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こんにちは。うつ病ブロガーのだいだいです。
僕はツイッターもしているのですが、本日ツイッターのタイムラインを見るとあるツイートが目に飛び込んできたので今回はこのことについて思ったことを書こうと思います。
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目次
普通って贅沢?
あるツイートとはこちらです。
母「あの子、就活上手くいってないのかしら。」
弟「いいじゃん、フリーターでも。」
母「だめよ、せっかく大学に入ったんだから、フツーに就職して、フツーに結婚して・・・」
弟「今そういうの普通じゃないの。贅沢。」#重版出来なにこの正論
— 南十字れいん (@_SouthernCross_) 2016年5月3日
このツイートは2016年5月3日にTBS系列で放送された火曜ドラマ『重版出来!』(じゅうはんしゅったい)第4話を見た一視聴者がツイッターにつぶやいたツイートと思われます。
この中で母は大学に行って就職して結婚することが「普通」と思っているようですが、弟と見られる登場人物は今の時代はそれは「普通」ではなくて「贅沢」と思っているようです。
ツイートの投稿者はこの弟と見られる登場人物の意見に「なにこの正論」と賛同を示しています。
僕もこのツイートの投稿者の意見に賛成です。
今の社会、そんなに人生思い通りに行く人の方が「普通」ではないです。「贅沢」です。
こういう「普通」という価値観を若者や子どもに押し付けるのは決まって高度経済成長期を生きてきた大人たちだと思います。
しかし無理もありません。
一億総中流という時代であった日本社会を生きてきた人は「いい学校に行っていい会社に就職してバリバリ働いてお金を貯めて結婚して家族を作り子どもを育て上げ老後はゆっくり生活する」ということが一種のデフォルトとなっているからです。
それがこの母のいう「フツー」なのでしょう。
しかし今の社会はどうでしょうか?
あなたもよく考えてみて下さい。
「フツーに就職して」とありますが、今の時代、入社を希望する会社に就職できる人はどれくらいいるのでしょうか?
僕も2年前は大学生で就職活動をしていたのでよく分かりますが、入りたいと思う会社に入社できるのはほんとにわずか一握りの人だけです。
100社も200社も採用試験や面接を受けて内定を得ることができたのはたった1社だけだったという話は今の大学生の間では珍しい話でもありません。
また「フツーに結婚して」とありますが、結婚したいと思って結婚できる人は何%いるのでしょうか?
経済的な問題も考えなければなりません。
お金もないのに結婚して子どもを産むなんてただのバカだと僕は思います。
これが叶えられる人ってとっても贅沢だと思いませんか?
「普通」って何?
そもそも「普通」って何でしょうか?
高度経済成長期を生きてきた人は上記のように「就職して結婚して・・・」が普通だと考えている人がほとんどだと思います。
それは今まで大半の人がそうしてきたからです。
ではなぜ普通じゃないといけないのでしょうか?
上のような弟が言うようにフリーターではだめなのでしょうか?
あなたはみんなが就職するのが普通だと思っているから就職するのでしょうか?
あなたはみんなが結婚するのが普通だと思っているから結婚するのでしょうか?
答えは「ノー」のはずです。
僕は就職や結婚は自分自身が幸せになるためにするものだと思います。
別に就職するな、結婚するなと言っているわけではありません。
あなたが就職して幸せになると思うなら就職すれば良いし、あなたが結婚して本当の幸せを手に入れることができると思うなら結婚すれば良いことです。
そんなの個人の価値観の問題であってもちろん外野の僕がどうのこうのと口出しする立場ではありません。
でも「みんなが就職するから自分も就職しなければならない」、「周りが結婚しろとうるさいから結婚する」と思い就職や結婚をすることはもうやめにしませんか。
なぜ「普通だから」といった理由であなたの人生の大きな選択である就職や結婚を決めなればならないのでしょうか。
「大学3年生になったから就活をする。」
「もうすぐ30歳になるので結婚をする。」
これからのあなたの長い長い人生を「それが普通だから」という単純な理由で決めてしまって良いのでしょうか。
あなたの人生は他人の価値観で決めるものではありません。あなた自身が決めることだということなんです。
普通ではない僕が思うこと
僕は大学を卒業し会社に就職をしましたがわずか4か月で退職せざるを得ない状態となってしまいました。
原因はうつ病です。
今は自宅で療養中で上記のような「普通」の人から見たらただの無職です。
つまり社会というレールから外れた「贅沢」ではない人です。
僕は親の言われる通り、学校の先生が言う通り、周りのみんなに流されて普通に就職した結果うつ病を発症し無職になってしまいました。
大学生の時「周りが就活を始めたのでとりあえずしないといけないなあ」と思いながら就活しましたが、このありさまです。
しかも不眠や倦怠感などうつ病の症状と現在も闘っています。
こんなことになるんだったら焦って就職なんてしなければ良かったです。
焦らずゆっくり自分のペースで自分の力が発揮できる会社を見つければ良かった。
さらには就職の他にも進学や起業・就職浪人・フリーターなど選択肢はもっとあったはずです。そのことを2年前の自分に教えてあげたいです。
進学、就職、結婚など人生の大事な選択は「普通」という基準ではなくどうかあなたの判断で選択してほしいと思います。
今回のお話は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
普通という言葉に対してさも当たり前に使われる日常に疑問を持ってます。
あなたの仰ることに共感します。
確かにこのご時勢、正社員としての就職口を手に入れるのにかなり難しいものであるにも関わらず、結婚ってのはおろかな話ですよね。私の親戚で2人が結婚決まりましたが、あなたの仰る通り「普通」ではなく「贅沢」なことだなって改めて感じました。日本の世間体は、世間体の考え方から外れている者は「異常な人」とか「悪い」、「変わり者」というように見なしてしまいます。世間体を気にせず、自分の人生を決めるべきですね!