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こんにちは。うつ病ブロガーのだいだいです。
あなたは子どもの頃から、親や先生など周りの大人に、
「人に迷惑をかけてはいけない。」
と教えられて今まで生きてきたことと思います。
というか、僕を含めほとんどの日本人はこうやって「人に迷惑をかけることはダメだよ」と当たり前に教えられるわけですが、こればっかりを考えて他人の目を気にしすぎるあまり、それで疲弊している人ってけっこう多いと僕は思うんです。
このように「人に迷惑をかけてはいけない」と他人からどう思われるかを基準に物事を考えてしまい、なかなか行動に移すことができないというような人はとても多いのではないでしょうか。
だからと言って積極的に迷惑をかけていいとは言いませんが、個々人が他人への迷惑を気にしすぎて自分のやってみたいことが抑止され、新しいことに挑戦するのを諦めてしまうのは社会全体としてもいいものだとは思えないし、何より精神衛生上よくありません。
今回の記事では、このような他人への迷惑ばかりを考えてしまい、それが原因で行動を躊躇してしまいがちな人へ、少しでも楽に生きることができるヒントを僕が与えられればうれしいです。
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目次
人は誰でも迷惑をかけて生きている
人は誰でも一人では生きていけません。
母親のお腹から生まれる前から魂が死んで葬式を終えるまでの間、人は多くの人に助けられ、お互いに支え支えられながら生きています。
そんな中で、生まれる前から死んだ後まで、他の誰ひとりにも一切迷惑をかけずに一生を終える人なんてこの世に存在しないと僕は思うのです。
人が生まれる時は誰だってその人の母親は痛い思いをしただろうし、人が死んだ時は大勢の人が悲しむことでしょう。
僕もあなたも今まで生きてきてたくさん迷惑をかけてきたことでしょうし、これからもたくさん迷惑をかけることになることでしょう。
そう考えてみると、僕もそうだし、おそらくあなたも生きているだけで誰かしらに迷惑をかけているはずなんです。
だからもし本当に「人に迷惑をかけてはいけない」のが正解だったとしたら、この世の誰も人は生きられない世界になってしまう。
そうであるから、「人に迷惑をかけてはいけない」と、言動に移す前に深く考えてしまい、なかなか行動に移すことができない人は、「人は誰でも必ず迷惑をかけてしまうものなんだから、自分が迷惑をかけてしまうのはしょうがない」ということをまず頭の中に入れておくことにしましょう。
僕も、あなたも、親も、先生も、あなたが好きなあの子も、あなたが嫌いなあいつも、どんなに偉い人でも大金持ちでも総理大臣でも天皇陛下でも人は誰でもみんな、お互いに迷惑をかけあいながら生きているんだということを前提条件として認識しておくのです。
迷惑をかけるのはお互い様

こうやって、「誰でも迷惑をかけて生きている」と考えるだけでこれだけでも心は軽くなって生きやすくなると思うのですが、こういう風に考えるともっと生きやすくなると思いませんか?
「自分もたくさん人に迷惑をかけて生きているんだから、人のことも許してあげよう。」と。
これは実はインドの考え方で、僕はこの考えを初めて知った時、「インドはなんて優しい社会なんだ!」と感動したというか、心が洗われるようでした。
普通に考えて、「人に迷惑をかけないようにと、常にお互い精神を張り巡らして生きるギスギスとした社会」と、「人に迷惑をかけるのは仕方のないことなんだから、それなら他の人の迷惑も許せる寛容な社会」を比べてあなたはどっちの社会が生きやすいと思いますか?
僕は今まで、「他人に迷惑をかけてはいけない」を意識し過ぎるあまり、他人の迷惑にも敏感になってしまっていて、特に仕事が忙しかったときは、電車や飲食店で一緒になった人の何気ないちょっとした振る舞いにもイライラしていた自分がいました。
「自分はちゃんとやっているんだからお前もちゃんとしろ!!」みたいに、すごい上から目線。
でもこのインドの考え方を知ってからは電車内で赤ちゃんが泣いていても、
「ちょっとぐらいいいじゃん、泣く子は元気。親も大変だな。」と、
スーパーでレジが並んでいても、
「忙しくて大変だな、いつもお仕事ご苦労様です。ありがとう。」
などと寛容な心を持つことができるようになりました。
僕は個人的に、迷惑を元々抑止しようとする日本の考え方より、迷惑を許容できるインドの考え方の方が暮らしていて心地よい社会だと思うし、心が広いというか優しいというか、すごい寛大な感じがして好きです。
このように迷惑をかけるのはお互い様なんだから他人のちょっとした迷惑は許してあげよう。その結果、人は他人に優しくなれると僕は自分の経験からそう強く思いました。
最後に
僕はうつ病になって普通に働くことが困難となってしまったことから、親をはじめ多くの人に迷惑をかけていることでしょうし、これからも迷惑をかけることになると思います。
でもそれは当たり前のことだし、会社を辞めて療養を始めてからは、逆にそれまで当たり前になり過ぎて気付かなかったたくさんの人の優しさに気付くことができました。
着るものがあって食べるものがあって住むところがある。
水や電気はおろか、スマホやパソコンなどインターネットも普通に使えて、スーパーやコンビニに行けばいつでもモノが売っていて、電車もバスも普通に走っている。
そうであるからこそ、そこで頑張って働いている人がかける少しの失敗や迷惑には僕はなんとも思わなくなりました。
だから「迷惑をかけてはいけない」に自分で自分が縛られて生きにくさを感じている人は、
「人はみんな迷惑をかけて生きているんだから大丈夫」
という考えに切り替えて、自分が生きやすく他人の迷惑が許容できるような優しい社会を一緒に作っていきましょう。
今回のお話は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。