今がどうしようもなくつらくてつらくて苦しくて、もう死にたい人へ

死にたい人へ

「何で自分だけこんなに辛い思いをしなければいけないの・・・?」

「他のみんなは普通に働けて、しかもあんなに楽しそうにしているのに・・・」

「だけど自分はそもそも働けないし、人生楽しむことなんて到底できない。どうして自分だけがこんなに惨めでつらいの?ていうか身体がこんな状態だと自分の人生ってもう終わりだよね?」

これはちょうど5年ほど前の僕自身の心情です。

元気な友達が、バリバリ働いている同級生が、ものすごく、ものすごく、ものすごく羨ましかった。

その時の僕はほんとうに悲しみと絶望に打ちひしがれていて、世界一の不幸者とまでは言わないけれども、間違いなく不幸だと思っていた。

だって、入社してたったの4ヶ月でうつ病になり、しかも外では働けない身体になってしまったのだから。

目次

「頑張れ」なんていう励ましの言葉はもういらない

きっと僕のことを気遣ってくれて、

「大丈夫。また頑張れば全然大丈夫だよ。」

と言ってくれた人もいるけれど、

その「大丈夫」って何を根拠に言ってるの?

根拠なんてどこにもないよね!

しかも「頑張る」って今さら何を頑張るの??

これまで十分頑張ってきたのにまだ何か頑張らないといけないの?

えっ!?何それ?本気でそう思って言っているわけ?

そうじゃなかったら、えっ?何?もしかして鬼??

当時の僕はそんな風に思っていました。

「自分とおんなじ状況でもないのにいい人面ひとづらすんじゃねーよ」

悪気がないのは分かっていたけれど、こんな他人の優しい言葉でさえ、当時の僕には尖った槍がまるで拷問のように心にチクチクと突き刺さるだけでした。

「思い描いていたライフプランが崩れた自分の人生は、もうどうしようもないのだろうか?」

うつ病で、しかも無職となったこれからの自分の未来を考えると、絶望と重圧で押しつぶされそうになりました。

そして、もう何がどうなってもいいようにも思えてきて、ついに僕は自殺まで図ろうとしていました。

でも本当は不幸でも何でもなかった

でも本当は僕は不幸ではなかったんです。

それはこうしてブログの文章を書いている今、冷静に、そして客観的に当時の辛い日々のことを振り返ることができるようになっています。

当時の僕は、

「自分だけがこんな苦しい思いや惨めな思いをしている」

って思っていたけれども、今は友達も、家族も、そして他のみんなも全員、それぞれがそれぞれなりに悩みや苦しみを抱えて生きているんだなあっていうことにちゃんと気付いている。

もちろん、それには深刻さの大小があって、問題の種類も人それぞれ全然違うものなんだけれども、それでもみんな何かしら悩みや苦しみを抱えていて、もがきながら毎日を生きている。

それに僕は本当の不幸者ではなかったのだ。

職を失ったからといって住む場所はちゃんとあったし、何より家族が生活のことは全部支えてくれた。

食事も不自由なく食べることができたし、もちろん今までどおり目も見えるし耳も聞こえるし、さらに話すことや書くことだってできる。

「なんだ、確かに悪いことばかりだったけど、いいこともちゃんとあるじゃないか!」

一度、思い描いていた人生のレールから脱線して、それからは悪いことばかりだと思っていたけれども、それは本当の意味で自分が強くなるために、そして自分らしく幸せに生きていくために必要なことだったのではと、今ではちょっとだけ思い始めています。

(ただ、もう一度うつ病の急性期を体験するとなると、もう二度と体験したくないですし、絶対に嫌ですけどね。)

今がどうしようもなくつらくてつらくて苦しくて、もう死んでしまいたいあなたへ

kaboompics / Pixabay

そういうことで、今回は、今がどうしようもなくつらくてつらくて苦しくて、もう死にたい人へ、同じくうつ病で絶望に打ちひしがれ、死のうとしていた僕からメッセージを送ることにします。

人生は長い。

長い人生、楽しいこと、嬉しいこと、幸せなこと、悲しいこと、辛いこと、苦しいこと、いっぱいいっぱいある。

だから、悲しくて、辛くて、苦しくて、どうしようもないときは、

子どもであっても大人であっても泣いたって全然かまわない。

僕もあの日、電車の中で一人、人目も気にせず泣き続けていた。

泣いて、泣いて、泣きたいだけ泣けばいい。

泣いて、泣いて、一日中泣き続ければいい。

なぜならそれがあなたの本当の気持ちだから。

くれぐれも、ここで感情を抑えることだけは止めてほしい。

思いっきり、泣いて、泣いて、泣いて、泣いて、泣き続けたっていい。

だけど、その涙もやがては枯れてしまう時が絶対に来る。

その涙が枯れてしまった時、そこから新たな人生が始まる。

それはあなたが「あなたらしく生きるための人生」を始める時。

そう、あなたはもう気づいているはず。

泣いても泣いてもどうにもならないんだから、

後は一歩ずつ前に進んでいくしかないっていうことに・・・

一歩ずつ前に進んでいこう

あなたは不幸ではない。

そして、あなたは一人でもない。

本当は良いこともたくさんある。

さらに、たくさんの人に支えられている。

ただ、今はそのことに気づかないだけ。

なぜなら、僕がそうだったから。

だからできることから一歩ずつ、一歩ずつ、前に進んでいこう。

だけど、時には後ろに戻ってしまうこともきっとある。

でも、あきらめずに、また一歩ずつ、一歩ずつ、前に進んでいこう。

きっとあなたはここまでよく頑張ってきて努力も人一倍してきた人であろう。

だからあなたは、泣き続けていても何も変わらないということはすでに知っているはず。

もちろん、自分一人だけの力でできないことは、

遠慮せずに周りに助けを求めてほしい。

そしてこれだけは約束してほしい。

決して一人で全部を抱え込まないで。

そうして、今の困難を乗り越えることができたなら、

今度はあなたがあなたと同じように苦しんでいる人を助けてあげることができるようになるから・・・

僕はそう思いながら、一歩ずつ一歩ずつ少しずつ前に進んでいったことで、

たくさんの良いことと、たくさんの人の支えがあることに気付くことができたのだから・・・

もちろん、無理のない範囲で少しずつでいいし、

何べんでも後ろに戻りながらでもいい。

だけどこれだけは信じてほしい。

一歩ずつ、一歩ずつ、少しずつでもいいので、

前に進むことで人生は必ず好転する。

なぜなら、5年前に死のうとしていた僕が今はこんな文章を書いているんだから。

あの絶望に打ちひしがれている時に、

まさか自分がこんな文章を書いているとは本当に夢にも思わなかったのだから。

最後に僕の座右ざゆうめいを紹介してこのメッセージを終えます。

「小さな一歩は大きな進歩」

あなたが今日踏み出す「小さな一歩」は間違いなく、

将来、幸せな人生を送るための「大きな進歩」になっているはず。

だから、どんなに小さなことでもいいので、

まさに今日のこの瞬間から「はじめの小さな第一歩」を踏み出してみよう。

そうすると、あなたにも僕と同じように、絶対に、絶対に、

「生きてて良かったなー」

って思える時が訪れる日が必ず来るようになるから。

以上が、今がどうしようもなくつらくてつらくて苦しくて死にたい人と、あの時の、死のうとしていた自分自身に送るメッセージです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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1 COMMENT

まりこ

すごくスゥッと胸に入ってくる文章をありがとうございます

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