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こんにちは。うつ病ブロガーのだいだいです。
うつ病になってしまうと誰しも人生に絶望してしまうことでしょう。
「うつ病はいつになったら治るのか、もう一生治らないのではないか」、「仕事はどうすれば…働けない自分は生きている価値がないのではないか・・・」。
僕自身もうつ病と診断され会社を退職せざるを得なくなり、これからの人生どうやって生きていけばよいのか分からなくなり、これじゃ死んだ方がマシだと考えて自殺未遂までした過去があります。
今回は、うつ病になり人生に絶望したときの対処方法をうつ病になった僕自身が実際に行ったこと3つを基に紹介しようと思います。
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目次
うつ病で人生に絶望したときは
うつ病になるとこれまで普通にできていたことができなくなるため、これからの人生に絶望してしまう人が多いです。
「今まであたりまえにできていたことができなくなる」。
これは本当につらいことですし、僕も実際に経験したので絶望する気持ちはよく分かります。
それでもすぐに気持ちの切り替えができれば良いのですが、うつ病になると治療のため仕事を辞めざるを得なくなったり家族の力を借りないと身の回りのこともできなくなったりと、生活する環境がこれまでと大きく変化するのでそれが受け入れられず何もかもが嫌になり死を選ぶ人がいるのも事実です。
環境が変わることはうつ病ではない普通の人にとっても大きなストレスになりますので、うつ病で正常な判断ができなくなっているときの影響はとても大きいのです。
僕も冒頭で述べたようにそんな選択をしようかと考えたことがありますが、そんな時に僕が実際に試して効果があった対処方法3つをこれから書いていこうと思います。
未来について何も考えない
一つ目はこれからの人生について、未来については「何も考えない」ということです。
うつ病になってすぐの週数間~数か月間(急性期)は精神的にも体力的にも参っている状態ですので、とにかく今後の人生や未来について考えないことがおすすめです。
なぜかというと、うつ病になってすぐにこれからの人生のことを考えても、うつ病の影響で思考の視野が狭くなっているので明るいことを考えられるどころかさらなる絶望感を生むだけです。
うつ病になってすぐの絶望感を乗り越えるためには、とりあえずこれからの人生のことを考えるのは止めて休むことです。
うつ病になってしまったということはこれまであなたは頑張ったのです。
頑張りすぎてうつ病になってしまったのだから、こういう時はひたすら何も考えずにその絶望の嵐が過ぎ去るのを待った方が良いです。
何か自分でやってみようかなと思うようになるまではとにかく休んで身体をいたわることだけを考えると良いです。
あきらめる
二つ目は「あきらめる」ということです。
うつ病になって数か月~半年ぐらい休むと、うつ病になってすぐの頃よりは病状も少しマシになる人も多いかと思います。
すると、休んだままで何もしない自分に罪悪感を抱くようになり、「今はうつ病で会社を辞めてしまったけど必ず社会復帰する!」という目標を立てて生活リズムを取り戻そうとする人も多いです。
特にうつ病になった人は真面目で完璧主義の傾向がある人が多いため、そう考える人も多いです。
真面目なあなたはそうではありませんか?
そう考えて夢や目標を立て努力することは素晴らしいことですが、今回はあえて「あきらめること」を提案します。
なぜなら、夢や目標にとらわれ過ぎていると人生が苦しくなるからです。
仮に思うような社会復帰ができたとしても、再びうつ病になってしまっては元も子もありません。
うつ病になったあなたは今まで高い目標や理想を持って生きてきたのではないでしょうか?
しかし、あなたは今はうつ病という病気です。
高い目標を病気の人に求めるのは酷なことだと思いませんか?
例えば、足を骨折した人に「今すぐ走れ!」と言うと、「とてもひどいじゃないか!」と憤慨する人が多数だと思います。
うつ病は脳の機能障害です。
脳に異常がある人に「会社でフルタイムで働く」といったような健康で普通の人と同じ目標を掲げると苦しくなります。
何ならその目標はきっぱりあきらめてみてはいかがでしょうか。
僕はうつ病になったことにより、普通で健康な人が考える「社会復帰」はあきらめることにしました。
こうすることで僕は精神的にとても楽になり絶望を感じることもなくなりました。
その代わり自分が好きなこと、得意なことを仕事にするという目標を掲げました。
あなたにとって社会復帰とは会社に雇われて働くことだけですか?
実は世の中にはたくさんの仕事や働き方・生き方があります。
完璧な人生とは「会社に雇われて働くこと」だけではありません。
どうすればうつ病の自分でも満足できる毎日を送ることができるのか、自分が今思っている「完璧な人生」をあきらめることが自分に合った新たな生き方を見つける近道になると僕は思っています。
夢や目標を「あきらめてはいけない」と思っているとその夢や目標が達成できなかった時に自分が苦しむことになります。
それはどういうことかと言うと、世の中には頑張ったら達成できる目標とどう頑張っても達成できない目標があります。
自分にとって達成できない目標をいつまでも掲げていると、達成できなかった時にさらに強い絶望を感じるようになってしまいます。
そういう場合はあえて達成できそうな低い目標を立てる方が良いのです。
自分が思っている「~すべきだ」や「~しなければならない」を排除すると、心の重荷が取れたように楽になります。
思いを文章化する
三つ目は今自分がどう思っているのか実際の心境や思いを文章化してみることです。
とにかく自分が思っていること、特に絶望の元となる心の中のモヤモヤとした感情を文字にして吐き出してみることです。
僕は自分のその時の思いをノートに、そしてブログに文章として表現したことによりうつ病になった事実をようやく受け入れることができるようになりました。
文章化してみることで自分がどう思っているのか客観的に知ることができ、自分が具体的に何に絶望しているのか把握することもできます。
絶望がどこから来るのか分かると、その絶望を消し去る方法を見つけることもできるようになるかもしれません。
インターネットには無料のブログサービスがいくつもありますが、始めは日記のような短い文章で良いと思います。
ネットに書くのが難しいと思うのであれば紙のノートでもOKです。
僕も最初は紙のノートで書き始めました。
とにかくノートでもブログでも何でもいいので、絶望の基である心の中のどす黒い感情を文章にしてみることが大切です。
絶望したままでは良い考えも浮かんできませんからね。
まとめ
今回は自身もうつ病で人生に絶望したことのある僕が実際に行って効果があったうつ病で絶望した時に試した対処方法を3つ紹介しました。
うつ病になってすぐの急性期は考えるだけというか考えても絶望しかやってこないので未来のことは考えずにただひたすら休むことが大切です。
また、一番効果があると個人的に思うのは、3つめの「思いを文章化する」ことだと思います。
僕はブログを書き始めたことによりうつ病の症状も少しずつですが良くなってきています。
冒頭に僕はどうやって生きていけば良いのか分からなかったと書きましたが、思いを文章化することで生きる意味を見いだすことができました。
あなたも自分の思いをまず文章化してみることが絶望から抜け出す第一歩となるかもしれません。
今回のお話は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。