会社を辞めざるを得なくなりました。
しかし、療養中に出会った“モンテネグロの十戒”は、そんな僕の価値観を根底から揺さぶりました。
そこでこの記事では、毎日を一生懸命働くことに疑問を抱いているあなたに、立ち止まって考えるきっかけをお届けしたいと思います。
目次
「働くのが当たり前」に疑問を持った日
僕たち日本人にとって、「働くこと」は当たり前であり、時に“美徳”とされます。
「働かざるもの食うべからず」
「努力は報われる」
「人に迷惑をかけてはいけない」
そんな言葉を信じ、誰よりも真面目に、そして一生懸命に働いてきました。
でも、その「当たり前」が僕を壊しました。
ある朝、僕は布団から起き上がれなくなったのです。
頭が重く、身体が動かない。
食欲もない。
笑えない。
生きてる心地がしない。
泣きたくもないのに涙が出る。
診断は「うつ病」。
働きすぎが原因でした。
モンテネグロの十戒との出会い
療養中、ふとしたきっかけで知ったのが、“モンテネグロの十戒”でした。
モンテネグロという国は東南ヨーロッパのバルカン半島にある小さな国で、人々のあいだで冗談のように語られているこの十戒。
でも僕にとっては、ただのジョークでは済ませられないほど、心に刺さったのです。
モンテネグロの十戒(訳は僕が勝手に訳したものです)
モンテネグロの十戒
- 人間は生まれてくる時点で疲れています。だから休むために生きるのです。
- 自分を愛すように、自分のベッドを愛しなさい。
- 夜によく眠れるよう、日中はよく休息を取りなさい。
- 働いてはいけません。労働はあなたを死に追いやります。
- 誰かが休もうとしているのを見かけたら、手伝ってあげなさい。
- 労働はなるべく少なく。他人に与えることができる仕事は分け与えてあげなさい。
- 休むことは救いである。休息を取って死んだ人はいません。
- 労働は人を病気にします。若くして死んではいけません。
- 働きたい意欲に駆られたら、まずは座って落ち着きましょう。そしてじっと待ちなさい。そのうち働く意欲は消えていくでしょう。
- 飲み食いする者を見かけたら、その輪に加わりなさい。働いている者を見かけたら、遠ざかりなさい。彼らの邪魔をしてはならないのです。
僕たちは、もう少し「休む」ことを許してもいい
いかがでしょうか?
もちろん、これらの言葉は皮肉やジョークの要素も含んでいます。
だけど、心のどこかでこう思いませんか?
「こんなふうに生きられたら、どれだけ楽だろう」
「それでもいいんじゃないか」と。
日本では「がんばること」が正義で、「休むこと」は悪のように扱われがちです。
だけど、頑張りすぎて命を落とす人もいる現実を、僕たちはもう無視できません。
たとえば、電通であった高橋まつりさんの過労自殺の件だってそうです。
彼女の死を「他人事」だと思っている人も多いかもしれません。
ですが、僕は働きすぎでうつ病になったことで「明日は自分だったかもしれない」と思っています。
働くことに疲れていませんか?
もしかしたら、あなたも気づかないうちに「休むことを忘れて」いませんか?
休んでいるはずなのに、心がまったく休まらないこともあるでしょう。
もし、毎日が苦しくて、会社に行くのがしんどくて、朝がつらくて…
そんなときは、自分を責める前に、“モンテネグロの十戒”を思い出してみてください。
あなたが壊れてしまってからでは遅いんです。
終わりに:少しだけ、立ち止まってみよう
「そんなふうに生きられるわけない」
「社会はこんな甘くない」
そう思う人もいるでしょう。
僕もかつてはそうでした。
でも、うつ病を経験した今、僕は心からこう思います。
「生きるために働く」のではなく、「働くために生きる」ようになっていたことに、気づけて本当によかった。
どうか、この記事が、あなたが一度立ち止まって、自分自身の働き方や生き方を見つめ直すきっかけになれば嬉しいです。
もし、今すぐ「会社を辞めたい」と思っているなら…
「休みたいけど、仕事を辞める勇気が出ない…」
「辞めたいと言い出せない。言ったら怒られそうで怖い…」
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「もう限界かもしれない…」と感じたら、抱え込まずにプロに頼ってください。
自分を守ることは、決して“甘え”なんかじゃありません。
最後までお読みいただきありがとうございました。